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アンドリュー・マカッチェン(2022年 ミルウォーキー・ブルワーズ)【パワプロ2022 パワナンバー】

アンドリュー・ステファン・マカッチェン
Andrew Stefan McCutchen

PIT(2009 - 2017)
SF(2018)
NYY(2018)
PHI(2019 - 2021)
MIL(2022)
PIT(2023 - )

ピッツバーグの英雄

 ピッツバーグ・パイレーツの全盛期を支えていた外野手として、当時のメジャーリーグを知っている人なら忘れられない大スターと言えるだろう。高校生の頃からその才能は評価されており、パイレーツから1巡目で指名されプロ入り。
 マイナーで着実に実績を重ねると、パイレーツの希望の星として期待される選手に成長。2009年についにメジャーリーグ昇格を果たすと、いきなり.286 12HR 22盗塁の活躍で新人王投票では4位に食い込む活躍を見せた。
 ここから一気にスターダムを駆け上っていったマカッチェンは、2年目には33盗塁の活躍、3年目の2011年に打率.259ながら23本塁打を放つなど才能の片鱗を見せていく。
 そして2012年にはついに打率.327 31HR 20盗塁とスキのないセンターに成長。バスター・ポージーとの激しい首位打者争いには負けたものの、シルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞を受賞した。
 2013年からはスターリング・マルテがメジャーに定着したことで伝説の外野陣が完成し始める。2014年にはチームメイトのジョシュ・ハリソンと首位打者争いを演じるなど、早くもメジャーのスター選手に。これら若手の躍動もあってパイレーツは21年ぶりにプレーオフ進出を果たし、パイレーツ全盛期と言える時期を作った。
 2015年にはトレードマークのドレッドヘアーをチャリティに出品したことが話題となったが、ポランコのメジャーリーグ定着もあり、この頃のスターリング・マルテ、マカッチェン、ポランコの外野陣はパイレーツ全盛期の本当に印象的なメンバーとして忘れられない。しかし、マカッチェンの衰えはすでにもう始まっていたのかもしれない。この年は打率3割を切る数字となってしまった。
 さらに翌年は大幅に数字を落とし、打率.256と低迷。ここから一気に打率が悪化していくシーズンとなってしまう。さらに守備指標も大幅に悪化、平均以下程度の守備だったのがリーグ最低クラスの守備指標にまで落ちてしまう。しかしWBCアメリカ代表を優勝に導くなど、性格面なども含め貢献度は高かった。

 ピッツバーグの英雄としてファンから愛される選手だったが、2018年シーズン前にトレードでジャイアンツへと移籍。ジャイアンツでも打撃が上向くことはなかったが、シーズン中にヤンキースへと移籍。ヤンキースでは25試合で5本塁打を放ち、プチ復活。
 2019年からはフィリーズと3年契約となったが、前十字靭帯断裂の大けがもありシーズン途中で離脱。フィリーズ最終年となる2021年は復活の27本塁打を放って見せたが、打率はキャリア最低となる.222の低迷。
 2022年にブルワーズに移籍後も低打率に苦しみ、また負傷などの影響もありDHでの出場が増えた。

 2023年からは古巣パイレーツへと舞い戻ることとなった。パイレーツに帰還後は打率が向上、全盛期並みとは言えないもののまずまずの打撃を見せており、ピッツバーグの英雄が帰ってきた。

2022年成績 .238 17HR 69打点 8盗塁

パワナンバー : 10600 41911 69042
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査定について

 まあいろいろあったマカッチェンですが、それでも足は結構速い側だったりして、36歳にしてまだまだ全然いけるじゃんという感じはありますね。
 守備面に関しては本当に守備指標が散々なことになってしまったこともあって、守らせるにはかなり不安のある感じにしておきました。
 一応、成長タイプは早熟にしてしまいました。まあなんぼなんでも全盛期が25歳って言うのは早熟だよなって感じです。

チャンスC、決勝打

 ベテラン特有の勝負強いバッティングを見せてくれるの、たまりませんね。

広角打法

 広角に長打を打てるのがマカッチェンの特徴なので、衰えてもなお広角に打ち分けてくれてるのは嬉しいポイント。

盗塁F

 全盛期からしてあんまり盗塁が滅茶苦茶うまいってわけでもない感じでしたが、2022年は8盗塁6盗塁死と散々な数字なのでまあF妥当という感じです。

選球眼、積極打法

 フォアボールも結構選んでいて、もともと出塁能力の高いバッターではあるんですが、2022年はマカッチェンにしてはフォアボールの少ないシーズンでした。選球眼付けつつ積極打法でこんな感じでどうでしょうかという感じです。

ひとこと

 古巣に帰還して数字が上がってるのは本当にうれしいですね。僕がメジャーリーグに興味を持ち始めた時期がちょうどマカッチェンの全盛期と被ってたのもあって、やっぱり僕的にはトラウトよりマカッチェンの方が好きみたいなとこもあるんですよね。全盛期が短かったのも含め、なんかいろいろエモい選手だと思ってます。

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