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1人で電子書籍を作っていても、編集会議だけは仲間とする

電子書籍を1人で企画から執筆、編集、デザインとひととおりこなしていても、編集会議だけは「他人」との間で行う必要があります。

「他人」の視点は欠かせない

一匹狼出版社を気取っていたとしても、本を企画する際の「編集会議」を1人で行うことはできません

「こういう内容で書こうと思ってるんだけど、どう思う?」

という「問いかけ」に対する「反応」を得ること=「編集会議」は大事だと思っています。その対象のテーマに本当に意味があるのか、話の内容が難しすぎていないか? だいたいの感触をつかむために、仲間とオーディオチャットで意見交換しています。

自分1人の頭の中だけで考えた内容では、さすがに独善的すぎです。

「他人」が内容に興味を持ってくれるかどうか

企画した本が、受けるかどうかについては、受け取った人が面白がってくれるかどうかにかかってくることでしょう。内容を理解して、面白いとか有益だと思ってもらえるかどうか。

ボツになったフォント本「フォントソムリエ」の企画。いまひとつだという結論に

この段階で「うさんくさい」「ウソっぽい」印象を与えてしまう内容だと、やはり出来上がったものも「うさんくさい」「つまらない」ものになってしまいます。

ごくたまに、趣味全振りという内容のものもありますが、それを見た人がどう感じるか? 内容をわかってくれやすいかどうか? という点は気にしています

その確認のために、自分以外の人間に話をして、話が通じるかどうかというチェックは必ず行なっています。会議の内容は雑談程度の内容ですが、そうした「雑談」をたいへん重視しています。

ただ、実際に電子書籍が受け入れられるかどうかは、正直なところ出してみないとわからないので、案外このやりかたも正解ではないのかもしれません。


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