ホルヘ・アルファーロ(2022年 サンディエゴ・パドレス)【パワプロ2022 パワナンバー】
ホルヘ・マリオ・アルファーロ・ブエルバズ
Jorge Mario Alfaro Buelvas
MIA(2019 - 2021)
SD(2022)
COL(2023)
BOS(2023 - )
豪放磊落
強肩強打に加え、キャッチャーにしては珍しい俊足を誇り、とにかく身体能力が高い。とにかく才能が光る……のだが、いかんせん欠点も多い。選球眼も悪く積極的に打っていくスタイルに加え、三振がとにかく多い。守備面も強肩ながら捕球能力に問題を抱え、パスボールも多く、才能はあるのだが難しい選手。
コロンビア出身のメジャーリーガーとしてかなり成功した部類の選手と言え、WBCでもコロンビア代表として2017年、2023年と2大会連続で出場。4番としてコロンビア代表を牽引していたが、1次ラウンド最下位に終わってしまった。
テキサスレンジャースと契約してプロ入りすると、2015年にフィリーズへとトレードされることとなった。2016年にマイナーリーグで無双していたこともあってメジャーリーグに昇格、6試合に出場した。
さらに2017年は29試合に出場すると、打率.318とハイアベレージを見せて活躍。さらに5本塁打も放ち、打撃面でアピールした。
2018年は108試合に出場し、正捕手として活躍。打率.262ながら10本塁打を放ち、アピールを続けた。一方の守備面では11失策にパスボールが10個と守備面の粗さが露呈。
2019年にJ.T.リアルミュートとのトレードでマーリンズへと移籍。マーリンズでは130試合に出場し、打撃成績が向上。18本塁打を放ったが、これがキャリアハイとなってしまった。
2020年以降は出場機会が減少していき、なかなか活躍できないシーズンが続いた。2021年シーズンオフにパドレスへとトレードされることとなり、移籍。
パドレスではシーズン4度のサヨナラヒットを放つなど、勝負強さでファンから圧倒的な支持を勝ち得た。しかし打撃面でオースティン・ノラと比較して特筆したプラスを生み出せるわけでもなく、守備面の粗さも改善されなかったこともあってシーズン終盤にはベンチを温める機会が増え、ポストシーズンでの出場機会も得られなかった。シーズン終了後にはFAとなってしまう。
レッドソックスとマイナー契約を勝ち得、AAAでは圧倒的な打棒を見せたが、メジャーでの出場機会を得られずオプトアウト。ロッキーズとマイナー契約を結び、メジャーで10試合に出場したが、スランプで打率.161と低迷。6月30日をもってDFAとなり、再びレッドソックスへと出戻り。しかしさらなる大スランプで打率1割台前半の大不振。得意の打撃で苦しんでいる。
2022年成績 .246 7HR 40打点 1盗塁
査定について
いやー、キャッチャーでこの俊足は本当に面白い。肩も強いし、才能は凄い。
パワーも水準以上のものを持っていますが、最近は出場機会も少なくなかなか打撃がフルで発揮できないシーズンが続いている。
足の速さはお墨付きで、代走起用もあるレベル。二桁盗塁をしたことはないが、2021年には92試合で8盗塁を決めるなどやはり素晴らしい。
強肩を武器にした盗塁阻止能力は光り、メジャー通算で盗塁阻止率.275とまずまず。とくに2021年は盗塁阻止率.429と圧倒的だったが、2021年は逆に盗塁阻止率.167と刺せないシーズンだった。
チャンスB、決勝打
得点圏OPS.860と圧倒的。サヨナラ男を完全に付け忘れてしまったのが本当にアレなんですけどもまあ決勝打付けたし。勝敗に関わる場面でのOPSが.818、本当の意味で勝負強いバッター。
対左A
対左OPS.773、左相手にはまだどうにかなってる感。
流し打ち
シフトの逆を突くバッティングで逆方向への打率は高い。
ラインドライブ
通算でラインドライブ率が結構高いバッターで、打球に角度を付けるのがあまりうまくない。特に2023年はゴロが多く本当に打球が上がらないシーズン。パワーを生かしきれないのもこういうところかなと。
扇風機、悪球打ち
ボールゾーンスイング率が40％を超える凄まじい悪球打ちで、とにかくゾーン管理に致命的な問題を抱えています。さらに256打数で98三振、年間200三振ペースで三振を重ねているのもかなり厳しい。
ひとこと
本当に極端なタイプのバッターなので起用法に困るというか、期待感を持ちたい部分もあるんですが……と言うタイプのキャッチャー。打球に角度さえつけばもうちょっと可能性を感じる選手なんですが。
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