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円安でも旅行しやすいベトナム その魅力と面白さの深掘りをしてみた


円安が進む現在でも比較的お手頃に旅行をしやすい国であるベトナム。ゴールデンウィーク中もベトナムは人気の旅行先であった旨を報じているメディア記事も多く見受けられました。

円安でも豪遊!?できる旅行先…ベトナム「8日間で3万円」エジプト「1日5000円で十分」

正直なところ、もともとベトナムの物価は安く、低コストで旅行しやすい国であったことには変わりないと思います。

東南アジアであるとシンガポールの物価がもっとも高く、続いてマレーシアやタイ、その次にベトナムがくるイメージでした。特にこの順位は新型コロナウイルスの発生前後でも変わっていません。

原体験として、私が2020年3月から2023年5月まで住んでいたシンガポールでは、大きく物価と賃金が上がっていたことを肌感覚でも感じていました。

為替であると2020年3月のシンガポールドルは80円ほどでした。シンガポール渡航前に10万円をドルに両替したら、約800ドルに換金できたことは記憶に残っています。

その後はどんどんドル高になり、シンガポールを離れた2023年5月ごろには1ドル100円程まで上昇しました。この頃に10万円を換金したら、1,000ドルとなります。

ただ、シンガポールと比較して、他の東南アジア諸国(特にベトナム)はそこまでの高騰は起こっていないことは肌感覚レベルで把握できました。

ちなみに私が初めてベトナム旅行をしたのは2023年2月でした。これまで渡航した東南アジアの国が全て先進国であったため、途上国も観てみたいと思えてハノイに行ったことが経緯となります。

実際に行ってみると先進国とは異なる面白さやチャンスがありそうに見えて、結果的にハノイに住んでみることにしました。

現在円安の中でベトナム旅行が注目されていることもあり、今回はベトナムならではの旅行の魅力や面白さを深掘りしていきます。特に海外旅行の初心者やベトナム旅行に関心がある方にとって、役立てるコンテンツとなっています。

補足として、こちらの記事は生活者目線ではなく、旅行者目線としてベトナム旅行について触れていきます。

ベトナム旅行の魅力や面白さ

①活気が溢れる街

多くのベトナム旅行者が共通して感じやすいことは、ベトナムの活気さです。私が旅行時に街の活気さを感じた国は、シンガポールとベトナムでした。

シンガポールも人々の勢いがありこれからの成長感が感じられましたが、先進国ならではの洗練された空気感を感じました。一方でベトナム場合、もう少しラフで人々がフレンドリーで気さくな印象です。

先進国と途上国での活気の質や空気感はどこか違う気がします。

ベトナムの街の特徴として、出店やカフェなどで外にミニチェアが置かれ、そこで人々が話していることです。人々に活気があるため、街の活気に影響しているのかもしれません。

②日本語の通じやすさ

最近は日本に移住をするベトナム人が急増したことから、日本国内でも少しずつベトナムの文化や料理の認知されてきています。

2023年末10月時点での外国人労働者数

(1)ベトナム:51万8,364人(前年比12.1%増)
(2)中国:39万7,918人(3.1%増)
(3)フィリピン:22万6,846人(10.1%増)

日本の外国人労働者は過去最多の200万人、ベトナム人が50万人超え
|JETRO

一方でベトナム国内の日本語学習者数については、世界的に見てもその数の多さが見てわかります。

ベトナムでの日本語学習者の総数は16万9,582人となっていて、世界でも6番目に多い人数となっている。

2021年度 海外日本語教育機関調査|国際交流基金

ホーチミン市やハノイ市などの大都市であると日本人街があり、そこには多くの日本食レストランやスーパーがあります。ベトナムのユニークな点は、日本語が話せるスタッフが多いことです。日本語のみで注文を取れて、かんたんな受け答えも大抵日本語で行えます。

例えば、シンガポールであると英語や中国語が主流な言語であるため、日本語で注文を取るレストランはあまりないです。もしかしたら、日本語を話さない仕様なだけで、話せる一定数いるかもしれませんが(笑)。

海外旅行が初めての方であると、ベトナムのように日本語が通じるお店があることはありがたいことです。ただ、注意してほしいことは、上記は都市部の話であり、地方都市であると日本語はほぼ通じないでしょう。

日本語学習者が多いということは、日本への関心の高さと比例する部分があります。そもそもの話ですが、日本語なら日本への関心、中国語なら中国へ関心がないと、深く勉強しないでしょう。

なので、日本語を勉強しているベトナム人の一定数は日本への関心が高く、その母数も多いこと言えます。日本人に対してフレンドリーな(特に若い)ベトナム人が多い要素として、こちらが起因しています。

③歴史を感じられる街並み

歴史的にベトナムはフランス統治下であり、ハノイでも当時建てられたオペラハウスや教会などの歴史的建造物があります。また、ハノイも含めて多くの地方都市でも、寺院や仏塔(パゴダ)も存在します。

特に歴史好きの方であれば、さまざまの街の歴史物を観て廻る旅行プランを作れるほど多くの建造物があります。地方にいくほど英語訳がないことが多いので、ガイドを付ける必要があるでしょう。

④地方都市の魅力

ベトナムならではの魅力は都市部以外にも、地方都市にも多くあります。ベトナムの地理でいうと、北部、中部、南部に分けられ、それぞれに魅力的な地方都市があります。ベトナム語の方言、イントネーションもそれぞれのエリアによって異なり、有名なベトナム料理や文化も変化します。

地方都市の醍醐味の一つとして、そこでの自然や体現型アクティビティです。先日私が訪れたベトナム北部のニンビンを例にして、解説します。

ニンビンは、ベトナム文化発祥の地と知られており、チャンアンやホアルー遺跡などを始めとして世界遺産数が1,000件以上登録されています。ベトナムの歴史を感じられ、自然の中でゆっくりすることができました。


チャンアンは、世界遺産の中でも複合遺産(自然遺産と文化遺産)として登録されており、自然と文化的価値があります。ここには多数の谷と洞窟があり、クルーズはその内6〜7の洞窟をヨットで川下り体験ができます。

ずっとヨット内にいるのではなく、さまざまな寺院に立ち寄ることができます。

特にベトナムの自然を感じながらゆっくりしたい方やカップルなどにもオススメです。

上記は一例ですが、他にもダナン、チャンアンなど、ベトナムの地方都市ならではの旅行ができる都市があります。

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