はじめまして、無花果まるちぃです。

「グェェェェェェ…」

小学校のころ、ゆうたくんと言う好きな人がいた。
背が高く、走るのが早く、バスケ部でかっこよかった。
今思い出してもかっこいい。わたしの初恋の人。
好きと言っても小学生なので特に何かするわけでもなく
遠目で見て「かっこいいなぁ」と思うくらいであった。

そんなある日のことだった。
今も忘れない夏の放課後、友達と帰ろうとしたら
ゆうたくんたちと一緒に帰ることになった。
テンション上がまくりである。
今で言うと競馬で帯取った時。
わかりますよね？脳汁がドバドバ。
もう楽しくて楽しくてしょうがなかった。

わたしたちの帰り道には、「君の名は」みたいな階段がある。
わたしたちが階段の下にいると
「ちょっと見てー！」
ゆうたくんの声がして後ろを振り向くと
10段以上の階段の1番上から助走をつけて飛んだ。
太陽の光もあってキラキラしていた。
ブワッと飛んでかっこよかった。

「ヴァッッッー！！！！」

着地したゆうたくんが血を吐いた。
わたしはびっくりして死ぬかと思った。
正しくはわたしもか…ゆうたくんが1番死ぬかと思ったと思う。

「グェェェェェェ…」

ゆうたくんが大きい声を出した。
1番怖かったのは、この声だった。

「マジでもう帰ろう…」

ゆうたくんの声を聞いたのはこれが最後だった。
わたしは逃げた。全力で逃げた。
次の日ゆうたくんは口を切ったとか歯が折れたとか友達から聞いた。

はじめまして、無花果まるちぃと申します。いちじくと読みます。
1軸マルチが好きだから無花果まるちぃです。
最近、買うのはだいたい3連単フォーメーションです。
なんだかんだで無職になりました。
だいたい毎日競馬をしています。
オプチャでみんなとわいわいしながらやっています。
今日、高知ファイナルに7万円賭けて外しました。

「グェェェェェェ…」

あの時のゆうたくんみたいな声が出ました。
無職のぼっちで競馬好きですがこれからよろしくお願いいたします。
いろんなことを書いていきたいと思います。
無職なので時間はたくさんあります。時間だけはたくさんあります。