GA 芸術科アートデザインクラス（きゆづきさとこ）全巻購入＆読破してしにたくなった
しにたい……。
GA 芸術科アートデザインクラスとは
GA 芸術科アートデザインクラス（以下GA）とは、彩井高校（正式には彩井学園工業大学付属彩井高等学校）の芸術科Aクラス（GA）に通う個性豊かな五人の女子高生を中心に、和気あいあいとした楽しい日常が描かれた四コマ漫画である（引用元）
メインはGA-1（芸術科Aクラス一年）の天然眼鏡っこキサラギちゃん（主人公ポジション）、フシギ系秀才キョージュ、みんなのお母さんミナコさん、ボーイッシュ破壊神トモカネ、小悪魔トラブルメーカーノダちゃん。この五人でGAの日常（芸術の授業であったり、放課後のじゃれあいだったり、芸術家の卵たちの寝てみる夢）が描かれていく。
メインGA-1の五人に加え、途中から部員不足に悩む美術部の五人が加わる。中部弁の美術部部長あーさん、キサラギちゃんの幼馴染のお姉さんぶちさん（みっちゃん）、普通科の美術部員（あーさんとのフラグがあったり……）な魚住、工業科の一目ぼれ多き男保村、病弱トモカネとは真逆を行く友兼兄。
彼ら高校生を見守る芸術科目の先生たち、クラスメイト、ＯＧ、未来の後輩などなど、キサラギちゃんたちが高校生活に慣れたころからあーさんぶちさんが卒業までの一年が全七巻で描いてあるよ！！
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感想とか死にたくなったりとか
元々、きゆづきさとこ先生の「棺担ぎのクロ」が完結した！ ってツイッターで流れてきて（たぶん2018年の話）面白そうだな、と思って約一年。
2019年9月末、消費税増税前に漫画買うぞ！ 一巻から紙で買えない（置く場所がなかったり、実質絶版だったり）だからkindle頼むぞ！ っていう期間に棺担ぎのクロを買いまして。ハマりまして。芳文社の漫画アプリ「COMIC FUZ」で毎週日曜日細々とGAを読んでました。
で、この度芳文社70周年でセールしてたのでやった～～～！！！！！ って大人買い（安い）して、読み終えました。そしてしにたい。
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主に１～6巻途中まではGA-1と美術部がたまに交わりながら、あまり交わらず、それぞれの日常が描かれている。
美術の知識もちょいちょいつきながら、にぎやかな日常と、たまに見える友人の悩みとかちょっと哲学っぽいのとか絶妙のバランスでニコニコする。ぜひ、ニコニコしてほしい。トモカネ兄妹の話とか大好き。
6巻途中からの「文化祭」で一年生五人が美術部を手伝うことになり、それまで個人で関わることはあれど、みんなで関わることほぼなかったのが、がっつりみんなとみんなが関わって。
それを経ての冬。三年生の進学。あんまりネタバレしたくないからアレだけど、ピリピリしたりとかそういうのを経て卒業で。あくまでも主人公はキサラギちゃんなのでそこらへんはキサラギちゃん目線だから読者には最低限想像できる範囲と結果しか教えてくれないんだけど。
ただ、過ぎ去ってしまった青春を羨むピーターパン・シンドローム的なところでしにたくなった。
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私が今、大学四回生21歳という人生の岐路に立ってて、ある程度この道に決めた！ としているけど、本当にそれでいいのか、いやもうそこに決めたんだろって考える時間がある分、悶々としてて。
今まではある程度こういう道が正解って世間一般では言われているよねっていうのだったり、今ダメでも挽回するチャンスはこの先真面目に生きればあるだろうっていうのだったり……そういうのが窮屈ではあったけど生きやすいと感じる部類だったから、人生初めてすべての責任を負って決断したというのでとてもしんどくなってる。（それで、ほぼ日更新するぞ！ って意気込んだnote一か月近く放置してしまった）
そんなところに、高校生の少しだけ未来を決めたけど、それでもこれから夢に向かうんだ！ っていう姿勢だったり、少しだけ前に進んでいる姿を見て、安易な感想で申し訳ないんだけど、しにたくなった。
きっと何者にもなれない、と悟ってしまった私の話何ぞ、感想文にふさわしくないのかもしれないけど、何者かになろうとしている高校生がまぶしくて、まぶしくて。14歳に向かってキラキラしてると登場人物が言うシーンがあるんだけど、わしからすればキミらもキラキラしてるよ……。
（隙あらば自分が足りごめんな）
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別の作家さんなんだけど、自身の作品をかさぶたをはがして寄り添うような作品（うろ覚え）だといってらっしゃったことあって。
きゆづきさとこ先生の作品も誰かの傷に寄り添ってくれる作品だな、って現在出版されている作品を読んで思いました。突然語彙力ゼロになったけど。
優しいやさしい世界。傷つくこともあるけど、誰かがそっと助けを、相手がそのつもりなくても出してくれる世界。
あと、最高に絵が好き。きららファンタジアを月一とかでやってるんですけど（やってるっていう？）この間実装されてたキョージュめっちゃ可愛かった。最高。
知るのが遅かったせいで、きゆづきさとこ展後の祭りなんですけど、色とたわむれ、色とたたかうってキャッチコピー好きすぎる。後の祭り……。
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三大美術アニメ（？）の一角らしいですよね、GA。アニメも見て、めちゃクソ丁寧にアニメ化されててよかった。もう一角の小箱とたん先生のスケッチブックは中学生からずっと好きだったので（美術部と猫と猫と生き物と虫のギャグ四コマ、読んで！！！）ひだまりスケッチもみてみたい……。
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青い青い空を切り取ったような いつか絵が描きたい
（これは二巻に収録のカラーだけどネタバレになるだろう七巻のカラー最＆高なんで）
2020年7月16日までkindleで芳文社70周年セールやってるよ！！！！！！
キラキラにやられた人間の感想で読もう！ ってなっていただけたかは知らんけど、なんたって今の時空では一巻当たり77円！！！
全巻買っても一巻分（約900円）にも当たらん！？！？！？！
さあ、ポチれ。
ついでに棺担ぎのクロもよろしくな！！
（上記リンクはただのリンクだぞ）
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