本当の親友の始まり。
解離性障害ゆうきです。
投稿したnoteに記されていない事を、僕は語る事にした。
花鈴とあきくん(あきときくん)がすれ違ってから、僕達は二人の変化に気付かなかった。
花鈴はいつも通り笑顔だった。
あきくんもいつも通り笑顔だった。
仕事も淡々と二人ともこなしていた。
あきくんは、ポーカーフェイスだ。
昨日のカラオケであきくんがボロボロになる前から、あきくんはずっとボロボロだったと、僕は知った。
今思えば、最近やたらと部屋にいれてくれなかったし、外で話す事が多かった。
いつもならあきくんの部屋で僕達はゲームをしたりするのに、最近はなかった。
あきくんは、ずっと一人で悩んで抱えて、ボロボロになる典型的破滅型タイプだと知った。
あきくんにとって、花鈴という存在はそれくらい大切な人だったのだと、あきくんの部屋を見て思った。
あきくんは超几帳面で、部屋はいつも綺麗なのに、全部が壊れていて、余程花鈴に言われた言葉がショックだったのか、自分を痛めつけていたのだと知った。
ずっと長袖だった理由がやっと分かった。
あきくんは人に頼るのが苦手だ。
誰からも頼られてそれにきっとずっと答え続けてきた。
僕にも心配をかけたくなかったから、言わなかったし、ボロボロの自分を誰にも見せたくなかったんだと思う。
頑固者だ。
結局花鈴を探しに出掛けた後、あきくんらしくもない。
相当無理して走ったのだろう。
転んで頭を打って治療中である。
なおくんが側にいたら、きっとあきくんの変化に気付いてあげられたと思う。
僕はつきちゃんにベタ惚れで気付いてあげられなかった。
結局全部がわかって、僕はあきくんと話をした。
ちゃんと辛い時に辛いと弱音を吐いていいのだと僕みたいにダメダメでもいいんだと話した。
そうだったな。忘れてたよ。って、あきくんは僕の前で初めて泣いて笑った。
本当の親友の始まりだと僕は思う。
あきくんは繊細で実はとても弱いけど、花鈴も僕もみんなもいる。
だからきっと大丈夫だ。
僕なんかより、遥かにあきくんは傷つきやすくて、実は弱くて、頑張りすぎてしまう。
僕はこれからあきくんがちゃんと弱音を吐けるように、いろんな事をもっと手伝っていきたい。
それが僕の親友としての役割だから。
花鈴も泣いたけど、花鈴がもうこんな事はしないでと頼んでいたからきっとない。
だってあきくんは約束は守る義理堅い男だ。
だからもう大丈夫。
次は助けてもらった分、僕があきくんを支えていく番だ。
頼りないけれど、みんないる。
みんなであきくんを支えていこうと思う。
この文はゆうきが書いたものですが
主人格の私が代理で公表します。
ゆうき
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