進路と男

高知にいるとき
未来が見えた気がしたけれど
それはわたしの勘違いで

あの男は
彼女のもとに帰ってったし
進路だって
元の場所に戻ってった。

私と結婚して
進学も就職もせず
一緒にいなか暮らしをする未来は
踏みつけられた。
踏みつけられたならまだいい。
忘れられたのかもしれない。
忘れられたならまだいい。
なかったことになってるかもしれない。

ただひたすらに悲しい。
一緒にいた期間より
会えずに連絡も返ってこない期間の方が遥かに長くなった。

後遺症が酷い。
悲しい。

サポートはお菓子代になる予定です