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技適マークを知っていますか?ガジェットを購入する前に知っておきたいこと

はじめに

こんにちは!わちゃです。
Amazonでキーボードやマウス、イヤホンなどを購入したことってありますか?多くの人は当てはまりそうですね。では、その購入したアイテム。法律に違反していませんか?

法律違反していないか、確かめることができるのが「技適マーク」。
これを知らずにキーボードや、マウス、スマホ、イヤホン、カメラなどのある機能使っていると、法律違反になってしまうのです。

私も、数か月前に初めて知って「え、これって法律なんだ」と驚きました。

海外製のキーボードとマウス
技適マークは?

知らぬ間に法律違反しているのかと思うと不安ですよね。
知らない人に向けて「技適マーク」について簡単に解説していきます。


技適マークとは

技適マーク
郵便マークがついている

日本の電波法によって、無線機器の基準が決まっています。
要は、日本の基準が満たされていない「wifiやBluetoothなどの無線接続を使う」のがダメなんです。電波を発信してはいけない。
日本の技術基準が満たされているという証明になるのが「技適マーク」です。

ちなみに、技適マークがない機器を販売するのはセーフらしいです。
なので、Amazonには技適マークのないガジェットがたくさん売られています。楽天などのネットショップもです。知らぬ間に「買って使っていた」なんてことに。

海外の技適マーク

海外のマーク

海外にも技適マークと同じような効力のマークが存在します。機器の裏面を見てみると、アルファベットのマークが。これらはEUや米連邦の基準を満たしているという意味です。リサイクルマークが記載されていたり。
この海外のマークがあっても、日本国内での使用は×です。日本での技適マークがないと使えません。

違反すると?

電波法違反は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金の対象となります。 また、公共性の高い無線局に妨害を与えた場合は、5年以下の懲役又は250万円以下の罰金の対象となります。)

総務省電波利用HPより引用

そもそもなんでこんな法律が必要なの?

公共の無線に対して害があるかもしれないよってこと?なのかなと私は思っています。以下総務省のHPより。

技適マークは、電波法令で定めている技術基準に適合している無線機であることを証明するマークで、個々の無線機に付けられています。
無線機の免許申請をする際に、技適マークが付いていれば、手続きが大幅に簡略化されます。特に、特定小電力のトランシーバー、家庭やオフィスで使用するWi-Fi(無線LAN)、コードレス電話、Bluetoothの機器などは、技適マークが付いていれば、無線局の免許を受けないで使用できます。(詳しくは、「無線基準認証制度」をご覧下さい。)

総務省電波利用HPより引用

所持することはOK

買っちゃった!持ってる!どうしよう…!?」と焦ることはありません。所持しているだけならOKです。無線として電波を出すことが×なんです。要は電源を入れなければ大丈夫。

有線ならOK

有線接続で使える機器なら有線での使用は構いません。「無線」という点が重要です。

無線を放つこと自体が×です。

使いたいのに使えない!

ネットでキーボードなどを探していると、オシャレなガジェットが販売されていますよね。よく知っているキャラクターのキーボードやマウスが売られていたり。かわいいけど、技適マークがないのです。

技適マークは絶対ないだろうなー
なんてわかっていながら購入してみた
小さなキーボード。
もちろん電源も入れず置物です。

使いたいのに使えない…を解決する方法

2つ方法があります。
1つ目は、技適未取得機器を用いた実験等の特例制度
2つ目は、メーカーに技適マークを取得してもらう という方法です。

それぞれ説明していきます。

技適未取得機器を用いた実験等の特例制度

この制度は個人でも申請できます。ただし、180日間という制限付き。180日以降は使えません。実験扱いなので。

メーカーに技適マークを取得してもらう

私が今回購入したキーボードとマウスには、日本の技適マークはありませんでした。このキーボードが使えたらかなり便利。日本用に技適マークを取得して発売してくれたら、買いなおして使用することができます。

折りたたみキーボード
開くとこんな感じ。
めちゃめちゃ使いたい。
ちなみに開くと電源が入ってしまう仕様だと説明に書いていたので、
分解してバッテリーを外しました。
有線接続できない無線専用機なので、電源が入るのもNG
開くだけで、無線が飛ぶからです。

メーカーに聞いてみた(24年3月執筆時点)

ということで、さっそくメーカーの公式サイトへ。
サポートメールに連絡をしてみた。
日本の技適マークを取得して発売する予定はありませんか?」と。
ちなみに相手はアメリカ人だろうし…と思って英語で変換されても、ある程度読めるように片言のような日本語で連絡してみました。

メールを送ってから、3時間ほどで返答が(早すぎて好感度爆上がり)。

「メールをいただき、ありがとうございます。ご不便をおかけして申し訳ございません。日本での認証に関しておっしゃる製品について、当社はその準備を進めております。日本のお客様向けの折りたたみキーボードとマウスのセットはおそらく下半期に販売を開始する予定ですので、お楽しみにしていてください。ご質問等ございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。」

と。丁寧で、あまり違和感のない日本語が返ってきて驚き。

元々、発売予定だったようです。これは朗報。
メーカーに聞いてみて、「技適マーク取得する予定はありません」と帰ってくるところもあるそうです。私が連絡したメーカーは大丈夫でした。

ちなみに連絡したのは、ProtoArcさんというメーカー。迅速で速い対応をしていただけました。2021年に立ち上げたアメリカのメーカーさんだったようです。

買いなおす必要はあるのか?

同じ商品なのに、技適マークが付いた後、商品を買いなおさなければならないのか?と疑問に感じたのでChatGPTに聞いてみました。聞く前から「いや、絶対買いなおさなきゃいけんやろ…覚悟はしている」と思ってはいました。

はい。買いなおす必要があるということなので、発売されたら即買いなおします。「メーカーさんに対応策を聞くのもいいよ」とChatGPTがアドバイスしてくれているので、やってみようかな?値段は全部セットで9000円くらいだった(アリエク価格)。Amazonでは黒だけ在庫があり、7000円前後で販売されています(もちろん現時点で技適なし)2024年3月執筆時点

おわりに

この技適マーク制度があるおかげで見えない部分で守られているのかもしれません。ただ、使ってみたいキーボードやマウス、ワイヤレスイヤホンなどは海外にたくさんあるので、一つひとつ確認していく作業はなかなか骨が折れます。
なにせ、Amazonや楽天などのネットショップのページには「技適マーク」の記載自体が必須ではなく、画像内で見つけることもできません。
なかなか難しい問題ですね。

とりあえず、私はProtoArcさんのキーボードとマウスが技適マーク取得して発売されるのを楽しみしています!

軽くて質感のいいミニマルなキーボードなんですよね。パンダグラフ構造のキーになっているので打鍵間も悪くないです。いい感じ。iPadや折りたたみスマホとの相性抜群。何よりデザインがシンプルで可愛いですよね。さて、楽しみに発売を待ちましょう。

コメント欄にて感想などお待ちしております。


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