見出し画像

きこ雪 10月編

(ありのままでのメロディで♪)

まずはおすしーおすしを食べるのよ

ありのままの自分になるの

何 も 怖くない 風よ吹け(今カリフォルニア嵐です)

少しも寒くないわ

悩んでたことが うそみたいね

だってもう自由よ なんでもできる

どこまで食べられるか 自分を試したいの

土曜の朝、ちょっと片付けようと思ったパートの仕事が意外と難解で結局4時間も集中するはめになり、脳がヘロヘロになった。ドクターXならガムシロップ一気飲みなんだろうが私は違うものが飲みたい。雨は夜から降ると携帯が教えてくれて気持ちが固まった。きこ雪決行でーす。

家を出たのが正午。お腹も空いている。実は金曜日にアメリカでの諸用が終わり、またしばらく会えなくなる友達と二人でオクトーバーフェスト開催した。美味しいビールをいっぱい頂いたのでその話は、また後日。

画像1

バスと電車がうまくつながって40分ちょっとでサンフランシスコダウンタウンに到着。

エスカレーターが壊れていたのでいつもの写真は撮れず(笑)。階段を鬼の形相で駆け上がり、目的地に到着。まずは予防接種証明カードとIDを提示してテーブルに。

お友達でもある女神マネージャーさんが笑顔でお迎えしてくれる。アメリカの日本食レストランで熱燗を注文するとほとんど大関か松竹梅だ。数ヶ月前にまだ熱燗のオーダーが少ないので大きな熱燗マシーンは使っておらず、大好きな酔鯨(高知のお酒)が熱燗で出てきて感動した。そろそろ世の中も平常に戻りつつあるので熱燗のお酒は何か尋ねてみた。まだ大関マシーン再開ではなく(やったね)群馬の『尾瀬の雪どけ』というお酒を頂いた。「小さい方で試してみますか?」と女神マネージャーさんが言ってくれたが私は即答「ラージでお願いします。」大は小を兼ねるもんね(意味不明)。

熱燗にしてもすっきり飲みやすいお酒。大関マシーンが再開する前にもう一回飲みに行きたい。

画像2

私の顔にハラヘッタと書いてあったせいか山盛りの枝豆の後、いつも出してくれるマグロの煮付けといつものことだけどお寿司盛り合わせとどうしても食べたかったイクラもあっという間にテーブル並ぶ。

この幸福感。食べる前から幸せ。お昼は過ぎていたが結構お客さんが私の後に入ってくる。女神マネージャーさんに「忙しそうね」と声をかけると「いやーさっきまですごくヒマだったんですけど今一気に来ましたね。」以前はコンベンション会場のすぐ近くのお店は年中忙しかった。最近、コンベンションも小規模なのが少し行われるようになってきたけどだからと言って忙しいわけではないそうだ。そうかと思えば映画館も同じ建物に入ってるので007の映画が始まった週末はものすごく忙しかったそうで以前のように予測が全く立たないと言っていた。なので女神マネージャーさんともう一人のバイトでフロアを頑張って切り盛りしている。よし!こうなったらおじさんがミャーオ招き猫になってあげよう。

前回はお持ち帰りして食べたお寿司。やはりお店で食べるのが最高。お酒も合うし、ひとりでゆっくり楽しんだ。すっかり食べ終わってうーん何だか心残りが。「デザートハ ベツバラ」と幻聴が。何だっけこの言葉の意味(笑)。ベツバラと聴こえても一つしかないお腹はいっぱいなのだがせっかくだしデザートは食べて帰ろう。やはり私も女子のはしくれ。デザートを注文。

画像9

そうそうベリーソースのリコッタチーズケーキ。濃厚だけどフワッと食感。女子力もたまに発揮ってチガーウ!コレジャナーイ。いやいや写真が違う。私がデザートに頼んだのはホタテ。本ワサビまで付いてきてここでまたお酒を追加したい気持ちをグッと抑えて熱いお茶を頂く。このお店はお茶も美味しい。

画像3

デザートのホタテは最高だった。注文して本当に良かった。すっかり完食して女神マネージャーさんにご挨拶して11月はもしかしたらこのお店を大好きな娘と来れるかもとお店を出た。

全然、酔ってはないが流石にお腹いっぱいだ。時間も早いし、これは少し歩いてから帰ろう。今日は同居していない方の義姉の孫の2歳のお誕生会をメーテルの家で開くと小耳にはさんだ。きっとたくさんゲストが来てるはず。夕方まで家はうるさいじゃなかった賑やかだろうから私はもうちょっと外でゆっくりしよう。

画像4

曇ってはいるが、寒くもなく良い感じ。ここに来るとよりたいお店がある。

画像5

画像6

人気のオイスターバー。おやつ(?)に牡蠣2、3個とスパークリングワインでも行っちゃおうかなと思うのだがいつも混んでいる。うーん流石にここまで混んでいると無理。ここは来月娘が来た時に行こう。

画像8

ゆっくり歩いたり、ベイブリッジを見ながらベンチに座ってのんびりできた。しょうがない(笑)帰るか。音楽を聴きながら電車とバスで帰宅。家の近くまで来た時に思わず笑った。

画像7

メーテルが家を増築したのではなくてお誕生日会につきものである子供がジャンプして遊ぶバウンスハウス。とは言うものの主役はまだ2歳なんだけどな。コロナ禍にまさかこれを用意するとは。幸いにも子供のゲストはおらず、中で遊んでいる様子もなかったけどちょっと呆れてしまった。私達夫婦は口もお金も出さないがやはり午後外出してよかった。バウンスハウスは1日レンタルで$300くらいするらしい。膨らますところが見れなかったのは唯一残念だけど今夜から大雨警報だったので義兄が帰る前に空気を抜いて片付けたようだ。私と夫も招待されていなかったのでギフトも何も用意しなかったけどなんといつも家族行事の中心である義姉は孫のお誕生会に招待されていなかったらしい。何やらまた喧嘩して揉めているようで私はお部屋に引きこもる。ドラマはテレビだけで良い。そして私は今日はもうお腹いっぱいで幸せで何もいらなかった。パーリー中でキッチンも使えないので仕事から戻った夫にはお誕生会用に沢山あった食べ物をお夕飯として取りに行ってもらった。近所のレストランでいろいろ注文したらしくルンピア(フィリピン風春巻き)もあった。でもルンピアは叔母が作るものが世界で一番美味しいので夫はあまり食べなかった。その代わり先月結婚した甥のお嫁さんの実家であるベーカリーからの大きなチョコレートケーキを嬉しそうに食べていた。

この家族の行事はとにかく長丁場だ。2時間くらいでお開きという言葉が存在しない。私が家を出る時に少し準備が始まっていたから正午から夜10時まで。お友達らしきゲストは早めに帰ったようだが義兄達が大声で喋っていた。以前、クリスマスなどで呼ばれると帰りがとても遅くなるのが嫌で夫にいつも明日は仕事だし、午後8時にお暇するぞと念を押していた。8時と念を押しても帰宅できるのは9時くらいだった。今は同居しているので2階の部屋にいてほんの一瞬参加するか一切参加しないという新しい技ができた。

2歳になった主役は大人達がお酒を飲んだり揉めている中、お誕生会楽しかったかな。夫が下に行った時に「Do you love uncle?」と聞いているのが聞こえた。大きな声で「オフコース!」と元気にお返事していた。クリスマスには絵本を買ってあげよう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?