40歳になるわたしが教える"30代"にやっておくと良い5つのこと
もうすぐ40歳になります。30歳になった時は、あまり実感がなくて。年齢なんてただの数字じゃないかと思っていましたが、40歳に向けて身体的な変化も感じやすくなりました。
あと何年生きられるのかわからないけれど、まぁ女性の平均寿命が87,09歳らしいので、折り返し地点に近づいたとは言えそうです。
さて、本題へ。40歳、せっかくなのでこのタイミングで30代を振り返ることに。キャリア支援をやっている身としても、どなた様かのお役にたてたらと、記録を残しておくことにしました。
わたしの30代振り返り
プライベートでは、31歳「移住・家を買う」と35歳「母になる」が大きな転機でした。仕事面だと36歳「育休復帰のマミートラック」、37歳「フリーランスになる」「スタートアップにフルコミする」が大きな転機でした。
あと、39歳で決断した"第二子は?"に決着をつけたことも。これはまたいつか別の機会にお話しできたらと思います。
30代にやっておくと良いこと
40歳になるわたしが自身の30代を振り返って、これはやっておけ!と力強くお伝えできる内容を5つにまとめました。
1.30代こそチャレンジングなキャリアシフトを経験しておこう
これは本当にみんなやった方が良い。年齢を重ねれば重ねるほど、市場的にも転職や転身のハードルは高くなりますし、キャリアに対する自身の姿勢も挑戦より保守寄りになっていきます。
だからこそ、30代でのキャリアシフトは長い目で人生を見た時、好機と言えます。
万が一キャリアシフトがうまくいかなくても、まだまだ立て直しが可能な年代ですし、"合わなかった"という結果自体がその後のキャリア選択に役に立ちます。
わたしはこれまで、社員→「異業界転職」→契約社員→「転職(出戻り入社)」→契約社員→社員→「フリーランス転身」→フリーランスで複業→「就職」→社員+複業…の道を歩んできました。
これ30代だから柔らかにチャレンジできたなぁと。妊娠、休職、出産、マミートラック、子育てと色々ある中で、自分に合った仕事や働き方を試し試しベストアンサーを探してきました。
キャリアシフトは異動や転職だけでなく、副業挑戦やフリーランス転身も含まれます。そもそも30代で実行できなかったことを、40代50代でチャレンジしやすくなるとは考えにくいですよね。
特に、30代で個人事業主として仕事をすることは、将来の自分を救う資産となります。投資すべき経験であると考えた方が良いです。
自己ブランディング、仕事を得る活動、値付け、価格や期限の交渉、顧客とのやりとり、仕事の評価、経費精算、収支管理、納税処理、保険などマネープラン…これらがジブンゴトとしてリアルに降りかかる。
お金を稼ぐ仕組みやその大変さがわかります。わたしの場合、フリーランスを経験したことで、自分の名前で仕事を得て生活する自信がつきました。
ひとつの会社や仕事に縛られない生き方ができる。キャリアの選択肢を複数もてている状態、これが今のわたしです。
とにかく、30代のチャレンジは未来の自分を助けます。但し、やみくもに挑戦せよと言っているわけではありません。挑戦前にはしっかり自己分析をして戦略を錬らないと、成功の可能性が下がるので注意です。
2.30代こそ好きな場所に引っ越そう
どこに住むかは、QOLに関わると思っています。わたしは海が好きで海のそばで生活することが夢でした。
今はその夢が叶い、リビングや寝室から海が見えるし、波音を聴きながら仕事をしています。5分歩けば人のあまりこない砂浜でリフレッシュできる環境です。
かつては、マンション暮らしで窓を開けたら隣のマンション。上の階の騒音、空気の悪さ…ストレスフルで聴覚過敏になり、耳栓をしないと生活できない時期もありました。(病んでいた)
もちろん利便性の方が大事と考える方もいると思うし、価値観は人それぞれです。
ただ、世界中どこでも住めるとして、今の場所を選びますか?と問われると、どうだろう。
毎日景色の違う海を眺め、季節が刻々と変わるのを感じながら生きる。わたしにとってこの住環境こそが、毎日の充実度を高める大きな要素です。住む場所は人生を変えると感じます。
「家賃が…」「仕事が…」「学校が…」もちろん様々な制約条件から住まいを選ばざるを得ないのはごもっとも。
ただ、様々なことにチャレンジしたり立て直したりできる30代だからこそ、住みたい場所に住むという体験をしてみて欲しいです。一定期間だったとしても大きな価値ありです。
3.30代こそお金を経験に変えていこう
物価も税金もあがり、収入は増えない…そんな嘆きがSNSではたくさんポストされ、将来の不安に頭を抱える人が増えています。
