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小説次回作の仕込み

 今年も新人賞に送るものとして、どんな話を書こうかとねりねり考えているところ。否、まだ考えてはいない。おぼろにイメージが浮かんできているのを拾い集めている感じですね。タイトルは決めてある。ストーリーはまだわからず、人物は少々できていて、そうして舞台は架空の町なのだった。どうも架空の町というのが好きらしい。いわゆる設定厨というのにも似て、これはこうでこうですよ、とやっていったら楽しく書けるのだ。それはもう過去作のものがそうだったわけで。東九龍にせよサミダレ町にせよ、あれほどまるっきり架空というのもいいが、いまどの程度のフィクション性で新しい町を書くのかは考えたい。まあ箱庭のようなものってことには変わりはないんだが。

 そんで必要文献を読んでいかねばならぬ。なのだけれども眠い。最近メチャメチャ寝てる。病気なんじゃねーのってくらい眠い。だがここ数年で始めた読了カウントがいま四九九となり、あと一冊で五〇〇、キリには宮本武蔵の『五輪書』を用意している。その先は何を読めばいいのか、いやなんでも読めばいいんだけど、とにかく執筆開始までには頭を活字で満たしておきたい。言葉と意味だ。シニフィエだのシニフィアンだのだ。ソシュールですか。知らんけど。

 実際の話として読まないと書けないので、そこは本当なのでたくさん読みたい。眠くてならぬが。

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