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これは小説です。

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勢いで初めてみました。 短編小説を投稿していく予定です。マガジン名悩み中。
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2022年2月の記事一覧

宇宙人、地球に降り立つ 後編

宇宙人、地球に降り立つ 後編

 しかし書かれていた文字は宇宙人二人が知らないものであった。白い壁に文字らしきものが大小様々に書かれている。
「A分析しますか?」
「そうだな、頼む」
 Bは文字に向かって手を合わせる。手から薄白い光が出て、文字全体を包み込む。
「A、これは文字ではありません。少なくとも宇宙10個分に当たる周囲の文字文化、もしくはそれに準ずるものを探しましたが全て該当しませんでした。一番近いものはこの人類が作った

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宇宙人、地球に降り立つ 前編

宇宙人、地球に降り立つ 前編

 地球に二人の宇宙人が降り立つ。
「ここが地球ですか、データでは人間という霊長類生物がすんでいるという話ですが、今のところデータに出てきてないですね。」
 宇宙人Aは不思議そうに周りを見渡す。地球に住む人類は独自の知能を獲得し文明を獲得しその後発展をしたという話である。
「百年前には私たちの惑星の1萬光年近くまで来ていたという話があったのに」
 宇宙人Bの周りには、木々が生い茂り動物が闊歩していた

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ある人間に興味を持った侵略者4

 男の居るマンションの前に私は立った。チャイムを鳴らす。
「はーい……ひっ……なんで……」
 男は私の予想した反応とは反対にとても怯えていた。私は不思議そうに首をかしげた。
「夜山さんが、なんで、ここに……」
 私の姿は男が好いていた女の夜山であった。
「湯沢くん、こんにちは元気にしてた?」
 私は男が好いていた夜山の声と姿で男に問いかけた。夜山という女は身長が155センチほどであり、髪の毛はダー

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