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目隠し名札プレート作ってみた

このノートは裏高尾氏の「目隠し名札プレート」を作ってみたレポートです。これから手作りする方のご参考になれば幸いです。

目隠し名札プレートとは

解説を入れるまでもないですが、一応説明します。

やんごとなき理由で素顔をなるべく残したくない人は少なくないでしょう。「匿名性を担保しつつ、知っている人には誰なのかわかる」アイテム。それが「目隠し名札プレート」裏高尾左近次氏 発案)です。

裏高尾氏は仕事も料理もできる多分職人さんです。何者でしょうか。奥様がとても美人ということは確かです。

X上で SUNABACO 第9回 DX人材育成講座 の時期に、この目隠し名札プレートの存在を知り、手作りということでその作り方がずっと気になっていました。

今回、DX人材育成講座 第10期を受講していることと、その卒業制作発表が間近に迫ったことがきっかけで実際に作ってみました。


試作品

衝動に駆られ、見よう見まねで作った試作1号がこちら。

かなり雑な仕上がりの試作品

即興で家にある材料だけを使用して作成しました。黒塗りした画用紙に鉛筆で描き、マスキングテープを貼り付けて、予備のメガネに取り付けました。使用時には視界が遮られる欠陥品です。手抜きな仕上がりですが、気がつけば1〜2時間もかけて作業していました。

完成品

そして、正しい手順で作成した完成品がこちら。

すごくないですか?この仕上がりの違い。並べて比較するとその差が明らかです。

発案者の手順通りに進める事で、完成度の高いマスクを作成することができました。

解説は非常に丁寧で、サイズも具体的に記されているため、間違いがありません。おそらく裏高尾氏は理系の方なのでしょう。基本的にその通りに進めるだけで簡単に作成できます。



作ってみたレポート

ここからは実際に作ってみた各工程の様子を紹介していきます。
まずは材料の用意から。

用意した材料と道具

今回使用した材料と道具は全て100均で揃える事ができます。一部調達できず代用した物もあるので作成するときの参考にしてください。

カッターマットは100均でも入手可能ですが、目盛の数が縦横にあるタイプのものを選ぶと作業がスムーズに進みます。

養生テープを用意できなかったので、代わりにマスキングテープを使用しています。ただし、養生テープは100均でも入手可能な場合がありますので、購入できるかどうかは地域によって異なるかもしれません。

後に誤算となったのが、穴あけパンチです。手順書通りに作業を進めるには、それなりの穴あけパンチが必要です。穴を空ける位置にパンチが届くかどうかが重要になってきます。

私の場合、レンズの口径が小さかったため、100均の穴あけパンチでも十分対処できました。詳細については後の工程で説明します。


工程1 プレートのベースづくり

目隠しプレートのベースを作っていきます。以下の説明の通りに進めます。

プレートサイズ(幅19cm × 高さ5.5cm)+ α の大きさは、今回目盛に合わせて20cm × 6cm としました。工作用紙にも目盛があるのが良いです。

黒画用紙に貼り付け、プレートサイズ(幅19cm × 高さ5.5cm)にカット。ここまでは順調です。

工程2 マスキングテープで加工

ベースとなるプレートをマスキングテープ保護し、名札の文字を作成します。名前が長いと大変そうですが、少し工夫すると簡単にできます。

縁取りのためにカッターマットに一旦ベタ張りにして調整します。マスキングテープが真っ直ぐになるようにします。

同じ構図にこだわりたくて、一旦剥がして写真を取るやつ

ここからは、マスキングテープで文字を作成する作業に移ります。

文字の作成は少しコツが入ります。独自の方法になりますが、今回は文字のバランスを考慮して、下書きを作成してみました。

ガイドを作成する
文字をプレートに収めるためにどれくらいのスペースが必要かを把握するためにガイドを作成します。
プレートのサイズから、縁取りのマスキングテープの幅を引いた数を、文字数で割ります。例として計算式を書いてみましたが、厳密に計算する必要はないです。
例:
プレート(横19cm × 5.5cm)ー 縁取りのマスキングテープの幅(1cm)
= 文字が入る面積(18cm × 4.5cm)
文字が入る面積(18cm × 4.5cm)/  収める文字数 = 1文字の大きさ

文字の下書きと移植

枠線のガイドを引いて、その上に文字を書きます。そして、書いた文字の上にマスキングテープを直接貼り付けて文字を作成します。

マスキングテープの太さも調整しました。適当に半分のサイズでカットしています。

5をセンターにしてカットする

文字の作成が完了したら、それをゆっくりとプレートの上に移植します。(写真を撮り忘れました🙏)
移植中に文字が壊れてしまっても、組み立てるのは簡単なので気楽に進めて大丈夫です。


工程3 視界確保!穴あけパンチ

いよいよ最終工程。ここまでくるともう完成したようなもんです。

視界確保のために、プレートに穴を空けます。
プレートに穴を空ける位置を決めて印をつけます。その後、メガネをプレートに重ねてみて、位置を調整します。

ここでちょっと誤算が。。。
急いで用意した穴あけパンチのヘッド(穴を空ける部分)が、空けたい位置まで届かないことが判明します。

届かないと察した瞬間

仕方ないので、横並びに3つだけ穴を空けるように軌道修正し作業を進めます。

次は、プレートにメガネを固定します。

今回は養生テープが手元にないため、マスキングテープを使用してメガネをプレートに固定しました。マスキングテープでは固定が柔らかいので、養生テープの方が安定性がありそうです。

こんな感じで固定しました。

穴あけパンチで失敗したかと思いましたが、この写真を見てもわかるように、中央に穴が良い感じに空いています。おや?

子供用メガネを使用しているため、円形に広く穴を空ける必要がなかったようです。たまたまうまくいきました。

穴の位置は厳密でなくてもよく、人によって調整するのがベターということがここでわかりました。


完成!🎉

完成まで約2時間ほどかかりました!

装着した画像は上げられないですが、顔を隠しつつ、手元のスライドや周囲を見るための視界も確保できて使用感がかなりいい感じです。

材料が手軽に手に入り、簡単に作れる割に、クオリティが高く、映像や写真に映えるのもポイントが高いです。

色々と工夫もできて、楽しく工作ができました。次は、猫型にアレンジして挑戦してみようと思案中です🐈‍⬛

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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