稲留克俊

稲留克俊

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ニュース・要人発言(5/30〔木〕-31〔金〕早朝)

◇ウィリアムズNY連銀総裁(講演で)「経済は時間の経過とともにバランス改善に向かっており、米国外でのディスインフレが世界的なインフレ圧力を弱めている。インフレは今年後半に沈静化を再開すると予想している」 「この1年の経済動向から、金融政策が景気抑制的であり、われわれの目標達成を助けている十分な証拠が得られた」「目標達成に向け、これまでに達成された進歩を継続する上で、現在の金融政策のスタンスは良好な位置にあると考えている」「利下げの緊急性は感じていない」「今年初期のデー

    • ニュース・要人発言(5/29〔水〕-5/30〔木〕早朝)

      ◆日銀2023年度決算、当期剰余金は2兆2,872億円と1998年度以降で最大 …国庫納付金は2兆1,728億円 …保有国債の含み損9.4兆円、ETF評価益37兆円 https://www.boj.or.jp/about/account/zai2405a.htm ◆安達日銀審議委員(講演・会見で)「短期的な為替変動への対応を金融政策で行うと「物価の安定」に影響が出てしまう」「設備投資の動向は、物価安定の目標を達成するための鍵を握る極めて重要なファクターだと考えている」「「

      • ニュース・要人発言(5/28〔火〕-29〔水〕早朝)

        ◆鈴木財務相(会見で)「定額減税を複数年度にわたって実施することは考えていない」 ◆政府・与党、25年度のPB黒字化目標を維持へ(ロイター) https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/GYIDKW44CJMPTIBHCPFB37F6I4-2024-05-28/ ◆日銀「基調的なインフレ率を捕捉するための指標」、刈込平均値+1.8%(3月は+2.2%)、過重中央値+1.1%(+1.3%)、最頻値+1.6%(+1.9%) htt

        • ニュース・要人発言(5/27〔月〕-28〔火〕早朝)

          ◆植田日銀総裁(国際カンファレンスで)「これまでのところインフレ予想をゼロ%から押し上げることには成功したように思う」「(00年8月のゼロ金利解除について)仮に明確なインフレ目標値が導入されていれば、ゼロ金利政策解除に至るまでの議論の様相は実際とは異なったものになったかもしれない」「当時の短期金利に関するフォワード・ガイダンスでは「デフレ懸念が払拭されるまでゼロ金利を継続する」としていたにもかかわらず、解除時点のコアインフレ率はマイナス0.5%に過ぎなかった。

        ニュース・要人発言(5/30〔木〕-31〔金〕早朝)

          ニュース・要人発言(5/24〔金〕-5/27〔月〕早朝)

          【24日・金】 ◇ウォラーFRB理事(講演で)「「米債の供給が増え需要を上回り始めれば、価格低下と利回り上昇を意味することになり、Rスターに上昇圧力がかかる」「米国の財政状況がRスターにどの程度大きな影響を与えるかは時間が経ってみなければ分からない」「米債はなお低リスク資産の代表格であり、巨額の米債が世界中で外貨準備として保有されている。一方で、米政府の借り入れの現在の軌道を無期限に維持することはできない」 https://www.federalreserve.gov/new

          ニュース・要人発言(5/24〔金〕-5/27〔月〕早朝)

          ニュース・要人発言(5/23〔木〕-5/24〔金〕早朝)

          ◆植田日銀総裁(イタリアで記者団に対して)「(日本経済の先行きについて)持ち直すとみている全体的な姿に、今のところ変化はない」「第1四半期のGDPの落ち込みの一番大きい要因は自動車生産・出荷の停止による生産、消費、輸出への影響」 ◇ボスティック米アトランタ連銀総裁(24年投票権あり、スタンフォード大学ビジネススクールのオンライン授業)「インフレ率が目標に戻るかどうか、懸念はまだ払拭されていない」「雇用の伸びは力強く、経済に大きなエネルギーがあることが示されている

          ニュース・要人発言(5/23〔木〕-5/24〔金〕早朝)

          ニュース・要人発言(5/22〔水〕~5/23〔木〕早朝)

          ◆日銀、「5—10年」の再減額を見合わせへ(ロイター) …13日の減額は、市場動向や国債需給の変化を踏まえつつ、そのタイミングも含めて準備が進められていた模様 …1回の買い入れで変化が見られても、基本的に買い入れ額を減らすことはないが、毎回の分析で浮かび上がる需給や投資家動向にトレンドの変化が起きていないかを注視 …日銀は5─10年の需給の引き締まりを認識していたとみられる …円安をけん制する狙いがあったとの市場の見方には否定的 …6月会合に向けた思惑を極力生まないよう

          ニュース・要人発言(5/22〔水〕~5/23〔木〕早朝)

          ニュース・要人発言(5/21〔火〕-5/22〔水〕早朝)

          ◆財政制度等審議会、「骨太の方針」に向け建議(意見書)を財務相に提出 …「財政を強じん化させることが強く求められている」等と指摘 …25年度のPB黒字化や債務残高GDP比率引き下げといった現行の健全化目標の堅持も求める https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20240521/zaiseia20240521.html

          ニュース・要人発言(5/21〔火〕-5/22〔水〕早朝)

          ニュース・要人発言(5/20〔月〕-5/21〔火〕早朝)