貯蓄に目が行くのは当然だと思うし、緊急度や重要度の高いものことにしかお金を使わなくなるのもわかります。
ただ、得たい経験があるなら、そこにお金をつかった方が良い。今すぐ。なぜなら、その経験が今後の人生の糧になるから。経験する時期が早ければ早いほど、活かすチャンスが増えます。
一例として、社会人の学び直しについて見てみます。
まぁ日本の「仕事が忙しい(残業多い/休みが取りにくい)、収入が上がらない」このコンボがある限りそりゃそうだの結果ではありますよね。
ちなみに、"お金を経験に変える"におけるわたしの文脈はリスキリングみたいな大きな話ではありません。
"好きを見つけるために、お金を使いましょう"です。歳を重ねれば重ねるほど、"好き"を見つけるのがへたっぴになる。そう感じています。
特に、母親になってからは自分のことがどんどん後回しになり、気付けば「趣味?何それ美味しいの?」レベルに趣味すら見失います。これ、経験者語る…です。
"好き"がある人は"好き"がない人より幸せを感じる瞬間が多いんじゃないかなって思います。
本を買う
音楽を聴く
人に会う
美味しいものを食べる
旅に出る
気になる習い事を始めてみる
新しいサービスを受けてみる
あなたの"好き"を見つけるためにお金を使いましょう。
4.30代こそ会える人にたくさん会おう
これはわたしの後悔からの教訓。人はいつか亡くなります。"いつか"ならまだしも、"まさか"も起こりうる。30代、わたしの大切な人が3人この世を去りました。
もっとたくさん会いに行けばよかった。もっと話せばよかった。もっともっと出会いを大切にすればよかった。
30代、特に妊娠出産を経験すると、毎日が秒で終わります。自分のための時間なんてほとんどつくれなくて、ついお休みの日も子どもがいるから…と自分の人間関係において出不精になってしまいます。
あかん、本当にあかん。
人に会える期間は有限です。例えば、年に1回だけ年末年始に実家に帰省するルーティンだったとしましょう。親が70歳だとしたら、あと15回ほどしか会えないことになります。もっと少ないかもしれない。
家族だけじゃなくて、友だちや恩師も含め「いつでも会える」はマボロシで、「今なら会える」が正しいです。
直接会うのが難しくても、お手紙やメールならすぐできる。「今何してる?」心や想いを伝える、関わった人を大切にする習慣をつけておきましょう。
きっとこれからの人生、その習慣が自分を救うことに繋がるし、後悔の種を摘んでおくことにもなるはずです。
5.30代から健康資本をつくっていこう
これはね、全人類の共通項なんですが、人は老いる。これは抗えない事実です。
唇に色がなくなって口紅が手放せなくなった。ちょっとした打ち身の治りが年々遅くなっていく。気づかないうちに滲みが増えている。0時を過ぎて起きていられない。風邪がなかなか治らない。
これ、わたしのリアルです。笑。まだまだありますが、まぁとにかく急激に"老い"を認識するようになりました。
で、過去の30歳のわたしに言っておきたいこと。「ジムに行け!プールでもテニスでも良い!とにかく体を動かす習慣をつくって!」
わたしは好奇心旺盛ですが、体力が劣ると実行力が鈍る。つまり、やりたいことがあっても、"やらないできない"が増えちゃうんです。
・気持ちが老いる=やりたいことがない
・身体が老いる=やらないできない
このふたつが揃うと、40,50,60,70,80代、かなりまずいと感じます。歳を重ねても楽しく生きたいなら、30代から健康資本づくりをした方が良いですよ。
"30代にやっておくと良いこと"まとめ
1〜3はわたしがやって良かったこと。4と5は個人的な後悔から皆さんへのアドバイスでした。
30代こそチャレンジングなキャリアシフトを経験しておこう
30代こそ好きな場所に引っ越そう
30代こそお金を経験に変えていこう
30代こそ会える人にたくさん会おう
30代から健康資本をつくっていこう
とにかく30代は一瞬でした。でもきっと、20-30年経っても、30代でキャリアシフトして良かったなぁとか、移住しといて良かったなぁとか、そこへの評価は変わらないと思っています。
最後に、30代のプレママさんママさんに向けてひとこと伝えさせてください。
あなたがあなたの子どもにしてあげるように、あなた自身のことも大切に丁寧に扱ってあげてください。自分の気持ちや本音を疎かにしないこと。これが後悔しない人生の大前提だと思っています。
もし、仕事や働き方について相談する人がいなければ、こちらに話に来てくださいね。お待ちしています。
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