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「どこで」学ぶか、「誰と」学ぶか

 火曜日の前期3・4限に行われている「カリキュラムデザイン・授業研究I・Ⅱ」の授業は、今日が全14回の最終回だった。

 特に「現職」の院生たちにとっての「カリ・授」の授業は、自らの実践を振り返るとともに、それを客観視して学び直すための機会になっただろうと思う。

 また、教師という立場だけではなく、一人の学修(習)者としてカリキュラムや授業というものと向き合えたことは、得難い経験だったはずだ。

 今回は学校が夏季休業中ということもあって、教職大学院の修了生が6名もゲストとして参加してくれた。6名のそれぞれが、現在は各学校のミドルリーダーや指導主事として活躍中である。

 修了生たちは、3限に「学卒」の院生と、4限には「現職」たちと交流をしてくれた。この時期の「現職」院生たちにとって、「課題研究への向き合い方」や「教職大学院での学びを、その後にどう生かしていくか」といった修了生たちの体験に基づく話は、そのニーズに合致していたに違いない。

「現職」院生同士のつながり
「現職」院生と「学卒」院生とのつながり
「現役」の院生と「修了生」とのつながり

 こうした幾重ものつながりが、この「カリ・授」の授業の質を高めていたのではないかと思う。

 全14回の「カリ・授」の授業では、「何を」学ぶかや、「どのように」学ぶかについて扱ってきた。この「何を」「どのように」という要素を抜きにして、学びについて論じることはできないだろう。

 しかし、前述した「つながり」というものの大切さを実感した今、「どこで」学ぶか、「誰と」学ぶかということも、学びを支える大事な要素ではないかと思うのである。

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