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会食のマナー(社交?)

香港へ帰省してました。
香港が永住地なのに帰省が8ヶ月ぶり!

しかも8ヶ月前=去年の夏の帰省が、その時既に2年半ぶりくらいだった(コロナでイギリスからの航空便が無かった)😅
こうなって来るとほんと「家に帰れてない」感は強く、特に「香港着いたらあれ食べて〜ここ行って〜」みたいなのは無かったのですが、飛行機が着陸した時ちょっと涙出るような感動が有りました。

私も息子も帰属意識が薄いタイプ(←いろんなところ似てますがおそらく遺伝的な何か)なので、自分は◯◯人!と主張するより「インターナショナル人」で良いんじゃない?みたいに思ってますが、国や民族性を愛すという意味では日本とも香港ともけっこう真剣に対峙して生きてるので、それぞれに対して思い入れや持論のようなものを持っています。

数年やそこら住んでる頃が一番◯◯(海外)では〜と言いたくなるものですが、もっと本当に長く住んでると結婚や親子関係みたいなもので、愛憎に塗れてもう無感覚になった後の達観となってるし、その国の歴史や成り立ち、経済や政治、近隣諸国との関係などは、よほど殿様暮らしでもなければ生活の中で自然に学んでしまうものなので、あまりにも決めつけた発言や価値観の切り捨ては恥ずかしくて出来なくなる。

と、話は変わるのですが・・
今回、香港帰省中に何度か、息子以外にも場に子どもが居る食事会や集まりに参加しました。こういう会食に参加することがある意味私たちの香港での役割です。
息子が幼い頃には周囲に褒められた経験も有るので、まぁそうなんだろうなとは思ってたけれど・・やはり私は、わりと躾にうるさく子育てして来た方なのかな、というのを感じた。会食時のマナーとかガミガミ教えたつもりは無いのですが、綺麗に食べるのは日本人の特性みたいなもんだし、何か勧められたらアレルギーでもない限りはとりあえず少しは皿にとって食べてみるものだとか、誰かに粗相やマナー違反が有った場合にもその人に出来るだけ恥をかかせないとか、いつの間にか出来るようになってました。
特に食事の「場」への気配りに関しては、15歳の子どもとしてはなかなかやるじゃない?と感じましたが、それこそイギリスのボーディングスクールに入学して5年ということも影響してるのかも知れない。

親の自己満足なんだろうし、また息子本人の特性のひとつなのだろうけれど、育児は手探りだから、こうやって僅かでも良い結果に気がつく事が出来ると救われます。
ナイフ&フォークの使い方や箸の上げ下げとかは直ぐ身につくことだし、実際大人でもそんな上手じゃない人がいらっしゃいます(でもイギリス人は上手な人多い)が、食事中の態度とか気配りは普段からの人となりが凝縮される重要なシーンで、逆の発想で食事中のマナーがしっかり出来てる人ならば食事以外のモラルにも不安は無い、みたいなところが有る。

これ、自分の子どもが意外にも出来てて嬉しいから書いてるだけです。😆
色んな価値観が有るから出来なくても良いことだし、逆に出来ないから人となりを疑うって話になると、それは間違えてると思ってますヨー。