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【たーぼうの教育ニュース①】 2024年2月17日(土)

 こんにちは!たーぼうです!
 
 今日も天気も良かったので、息子と公園を散歩してきました。楽しいですね。本日も思考の整理の一環で、実験的にやっています。もし良ければご覧ください〜!

・第1弾(土曜日):教育関連のニュース
・第2弾(日曜日):インタビュー・イベントの紹介
・※第3弾(不定期):SVPの活動紹介

 

 ということで、本日は第1弾:教育関連ニュースです!よろしくお願いします!



■1:教育ニュース

2/14 教育新聞
「小手先の議論に終始」 現職教員らが中教審の給特法議論を批判

2/14 教育新聞
給特法「現行の枠組み維持した上で改善」が大勢 中教審特別部会

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 教員は残業代が出ない代わりに、4%の教育調整額が上乗せして支払われることが給特法(正式名称は「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法」)によって決まっています。その仕組みに対する問題提起がなされています。この議論は昔からありますが、また盛り上がっています。

 この問題はとても難しいのですが、私個人としては廃止にはちょっと不安があります。もちろん現状は改善が必要ですが、特に気になるのは人事評価とセットの改革が必要であること、さらに退職金の減額にもつながることなどです。

 特に前者のことは懸念の1つで、残業代が出るので、ダラダラと仕事をする人が増える可能性もあります。これをカバーするには、人事評価をさらに確立させていく必要があると思います。時間内にテキパキ終わらせる人と、ダラダラと仕事をする人の評価が同じでは困ります。仕事が早い人の評価を上げるなどの評価制度が整わないと、ダラダラと仕事をする人の残業代が増え、元手のお金も減ってしまいます。この辺りは、きちんとした人事評価制度が整わないと残業代との兼ね合いは機能しないのではないかと思います。

 私も周囲に聞いてみたところ、やはり私立でも残業代は出ないケースの方が多いようです。一部の私立や、大学附属などは出るケースもあるそうですが、やはり管理職のマネジメントが重要にもなってくるようです。

 単なる残業代を出せ!では、不十分だと思うので、その他の制度設計が必須になると思います。こういった記者会見には世間にも問題を認知させる上でとても良いと思います。

 しかし、いずれにしろ、そもそもの業務の削減が本丸なので、そこを改革することが何よりも重要だと思います。

 個人的には政府が4%を10%にアップする方向で検討というのは、良い方向なのかなと思っています。政府は10%以上と言っているので、さらに上がるのが良いかと思います。このまま4%維持は断固として反対です。

 みなさんはどうお考えなのでしょうか?



■2:生徒指導ニュース

2/15 東海テレビ
毛染めや化粧OKで風紀は乱れたのか…校則を試験的に廃止した県立高校 影響を検証した生徒たちに“考える力”

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 岐阜県立岐山高校の取り組みの紹介です。校則の試験的な廃止をする取り組みです。とても面白かったです。かなり管理職が乗り気なのがいいですね。

 校則は結局、何のためにあるのか?ということを考えさせられます。最近は、「校則を見直さないと学校として進んでいないと認識される空気」が醸成されてきているような気がします。とてもいい傾向だと思います。

 どのくらい変えるのか(話し合った結果変わらなかったも全然ありです!)、は置いておいて、生徒会やルールメイキング的な組織などと連携をしている学校はどんどん増えてきています。こういった記事がたくさん出ることで世論の後押しにも繋がるので、とてもいいなと思いました。もっとたくさんメディアは取材をしてほしいっすね。

 「校則見直してないとやばいよね」と先生たちも言いやすくなってきているのも良い傾向だと感じます。



■3:探究・キャリア教育ニュース

2/12 日本教育新聞
修学旅行で「探究」の成果を発表

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 「これまでの修学旅行と異なるのは、2日目に京都大学で探究発表会を行う時間を設けたことです」という仕組みだそうです。

 高校の探究となると、修学旅行とセットになりがちです。現地の大学とのコラボ(講義を受ける・一緒にワークや議論をするケース)はよくありますが、「探究の成果を見てもらう」というパターンも最近増えてきた感じがします。

 私も昨年度、授業でマイプロジェクトを実施した際には、ゲストには講演ではなく、フィードバック側として参画をしてもらいました。講演も良いですが、フィードバック側として入ってもらう方が、生徒側との距離感が近くなるし、生徒に新しい視点が入ることが多くなると思います(当時は勢いでやったので、もう少し良い仕組みにしたかったです。)。

 「生徒のアウトプットをベースに大人が関わる」という形は学びの深まりを作るのに良い方法だと感じます。もちろん全体の設計などにもよるので、私もどう大人に関わってもらうのかは今後、探究したいテーマの1つです。

 今回の事例は、別の機会に講義を受けていたことがあったので、さらに深めるためにという流れだそうで、信頼関係がベースにあったのも良いポイントだと思います。

 修学旅行で大学とコラボするケースって、あんまりうまくいっている事例が多くないような感じがするので、この事例の実態はわかりませんが(大人が中心となって設計してしまい、生徒とのギャップができてしまうケースは多々あります)、構造的には学びが深まりやすいパターンだと感じます。

 大人に自分の意見をぶつけてみることなどは、修学旅行以外の場面でもあるととても良いと感じます。探究や進路などもフォードバックやインタラクションをいかに充実させるかなどは、教員の力量が問われるよな〜と思います。

 例えば、新渡戸文化学園などはスタディーツアーとして修学旅行を位置付けています。これも面白い仕組みなので、やはり探究の充実と修学旅行の位置づけはかなり面白いテーマかなと思います。

 いずれにしろ、修学旅行の1つの新しい形?として面白いなーと感じました。



■4:働き方・働き甲斐改革関連ニュース

2/15 Yahoo!ニュース(沖縄タイムス)
子どもの主体性を伸ばしたのは教員同士の「対話」でした 支え合う関係が「心理的安全性」に 沖縄・うるま市立中原小

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 学校で月に1回の対話の時間を設けている事例です。 NPO法人学校の話をしようがファシリテーターに入っているそうです。素敵な事例ですね。こういった対話的な組織が増えていくことはとてもいいなと思います。学校独自でもできそうですが、こういうのはどこかが間に入ってもらわないと結構難しいから、めっちゃいいな〜!と思いました。



 第2弾:インタビュー・イベント紹介はこちらです!

 以上です!お読み頂き、ありがとうございましたー!!
 またお時間があればご覧ください〜!



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