見出し画像

「Pages+AppleScriptで本を作ろう」を書き始めた②

走り始めたら止まらない! 電子書籍「Pages+AppleScriptで本を作ろう」を書き始めた手は……なぜか動かなかった

章構成を組み立て、目標ページ数も立てたものの……いまひとつ調子が乗らないところ。

ふだん、文章書きで困ったことなどほとんどない自分にとっても、調子が乗らない時はあります。

そんなときは、文章と向き合うのではなく各種資料を作って様子を見てみましょう。文章を書かなくても、まとまった量の資料や表を作ることで、何か見えてくるものがあるかもしれません。

これらの資料は、いまのところは「まえがき」や「目次」の次あたりに入れていますが、本の最初から資料を見せられると読者がウンザリしてしまうため、巻末でもいいかもしれません。

巻頭に載せるなら、もっと頭を使わない「画像を眺めるぐらい」のかるーーいコンテンツでないと、確実に読者に嫌われます

図や表を作ると、本のテーマに対して多角的にアプローチできていい感じです

まずは、Pagesが作れる書類タイプを記述し、そこから「どこの電子ブックストア」に出せるコンテンツが作れるかを図で紹介。さらに、個人で出版が可能な各電子ブックストアの情報を表にまとめてみました。

実際の電子ブックストアの登録用フォームを紹介し、どのような項目を用意して入力する必要があるのか……そういう資料があると役立つことでしょう。

作成した電子書籍を電子ブックストアに登録するのは、割と手数が必要な作業です

さらに、筆者(自分)が書いた電子書籍の仕様をまとめて表にしてみました。何のアプリを使って書いて、ページ数、ファイルサイズ、文字数などを……AppleScriptを書いて実際のPDFから収集できるようにしてみました。この手の資料作成を少ない手間で行うのに、AppleScriptは欠かせません。

指定のPDFから、ページ数、ファイルサイズ、文字数などを取得するAppleScriptを作成し、実際の資料作成に用いてみました。ページ数や文字数をカウントするのに手作業でいちいちやっていたら日がくれてしまいます
「あとがき」を書いている最中に、Pagesで作った本の比率を紹介しようとして、「じゃあ、すべての本がどうなっているか調べればよいのでは?」と思い立って、PDFのページ数、文字数、ファイルサイズなどを取得するAppleScriptを書きました

9章構成で組み立ててみたものの、各種電子ブックストアに登録するためのデータ変換などを紹介する章を追加。

章構成は作っている最中で変わることがあり、ページの左右端につけた「ツメ」を章構成の変更のたびにすべて修正する必要がありますが、ツメについてはAppleScriptで自動変更できるため、気楽に対処できます。

全部手作業でやらなくていいのは、精神衛生上とってもいい感じです。このあたりの作業は自動化しないとやっていられません。

資料ページが増えた。10章が増えた


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?