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両親にどう育てられたの?

キャリアアドバイザーには3人会った。

1人は渋谷の小さい人材会社の24歳の男性。
当時使い倒していたOB訪問アプリで知り合って、渋谷のオフィスで2回面談した。

「わたしにはどんな仕事が合うのでしょうか?」と相談すると、大学で何の勉強をしているの?どうしてその学部にしたの?と大学生活について質問され、話は高校、中学とだんだんさかのぼっていった。

最後の質問は「両親にどう育てられたの?」だった。

キャリアアドバイザー2人目は、飯田橋で人材会社を経営している40歳くらいの男性。その人も確かアプリで出会った。

「わたしにはどんな仕事が向いているのでしょうか?」と相談すると、「どうしてその学部に進学しようと思ったの?」からどんどん過去をさかのぼられた。
最後の質問は「両親にどう育てられたの?」。

3人目は中央線のどこかの駅近くの人材会社の女性。

2人しか入らないような小さな打ち合わせ室で、「わたしにはどんな仕事が向いてますか?」と質問した。
すると、「今、大学でどんな勉強をしているの?」と聞いてきた。

またかよ。

なんでみんな同じ質問なんだよ。
だいたい、なんで会ったばかりの、よく分からない大人に幼少期の話をしなきゃいけないんだよ。
幼少期にトラウマのある人だったらどうするんだよ。
他人の過去に簡単に触れるな。

なんて考えながら、表情はニコニコして面談を終えたけど、中身はほとんど覚えていない。

男性2人には「フリーランスが向いてると思う」って言われたことは覚えてるけど、そもそも就活の相談の答えとして「フリーランス」ってなんだよ。


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