短歌を読んだり詠んだりしながら心の安寧を保つ

定期的に短歌にハマる30歳女です。最近いい感じに気分が落ち気味で、そういうときは短歌に浸れるから意外と悪くない。

先日図書館で俵万智さんの「チョコレート革命」を借りてきた。俵万智さんが1997年に出した歌集だ。恋愛、とくに妻子のいる男性との不倫を描いた刺激的な作品。

俵万智さんの歌は、使っている言葉は普通だし、上の句と下の句の飛躍もそんなに無いのに、「この視点でものを見るのか〜」という斬新さはあるから好きだ。一読すれば意味が分かるところも好き。わたしもそれになりたい。歌人は岡野大嗣さんが好きだなぁと思っていたけど、俵万智さんは原点であり、とんでもない人だ。あまりにも原点すぎるけど、守破離の守をやるときには、俵万智さんをインストールしたい。

現実世界に疲れた時にハマるものは決まってる。短歌、ピアノ、占い。占いをサービス化して現実にしてしまった今、占いは現実逃避として機能しなくなってきた。残された手段である短歌とピアノを楽しんでいる。

短歌は作るのも好きだから、2024/12/1の文学フリマ東京39では歌集を作って販売するぞ。短歌はいつも夏にたくさん作るので、冬に歌集にまとめるのはちょうどいい感じがする。

生きていく上で、どうしてもバランスを取るとか、まともになるとか、調和を大事にするとか、大人としての振る舞いを要求されがちだけど、短歌はそれに逆らえるありがたいツールである。

社会の中で生きていくにはマイナスに作用するような大人になりきれない部分や性格の悪さ、どうでもいいことが気になる性質こそが短歌を作る上ではありがたいものになる。

全部の自分を活用しながら生きてやるって気持ちを反映できるから助かる。

社会の中で生きるにはマイナスになりがちな性質をプラスとして活用できると人生が楽しくなってくる。自分のことを「いいじゃん」って思える。昇華のひとつかな。

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