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一年分のキミ#心に残るあのエピソードをあなたへ

いつか書いてみたいと思っていたことがある。ちょうど良きタイミングでいただいたバトン。

「いっといで!」(書いといで)
背中を押されたような気がした。


いつも暖かく見守ってくださっている恵子さんから、バトンリレー企画のバトンをいただきました。

娘さんとの旅行のエピソード。
娘さん側の気持ち。
親としての気持ち。
どちらも少しわかるようになって、いろんな感情が湧き起こりました。

わたし自身も、家族みんなで海外旅行(ハワイ!)に行くことが夢のひとつ。
夢は抱いているままじゃなくて形にしようと、ぬくぬく生きているわたしは背筋が伸びる思いにもなりました。

素敵なエピソードをありがとうございました。


>>恵子さんの最新の記事はこちら。



この企画は、チェーンナーさんが始められたもの。

【バトンリレー企画2022】
〜心に残るあのエピソードをあなた〜

チェーンナーさん、初めまして、です。
素敵な企画に思いがけず、参加できて嬉しいです。


現在、わたしは一歳になったばかりの息子を子育てしている。そんなわたしが、妊娠中に母からもらった本がこちら。


川上未映子著「きみは赤ちゃん」という本だ。

本書は、妊娠が判明したときから、出産を経て、1歳の誕生日まで、出産・育児という大事業で誰もが直面することを、芥川賞作家の鋭い観察眼で赤裸々かつユーモラスに描き、多くの共感と感動を呼んだ異色エッセイです。
文藝春秋BOOKSより

産まれて間もない我が子の夜間授乳中に、ひっそりとページをめくっていた。

あまりにも壮絶だったり、うんうんと共感したりと、次へ次へと気になってページがめくられる。

そして、あっという間に最後の章がきた。
一歳を迎えて書いたページ。
「ありがとう一歳」と題された章。

涙なしには読めない。
産後明けで、涙もろくなっていたせいか。
いや、一年後、また読んでも、きっと涙が溢れてくるだろう。そう確信した。

産まれてきた赤ちゃんとの一年間のあれこれを、頭に浮かんできた瞬間、取りこぼすことのないように、そっと判子を押すようにぽんぽんと書かれた数ページ。

それが、あまりにも素敵だったもので、どうしてもそんな風に書いてみたくなって。

一歳を迎えたキミとの一年。
「きみは赤ちゃん」のオマージュで、振り返って書いてみたい。

では、「キミの一年分〜ありがとう一歳〜」スタート♪


✳︎    ✳︎    ✳︎


陣痛からキミに会えるまでの長すぎた三日間。不安。発狂。孤独。病室の窓から見た朝陽。

分娩室。怖い。でもキミに会える。絶叫。
出産。安堵と喜び。

フラフラの入院生活。初めての授乳。壊れてしまいそうな柔らかな身体。小さな指。小さな小さな爪。まっすぐ見つめる瞳。寝てばかりのキミ。

母乳にとらわれた日々。手作りのベビーメリー。パパとの沐浴。ほっそりとした腕。浅黒い肌。頭についている取れかけた古い皮。片方ずつ休憩のひと眠りが入る授乳。寝る時の手と顔の向き癖。すぅすぅたてる寝息。寝起きのふぎゃあと泣く声。

黄昏泣き。夜の地獄の寝かしつけ。背中スイッチ。鬼泣き。小刻みスクワット。夫婦喧嘩。深夜のミルク作り。哺乳瓶を倒してぶちまけられるミルク。落胆。苦悩。怒り。

虫さんのおもちゃ。手足を一生懸命バタバタさせる仕草。握り返す柔らかな手。ベビーカー。抱っこ紐。すぐに着れなくなった新生児用の肌着。すぐ使わなくなったベビーベッド。

くしゃみの後の独特な癖。それを動画におさめるべく頑張るパパママ。寝る時に顔を擦ってつける数々の傷。爪切り。ミトン。

パパと遊んで大笑いするキミ。豪快な笑い声。パパママ爆笑。いきなりの笑うツボ。エンドレスの笑わせ。

4ヶ月検診で引っかかった発達異常。クリスマス前の病院駆け込み。後悔、不安、悲しみの夜。装具装着開始。長い長い長い2週間。四苦八苦の装具生活。ほぼ抱っこの3日間。ようやく解放された時の喜びの足バタバタ。ほんとよく乗り越えた。

離乳食スタート。ほんの少しの10倍がゆ。作りすぎたお粥。トマトを初めて食べた時の酸っぱいリアクション。納豆を初めて食べた時の不思議リアクション。好き嫌いもほとんどなくしっかり食べてくれるキミ。

育休終了。ありがとうパパ。ワンオペ突入。お風呂のチェア導入。頑張りすぎて指を切って病院に駆け込むドジママ。ママと2人の生活。離乳食の2回食。せんべい大好きくん。足の指も大好きくん。

目にかかりそうになってきた髪の毛。初めてのヘアカット。ゆっくり丁寧に切るパパ。豪を煮やしてザクザク切っていくママ。焦りすぎて指を切ってしまうドジママ。

初節句。写真撮影。大泣き。撮り直し。緊張。どんな顔もかわいいキミ。

あちこち出かけたね。近くの公園。森の中。牧場。動物園。海。コスモス。ひまわり。いちょう。覚えてなくても心に残ってたらうれしいな。

ズリバイ。ハイハイ。つかまり立ち。うれしそうにこちらを見る姿。すぐにドスンと尻餅をついてしまうキミ。あたふたするママ。あっちへごっつんこっちへごっつん。あたふたするママ。

