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みんな"ホラー"は好き?恐怖の種類って何があると思う?

私は、「人がやっているお化け屋敷」というものによく参加します。
そういうホラーがめちゃくちゃ好きだけど一人では参加できない!という友人に誘われることが多いです。

ちなみにホラー映画も、そこそこ見ます。
やっぱり一人では観られないんだ!という友人に誘われるパターンが多いです。

私自身はホラーを楽しんでいるのですが、割と笑ってしまう感じで楽しくなっちゃうことがあります。このあたりは、また別の機会にお話ししましょう。

さて、そこでちょっと思ったことがあります。

「怖い」って何でしょうか?

もちろん、痛そうなことをされていたり
苦しそうなことをされていたり
そして、それが自分の身にも迫っていたら……怖いですよね。

しかし、お化け屋敷の場合はどうでしょうか。

痛いこと苦しいことをされるはずがありません。
されるかも?と思うことで怖いのでしょうか。

素人なりにちょびっと考察してみます。


1.怖さの種類

1-1.想像できるからこその怖さ

「ここでこれが出たら嫌だな……」とか
想像できることで恐怖が出てくるパターンがあるかと思います。

たとえば、
ちょっとだけ開いているドアや引戸

何かがいそうな気がしませんか?
少しだけ開いている押し入れ、とか。
誰かが覗いているかも、みたいな。

普段と違う"異変"が生じているパターンも似ていますね。

普段なら施錠されているはずの玄関ドア
誰もいないはずなのについている電気

思わず、「誰かいるの?」と確認しながら部屋に入りたくなります。誰もいないのに。いないはずなのに。

こういう、「もしかしたら?」という想像が恐怖に繋がることはあるかと思います。

しかし、知らないものは想像しようもありません。
事件や事故、心霊現象などについて、映画やニュースで見てしまったから「知っている」状態になっていて、だからこそ想像できてしまうといえるのではないでしょうか。

結局は人間が一番怖いよね、とか言われるのも

「こういう事件があったから」

という「知っている」ことが根底にあるかと思います。
恐怖とは、自身の経験からやって来るものなのかもしれません。

1-2.想像できないことへの怖さ

さて、お次は全く逆のことです。

想像がつかないからこそ怖い。

つまり、
何が起きるのか
何がいるのか
何かがあるのか

「分からない」ことが恐怖の対象ということです。

人間は、未知を怖がります。
そのため、科学が発達する以前は
自然災害や流行り病を神の怒りだと表現していたこともありましたよね。これは罰なんだ、意味もなく起きていることではないと思っていたのかもしれませんし、そのあたりは宗教学になってしまうので置いておくとして……。

何が、いつ、どうなるのか
それが分からない場合、本能的な恐怖を感じるでしょう。
現代でもそれは変わりません。

なので、ホラー映画やお化け屋敷で「何がどうなるの!?」という状況に緊張し、恐れを感じてしまう。

と言ってしまえば、確かにその通りでしょう。

ここでは経験なんて関係ありません。

「幽霊なんているはずがない!」と思っていたとしても、誰もいなくて何もない場所で急に知らない笑い声が響いてきたら怖いじゃないですか。
人がいるかも、という恐怖もありそうですが

何が起きているのか確かめて尚且つ怖いという現象もあるでしょうが、何が起きているのかどういう状況になっているのか掴めないという恐怖もまた存在するでしょう。

2.「恐怖」ってなに?


Wikipediaでは恐怖の兆候と症状について、以下のように記載されています。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%90%E6%80%96

  • 瞳孔の拡大(恐怖に対する視覚の対応)

  • 肺の細気管支の拡張(酸素吸収を高める)

  • 血圧と心拍の急上昇(脳と筋肉にエネルギーを供給する)

  • 肝臓のグリコーゲン分解(瞬発力を高める)

  • アドレナリンを含む血流の大放出(生理的防御力の向上)

  • 脾臓の収縮(白血球を供給する準備)

  • 膀胱と結腸を空にする準備(エネルギー消費の準備)

  • 消化器官の毛細血管の収縮(血流を筋肉側に集中させる)

  • 立毛(鳥肌が立つなど、毛が逆立つ現象。敵に対して体を大きく見せていた名残りと考えられる)

  • 消化活動の低下(消化に使うエネルギーを別の場所に使うため)

気付きました?

気付きましたね?

そう、これらすべて「攻撃(戦う)」「防御(守る・逃げる)」のための反応です。
つまり、身を守るための反応が全身に起きているわけです。

これ自体は「闘争・逃走反応」で説明ができるので割愛するとして

恐怖によって、どう動くかの選択に迫られるわけですね。

生命を維持するための食料の消化よりも、運動機能が優先されるのだとすれば、「逃げるのか?」「戦うのか?」の判断に迫られている脳が身体に準備をさせているといえます。

え?
今は生存本能とかの話ではないって?

いや、でも、そうなんですよ。恐怖って。
恐怖があるからこそ、人は判断するスイッチが入り、逃走するか闘争するかの切り替えができるわけです。

なので、恐怖ってなに?という答えとしては、

自分に害を及ばされることへの警戒

ということに落ち着くのではないでしょうか。

映画に関しては、「こうされたら嫌だ」みたいなあたりでしょうか。

というわけで、恐怖に関するプチ考察でした!

「いやいやこうなんじゃない?」などあれば、教えてください。

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