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平日の休み

今日は、久しぶりに一人で出掛けることにした休日。朝に弱いのを無理はしないが、できるだけ急いで出発した。
何しろ遠い日記屋 月日さんへ向かうことにしていたのだから。
委託販売でお世話になって時間も経つ。どんなお店なのだろうという興味も大きかった。なので、遅過ぎるくらい。

昼時の混雑したランチで時間を取られるのを避けるため、既にお腹が空いてきていた新木場で、簡単に食べた。モーニングのメニューを食べられた。

ガラス越しの目の前を、夢の島熱帯植物館による、改札内のお正月ディスプレイが、分解されて運び出されて行く。
分解された状態も興味深かったが、どんな作業をしてるのだろうと、とても気になった。
残念ながら、その場所は見えない。
撤去だけかと思ったが、見ていると、運び込まれている節分ディスプレイと思われる物もあった。新たな設置もあるらしい。

表参道までは、近辺に美術館もあったり、何度も訪れているので、詳しくはないが、まるで知らない場所ではない。
あと一駅先の渋谷駅へは、まともに乗り換えられるのか、わからないまま到着した。

最近は行っていなかったとはいえ、見慣れた辺りの地上に出たので、問題なくホッとした。渋谷駅前でも別なエリアだと、何度も迷ったことがある。

無事に下北沢に着いたが、日記屋さんがある、BONUS TRACKという場所より手前の道を曲がってしまい迷った。間違ったらしいと戻ったところ、間違う前に見回していれば、視界に入る場所にあった。

日記屋さんの店内は、よく集めたものだなぁ、と思う、日記や、日記についての書籍が集まっていた。ステキなセレクトショップだった。委託販売でお世話になっている日記は、誰かがめくってくれた跡が、何だか嬉しかった。

去年のCHIBA FOTOのとき、旧神谷伝兵衛稲毛別荘で配付されていた、花光志津さんの日記も売られていた。日記と写真のワークショップの先生、金川さんがまとめられ、その別荘を会場に、金川さんの展覧会が行われた。

お店の方と、おしゃべりした。
日記を読むのは時間がかかると話されていた。
金川さんが紹介されていた「長い一日」(滝口悠生:著)という分厚い本が、なかなか読み進まずに驚いたのを思い出し、同意した。
その作家の別な日記の本も売られていて、お店の方から、小説も面白いと教えていただいた。

本の購入ではなく、甘さ控えめな美味しいココアを、タープの下でいただいて一休み。
日記祭の会場にもなる場所だろう。委託販売でお世話になる予定。

日記屋さんを出て、下北沢駅を見つけたが、東京ミッドタウンへ向かおうと乗った電車は、間違っていた。
それでも、予定していた時間くらいには、乃木坂駅に着きそうだった。

ようやく土地勘のあるエリアに近づき、緊張感の緩んだ電車の中で、この後、ギャラリー・間の目の前を歩くことに気づいた。

21_21 DESIGN SIGHTと、東京ミッドタウン・デザインハブを見る予定だったが、ギャラリー・間の予約が取れるようだったので、デザインハブを止めることにした。

ギャラリー・間では、妹島和世+西沢立衛/SANAA展「環境と建築」が、明るい日差しの入る中、開催中だった。中庭の展示も含め、楽しく眺めた。

2階のBookshop TOTOで、本ではなく、小さな玩具を買った。子ども用ではなく自分用。

ミッドタウン周辺は、下校中の小学生が歩いていた。うちの子どもも帰宅する時間なのかと焦りそうになったが、21_21へ行く時間は問題なく残っていた。

2121年Futures In-Sight展を見てきた。未来について、いろいろな問いを立てて、いろいろな業界の人が答えている内容は興味深かった。

未来へ行く車にも乗ってきた。
森にいるような音にも浸ってきた。

ヒトの歴史は長く感じるが、ビッグバンを元日とすると、とても短い。
そんなことを、展覧会の導入部分で感じてからのたくさんの情報は、どこか儚く感じられた。
未来は確実に予想できる訳もなく、それでも、刻々とやってくる。実体を感じにくいという意味では、儚いという言葉の仲間なのかもしれない。

9月

うちの子どもより早く帰宅した。
早速、小さな玩具を開けた。

仕事をしていると、確実につついて壊れそうな場所だが、とりあえず積んで並べてみた。

明日の仕事どころか、帰宅した子どもが触り、あっさりとバラバラになった。

並べ方は違うが、それでもまた、同じ場所に置いてある。
何だか楽しい気分になれ、買ってきて良かったと思った。

慣れない場所まで足を伸ばした、大人の遠足。
晴れていたせいもあるのか、気持ち良かった。