授乳後にすっと立ち上がってママの首を抱きしめるキミ。ママの髪の毛を握らないと寝れないキミ。不安になると決まってママの髪の毛を握りながら指しゃぶりするキミ。

一歳目前でコロナ感染。初めての発熱。心配、心配、心配。繋がらない電話。ぐったりするキミ。甘い粉薬。座薬。よく食べるキミ。元気にハイハイするキミ。みるみるうちに回復。親孝行なキミ。

一歳。
喜びも苦悩も悲しみも希望も、さまざまな感情をもらった一年。
身体も一年分。心も一年分。頭も一年分、成長したけれど、わたしが思うよりもずっとずっとずっと、多くのことを吸収し、学んで、成長しているんだと思う。

今を一生懸命生きるキミ。
泣くのも全力。遊ぶのも全力。
その目に何が映り何を感じているのだろう。
その耳に何が聴こえて何を感じているのだろう。少しでもいっしょに見たいと思う。聴きたいと思う。

一歳。
長かったようで短かった一年。
どの瞬間も宝物だった。その瞬間は苦しくとも、今になればどれも愛おしいものだ。ありがとう、一年間生きてくれて。ありがとう、産まれてきてくれて。ありがとう一歳!


✳︎    ✳︎    ✳︎


一日一日は長くて、いろんなことがあったはずなのに、もういろいろと忘れてしまっている気がします。それくらい、毎日さまざまなことが起こりすぎて、あれこれ考えすぎて、一年があっという間に過ぎ去ってしまったようにも思える。

でも、きっと心のどこかに積み重なっているものがあるんだと思う。それが、わたしを「ママ」にしてくれているのかなぁ、とも思う。

振り返ることがなければ、本当に過ぎ去ってしまうだけだから、こうやって書くきっかけをタイミングよくいただき、感謝しています。

恵子さん、チェーンナーさん。
本当にありがとうございました!!



次のバトンはどなたに渡そうか悩んだのですが・・・

一番読んでみたいなと思った方へ。

®️さんに渡したいと思います!!!

ステキだなぁと思った記事です。

>>®️さんの最新の記事です。

同じ月齢を持つママさんで、すごく繊細で豊かな感性をお持ちの方で、欠かさずチェックさせていただいています♪
®️さんも子育て中、しかも仕事復帰されたばかりなので、無理のない範囲でお願いします♪

〜   〜   〜

「心に残るあのエピソードをあなたへ」ルール

今回の企画のルールです!
(チェーンナーさんの記事より抜粋させていただいてます)

■【期間】
9月30日(金)まで
■【バトンリレー】ルール
1.バトンが回ってきたら、noteを書いていただきたいです!
noteの内容は、☟こちら!

心に残るエピソードを書いていただきたいです!
・人から聞いたお話、ネットで観たお話、本で読んだお話、
 ご自身の経験なんでも結構です!
・人のエピソードでもご自身のエピソードでもなんでも結構です1
・ジャンルも、体験談、歴史、スポーツ、映画、芸能、文化、
 漫画、ゲーム、なんでも結構です!

2.noteを書いたら、次にバトンを渡すnoterさんをご指名してください!
指名したことがわかるように、指名するnoterさんの一番最新のnoteをシェアしてあげてください。

3.指名するnoterさんは、最大2名まで!
あまり多いとご負担になりますので、1名か2名でご指名ください!

4.ぼくが追いかけてシェアしますし、マガジンに追加しますので、ぼくにわかるように、ぼくの今回のこの記事もシェアしてください!

5.ハッシュタグ、「心に残るあのエピソードをあなたへ」を入れてください!ぼくは基本、このハッシュタグで追いかけて、マガジンに追加していきます!ハッシュタグが間違ってしまうと、探せなくてマガジンに追加できなくなってしまう可能性があります。よくご確認ください!
■【バトンリレー】のお返しについて

バトンリレーは楽しんでいただきたいのですが、全員が積極的なわけではありません
バトンがまわってくると困っちゃう人もいると思います
そのために、お返し制度を設けています
ご確認ください

1.バトンをもらったけど、noteを書きたくない、という方は、バトンをぼくにお返しください!
方法はこちらの2点です

①チェーンナーに返します、というnoteを書いて、今回のnoteをシェアしてもらえば、ぼくが引き取って、ぼくが「心に残るあのエピソードをあなたへ」を書きます!遠慮なくぼくにバトンを返してください!

②このnoteのコメントで、バトンを返します、とお書きいただいてもOKです

どうか、ご負担ない形でお願いします

2.バトンをもらってnoteを書いたけど、バトンを誰かに渡したくない、という方は、ぼくにバトンをお返しください!
その際、noteに、チェーンナーに返します、と書いていただければ、ぼくが引き取って、ぼくが「心に残るあのエピソードをあなたへ」を書きます!
遠慮なくぼくにバトンを返してください!

3.アンカー宣言
noteを書いた後、他のnoterさんに回すのも悪いし、ぼくに返すのも悪い、と思われる方は(ぼくは何回でも書きたいのでいいのですが…)、そのままアンカー宣言をして、ゴールテープをお切りいただいても結構です!

どうか、みなさん、ご負担ないよう、お楽しみください。










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