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ポール・ゴールドシュミット(2022年・セントルイス・カージナルス)【パワプロ2022 パワナンバー】

ポール・エドワード・ゴールドシュミット
Paul Edward Goldschmidt

ARI(2011 - 2018)
STL(2019 - )

あわや三冠王

 ダイヤモンドバックスでメジャーデビューを果たすと、2年目の2012年には打率.286 20HR 82打点 18盗塁と一塁手にしては珍しいスピーディーなスラッガーとして名を轟かせた。さらに翌年には打率.302 36HR 125打点 15盗塁で二冠王を獲得、リーグ屈指の一塁手としての立場を盤石なものとした。
 さらに2015年には打率.321で打率ランキング3位、さらに110打点は打点ランキング3位、33本塁打は本塁打ランキング5位と、すべての面でリーグ上位の成績を記録。以後も打率、ホームランの両面で安定して結果を残し続け、打者としての完成度の高さを見せつけた。
 2016年には32盗塁を記録、30-30をも達成しうるポテンシャルを見せつけ、守備面の評価の高さも相まって弱点のない一塁手だった。しかしタイトルを獲得できたのは2015年のみと、タイトルとの縁には恵まれなかった。

 2018年のオフにカージナルスへとトレードされ、カージナルスとは5年総額1億3000万ドルで契約を延長した。
 2022年シーズンは34歳にして打撃三部門で再び上位争いをするシーズンとなった。特に5月は打率4割を記録するほどで、メジャーリーグ通算300本塁打も達成。三冠王達成もあるかと思われたゴールドシュミットだったが、9月は打率.253 2本塁打と失速。それでも打率.317はリーグ3位。首位打者のジェフ・マクニールが.326だったことを考えても素晴らしい数字。本塁打35本はリーグ5位であったが、115打点もリーグ2位、OPS.981はリーグトップの数字であった。全部門で優れた数字を記録しながらもタイトルに絡めなかったのはいかにもゴールドシュミットらしい。

2022年成績 .317 35HR 115打点 7盗塁

パワナンバー : 10800 81603 78218
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査定について

 大活躍してたのに弱くね?とお思いの皆さんが多いかもしれません。いろいろ説明します。まず弾道3ですが、ゴールドシュミットは30HRでそれ以上でもそれ以下でもないのです。ゴロフライ比率的にも意外とゴロが多いバッターです。
 実は対右成績だけで見ると打率.294でOPS.893となり、もちろん優れた数字ではありますが、シーズン成績から考えるとこんなもんかあという感じですね。結構妥当な能力に収まってるんじゃないかなと思います。
 脚力という点で言うと全盛期でも走力Cか盛ってBぐらい、盗塁技術や走塁技術の高さが光るタイプの選手です。
 守備面の評価は非常に高い選手ですが、2022年は指標的にも悪化していますし、ゴールドグラブ賞も逃してしまいました。まあ妥当な守備能力ではないでしょうか。

パワーヒッター

 弾道3なんですがホームランはそれなりに打ってくれないとこまりますからね。

対左A

 もともと左に強いゴールドシュミットですが、2022年は左相手に打率.411、OPSに至っては1.327ととにかく左投手をカモにし続けました。

ダメ押し

 115打点も稼いだゴールドシュミットですが、得点圏OPSは.989と実はチャンスでの打撃成績は普通です。さらに試合の勝敗を左右しうる重要局面では打撃成績が低下。打点を稼いでいるにもかかわらず勝負弱いというジレンマが生まれています。

固め打ち

 1試合4安打を3回もやるのはヤバすぎる。さすがの固め打ちです。

怪我しにくさA

 まー丈夫ですよね。12年で1620試合出場、1年平均で140試合弱出てますし、長期離脱をしたのは2014年のみ。

ひとこと

 能力物足りないんじゃない?という心配は実は僕の中にもありました。ありましたのでオーペナをちょっと回しました。

 結構いい感じになりましたね。打点が少ないですがまあ仕方ない。ただ、ホームランの数があんまり安定してくれない印象はありますね。打率は3割ぐらいで行ったり来たりしてくれてかなりいい感じです。ゴールドシュミットといえば打率.290台みたいな印象ありますからね。オーペナまわして成績見て結構安心しました。ちなみに晩成型にしてます。

 

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