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社会モデル

2000年の交通バリアフリー法の制定、さらに2006年のバリアフリー新法の施行をて、障害者、高齢者等を巡る移動・交通環境は一定の改善が図られ、社会参加の機会が広げられていることは確かであるが・・・

しかし、それはまだまだごく一部の社会、一部の地域、一部の乗り物でみられる現象であり、社会参加を望むすべての障害者、高齢者等が自由にその目的を達成することができる環境ではありません。

地域格差の問題、乗車や搭乗拒否問題、利用拒否問題、鉄道施設ならびに車両、バス・タクシー等の自動車、航空機・空港など、課題が浮かび上がってきます。

生きるために交通機関がいかに大事な存在か。日常生活の困難な点や移動介助のニーズ、コミュニケーションの取り方など、障害への理解を広めるために障害者当事者の活動が重要です。

昔は
「障害者かそうでないか?」は
医学的に判断され、障害者は障害者。
個人の問題だった。

今は
「社会が障害に対して差別している」という
考えになってきた。

例えば
エレベーターがあれば同じ行動ができるのに、階段だけだと「障害者」になってしまう。同じ権利が保障されていないことが障害を作り出す。

これまでは・障害や困難に対する理解があれば

・障害者本人に対する適切なサポートがあれば

・障害者へ優しくしてあげれば

★優しい人が常にいるわけではない


➡️ 環境への働きかけが重要

【社会的障壁】
既存の施設の多くが障害者の利用を

想定されていない

➡️ 障害者が利用できない

➡️ 社会参加できない

【障害者差別解消法】
他の者と平等を求めてる

不当な差別的取扱いの禁止

合理的配慮の提供

【当事者の意見を聞いて】 
建物の設計や施設整備に携わる人

教育に携わる人 

公共交通や商業施設に携わる人

【障害のある私たちも社会の一員】
言葉や態度で障害者を排除しない

障害のある人達も社会の一員であることに気づく

【障害の社会モデル】
障害は個人にあるのではなく➡️ 環境にある

いままでは➡️ 障害者に問題がある

➡️ 怒りの矛先の転換

これからは➡️ 環境に問題がある

【障害の捉え方を転換】
環境へ働きかけていく視点を持つ

車椅子でも活動できる環境の実現が到達目標

だが現状では不十分

【従来の視点】
障害者は助けてあげないといけない存在

押し付けの介助

マニュアル依存

【新たな視点】
環境に働きかけないといけない

環境 (人の気持ちを含む) を改善


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