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雰囲気のしりとり

幻の幻のその彼方まで飛んでいった宇宙の端の塵たち。わたしがそこにいてもいなくても塵は巡るし地球は回る。地球に似た星があるって教えてくれた友達はくだらぬ事故で死んだんだって。親より先に死ぬのは逆縁だって教えてくれたのは縁結びの神様だっけ。お寺と神社の違いが時々わからなくなるのは日本人失格だったとしても、日本人であることは消せないんだから、失格とか失格じゃないとか、どうすべきとかそうすべきとか、迫害みたいな言い掛かりはやめてよね。第三次世界大戦まであと少し。もちろん見えない戦争だ。冷戦の次は見えない戦争だ。人、金、物って全部見える。見えるものってもう飽きた。見えないものを信じたい。愛とか夢とか希望とか「見えないから綺麗だよね」なんて寒いセリフももう飽きた。エネルギーだけ感じてここに着陸するよ。

どこがスタートかも分からない始まり方に哀愁が漂う。二十歳そこそこの君が吐き出すようなつもりじゃなかったよね。大人は楽なことばかりして死ぬ。人生のゴールめがけて逃げ切り大作戦をしているのは日本の高齢者たちだよ。これからも生きていくんだろうって事実が実は一番怖かったりする。終わりの見えない労働。終わりの見えない労働。終わりの見えない労働。人生の着地を今ここでした。落ちる瞬間に撮られるみたいな、最高の記念撮影してよ。

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