「自分みたいな人」を探さなくても平気になった
学生の頃は「自分みたいな人」を探していた気がする。友達も、恋愛関係になる人も、歌詞も、本も、どれも「自分みたいな人」を探していた。共感というか、共鳴や同化するための対象を探していたというか。
浜崎あゆみの歌詞に共感して写経したり。ショーペンハウアーの本に書き込みをしながら読んだり。
浜崎あゆみは、あんまり詳しくない人からすると「ギャル」のイメージが強いかもしれない。でも浜崎あゆみのすごさはギャルや見た目の可愛さだけじゃなくて、あまりにも10代女子の心をあらわしている歌詞にある。
A Song is xx
TO BE
Who…
この辺に救われた10代女子が何万人いるんだか。
大人になったというか、生きやすくなったと思うタイミングはいろいろあるけど、「自分みたいな人を探さなくても大丈夫になった」はひとつの目安かもしれない。
どんな集団の中にいても「自分みたいな人」を見つけて、その人を居場所にしようとしてたからな。
いまは「自分みたいな人」がいなくても、自分ひとりで平気。なんなんだろうなぁ、これは。
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