周りの人「できるのにもったいない!」わたし「え、だって、やりたくないもん!」
「向き不向き」と「やりたいこと」が違うというべきか。
自分の力を最大限発揮することに興味が無いというべきか。
能力を世間に知らしめることと個人の幸福が別物だというべきか。
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いなフリ中。クラウドソーシングでライティングをひたすらこなしていた私。誰かが「ななちゃんがライティングするのはもったいない」と言った。言ってくれた。
おそらく「無記名でやるような仕事じゃなくて、インフルエンサー寄りの、どこか尖った仕事の方が向いている」「もっと個性的で【面白いこと】をしたらいいのに」って意味だと思う。
その当時は私もプチインフルエンサーみたいなものになりたかったので、「確かに。早く【私にしかできない仕事】でいっぱいにしたい」なんて思った。
だけど、最近は違う。ライティングをしっかりやってみたい。気合いと量でやっつけるライティングじゃなくて、理論を学んで、情報として届けることを意識して、「ちゃんとしたライティング」がしたい。
ライティングがしたい。
インフルエンサーみたいなものにも興味はない。好きな男の子と、平和に美味しく暮らせれば問題ない。「有名だしお金もあるけどノイズが多い」よりも「有名じゃないしお金も普通だけどノイズが少ない」の方が幸せだと、(少なくとも私にとってはそれが幸せだと、)確信した。
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高校三年生。千葉大学教育学部の保健室の先生を養成する学科に行きたかった。絶対に。だけど、センターの結果はダメだった。地元の国立大学ならギリギリ入れるかな?くらいの点数。
私はセンター後、すぐに決めた。「浪人して、来年こそ千葉大学に入学しよう」「だから今は、英単語を一から勉強し直そう。」
それを先生に伝えたら「まだ○○大学なら入れる可能性あるから、そっちに変えたらいいんじゃないか?」「まだ1月なのに浪人を決めるのはもったいない」「似たような学科(教科の先生や特別支援学校の先生を養成する学科)もあるから、そっちでもいいんじゃないか?」
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理解不能だった。浪人したら保健室の先生になれる可能性はあるけれど、○○大学の別の学科に行ったら保健室の先生になれる可能性はほぼ0になる。
先生は、私の夢が叶わない方の道を進めているのだ。
意味が分からない!
教え子が「やりたいこと」をやるために行動してるのに、平気で「やりたくないこと」「やりたいことが消える選択肢」を提示してくるのだ。
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向き不向きは確かにある。「やりたいけど向いてないこと」も「やりたくないけど向いてること」も存在する。
特に、いろんなものをソツなくこなす優等生タイプの人は、周りの人に期待されやすい。
周りの人「サッカー上手だからプロ目指せばいいのに」
周りの人「大学まで行ったから大手に就職すればいいのに」
「え、だって、やりたくないんだよ!?!?!?!?!?」
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色々な経験をしている大人には、その人が力を最大限発揮する道や楽に生きられる道が見えているのかもしれない。
それでも、生きることについては自分で選ばない限り(失敗しない限り)、生き続ける意味がない。
私が死ぬ時まで「こうした方がいいよ」って、絶対的な答えを与え続けてくれるなら聞いてもいい…かもしれない。
だけど、多分アドバイスしてきた人の方が先に死ぬ。一生近くにいるわけでもない。
生まれてから死ぬまで私と一緒にいてくれるのは、世界でただ一人、私だけ。
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高校選びも、大学選びも、大学卒業後の進路選びも、おそらく人の意見を一切聞かずに自分で決めてきた。
思えば幼稚園の頃のピアノ教室も、中学時代の塾も、全部自分が行きたいところに行かせてもらってた。(やめたくなった時はすぐに辞めた。)
全て自分で選択肢してきた。親は「OK」って言って、お金だけ出してくれてた。
そんな感じで自分で全部決めてきた結果、選択の精度は上がってきた気がする。
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何が言いたいのか分からなくなってしまったけれど、
他人のいうことはあてにならないと思う。「客観」と「主観」を比べたら「客観」の方が精度は高いのかもしれないけれど、「誰かの意見」は客観ではなく「その人の主観」でしかない。
何人の「主観」を集めれば「客観」になるのか、分からない。何人もの主観を集める必要があるのかも分からない。
失敗しながら自分の選択の精度を上げていく方が、一生の長期スパンで見ると効率が良いと思う。
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時には他人かのアドバイスに「なるほど、気付かなかった」と感心することもある。
でも、たいていは「ふ〜ん。」「へ〜。」「私のことわかってないな〜」「見る目ないね〜。」
(そもそもこんな性格だからか、アドバイスしてくる人なんて滅多にいないけど。)
(スキルや知識面で人に助けてもらう機会はたくさんあるけど。)
結局、選択においては、自分が心の底から思ったことしか役に立たない。
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