          ◆日銀、「1990年代半ば以降の企業行動等に関するアンケート調査」を公表 …9割の企業が政策の効果を実感。7割以上が、金融機関からの借入金利の低下に効果があったと回答 …一方、全体の7割以上が副作用もあったと指摘。円安による原材料コストの上昇、低価格競争の激化、新陳代謝の停滞による人材確保が困難など https://www.boj.or.jp/research/brp/rer/rerb240520.htm ◇イラン大統領、ヘリで事故死。6月28日に大統領選挙を実施 ◇

          ニュース・要人発言(5/20〔月〕-5/21〔火〕早朝)

          ニュース・要人発言(5/17〔金〕~5/20〔月〕早朝)

          【17日・金曜日】 ◆財政制度等審議会の「骨太の方針」に向けた建議(意見書)案、「財政を強靱(きょうじん)化させることが強く求められている」と強調(時事通信) ◇中国政府、売れ残り住宅を地方政府が買い取る支援策を発表 ◇ボウマンFRB理事(講演で)「今年4月までの平均のコア消費者物価指数(CPI)は年率ベースで4.3%上昇と、昨年下期の平均を大きく上回っており、当面はインフレの高止まりが続くと見込んでいる」「インフレの鈍化停滞や再燃が示唆されれば、なおも利上げをた

          ニュース・要人発言(5/17〔金〕~5/20〔月〕早朝)

          ニュース・要人発言(5/16〔木〕~5/17〔金〕早朝)

          ◇フィリピン中銀、政策金利の翌日物リバースレポ金利を6.50%に据え置き https://www.bsp.gov.ph/SitePages/MediaAndResearch/MediaDisp.aspx?ItemId=7105 ◇メスター米クリーブランド連銀総裁(24年投票権あり、講演で)「現時点では景気抑制的なスタンスをより長く維持することが賢明だ」「インフレが持続的にまた時宜を得た形で2%に戻る道筋にあることを確信させる十分な証拠がないまま、金利をあまりに早

          ニュース・要人発言(5/16〔木〕~5/17〔金〕早朝)

          ニュース・要人発言(5/15〔水〕~5/16〔木〕早朝)

          ◇シカゴ連銀総裁(24年投票権なし、インタビューで)「(4月CPIについて)住宅部門で若干の下落が見られる」「この状況が続けば素晴らしい。続かなければ、何が起きているのか調べる必要がある」「ディスインフレの道筋は平たんではなく、住宅インフレを重要指標として注目している」 https://www.marketplace.org/2024/05/15/housing-inflation-chicago-fed-austan-goolsbee/ ◇カシュカリ米ミネアポリ

          ニュース・要人発言(5/15〔水〕~5/16〔木〕早朝)

          ニュース・要人発言(5/14〔火〕~5/15〔水〕早朝)

          ◇中ロ両政府、プーチン大統領が16~17日の日程で訪中すると発表 ◇パウエルFRB議長(オランダでのイベントで)「インフレ率が時間とともに2%に低下するとの確信を得るには、より長い時間がかかりそうだ」「われわれは忍耐強くあるべきで、景気抑制的な政策がその効果を発揮するのを待つ必要があることが分かった」「恐らく、より長期にわたってそのスタンスを維持するということだと考える」「(4月PPIについて)強弱入り交じっている」「インフレ率は月次ベースで、昨年の低水準に近い

          ニュース・要人発言(5/14〔火〕~5/15〔水〕早朝)

          ニュース・要人発言(5/13〔月〕~5/14〔火〕早朝)

          ◇中国財政省、期間20‐50年の超長期特別国債を17日から1兆元発行すると指摘(ロイター等) …内訳は20年債が3000億元(5/24から7トランシェ)、30年債が6000億元(5/17-11/15まで12トランシェ)、50年債が1000億元(5/17から3トランシェ) https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/QNMUORH5GJJT7M4XKCH5NQQSJI-2024-05-13/ ◇ジェファーソンFRB副議長(講演で)

          ニュース・要人発言(5/13〔月〕~5/14〔火〕早朝)

          ニュース・要人発言(5/10-5/13早朝)

          ◆日銀理事に神山一成国際局長が昇格へ(時事通信) ◆中国人民銀・四半期金融政策実施報告書、「金融政策の安定を維持し、マクロ経済政策の方向性の一貫性を高め、カウンターシクリカルおよびクロスシクリカルの調整を強化し、実体経済への支援を強め、経済回復の好ましい傾向を効果的に強化する」「世界経済の回復の勢いは分裂しており、先進国における金融政策の調整や地政学的対立など不確実性が依然として存在する。国内経済の持続的な回復には依然として多くの課題がある」等と指摘 http://www

          ニュース・要人発言(5/10-5/13早朝)

          ニュース・要人発言(5/9-5/10早朝)

          ◆日銀・金融政策決定会合(4/25-26開催分)「主な意見」 「展望レポートの見通しが実現するのであれば、金利のパスは、市場で織り込まれているよりも高いものになる可能性がある」「円安を背景に基調的な物価上昇率の上振れが続く場合には、正常化のペースが速まる可能性は十分にある」「国債保有量の正常化、過剰な水準にある準備預金の適正化という観点から、日銀のバランスシートの圧縮を進めていく必要。国債買入れの減額も、市場動向や国債需給をみながら、機を捉えて進めていくことが大切」「

          ニュース・要人発言(5/9-5/10早朝)