マガジンのカバー画像

エッセイ

22
日常系エッセイです
運営しているクリエイター

記事一覧

生きる層を間違えていた

生きていく層は最低3層ある。

1層目は現実だけの世界。俗世っぽいもの。

2層目は現実と空の中間。現実だけの世界よりも人数は少なくて、静かで、人と人があまり会話をしない世界。会話はあんまりしないけど、頭の中にあることのやり取りはできる。コミュニケーションは取れるし、むしろ1層目よりもしっかりやり取りできる。

3層目は空の世界。行ったことがないからどんな世界か分からないけど、選ばれて何者かになっ

もっとみる

ガストとの思い出

ガストのモーニングをよく利用している29歳女です。

ガストはもっとも利用するチェーン店。今は「長居して作業しても許されるスペース」として使わせてもらってるけど、振り返ればガストとの思い出は3章にわたる。

第1章は、小学校3〜4年生の頃。父が仕事で当直の日に、当時34歳くらいのギャルっぽい母と、わたしと、幼稚園児の妹の3人で夕食を食べに行ってた。

飲食店があまりない住宅街に新しくレストランがで

もっとみる

細い道を歩く

小3の頃から日記を書いている29歳女です。

本が2冊届いた。Aさんからお薦めされた本と、Bさんからお薦めされた本。届いてから気づいたが、どちらもタイトルに「死ぬまで」というワードが入ってる。なんという偶然だろう。わたしは死にたいわけではないし、死がちらついてるつもりもないけれど、友達からお薦めされた本2冊に「死ぬまで」というワードが入ってるので、何かのメッセージかも、これは。死ぬときに後悔するよ

もっとみる

PMSにやられ中

絶賛PMS中の29歳女です。

PMS(月経前症候群)とは、生理前に起こる身体やメンタルの不調の総称である。

身体感覚としては、だるさと頭痛、眠気、無限の食欲、集中力の低下が出やすい。

メンタルとしては、イライラと判断力の低下、そして生理前日は果てしない悲しみに襲われる。

中でもイライラの威力がおそろしい。普段だったらまったくイライラしないことにも全力でイライラするから自分でもびっくりする。

もっとみる

人の話をちゃんと聞けているのか

年末年始で帰省中。親族と話していると、誰も人の話をろくに聞いていない気がしてならない。聞いていないのか、聞く気がないのか、癖になっているのか。

叫ぶように声を出したり、人が話してる途中で話をかぶせたり、否定や批判から入ったり、自分の知ってるキーワードが出た瞬間にキーワードだけに反応したり、勝手に結論を出して勝手に納得したり。

とうてい人の話を「聞いている」ようには見えなくて、なんだかわたしは話

もっとみる
帰省の道のりだけでも楽しめる

帰省の道のりだけでも楽しめる

秋田に帰省した29歳女です。

東京駅から新幹線に乗り4時間ほど揺られて秋田駅に辿り着くわけだが、ただ新幹線に乗るだけでも楽しい。

だだっ広い田んぼの中にポツーンと家があると、絶対農家さんだろうなぁ、代々ここに住んでるんだろうなぁ、農地改革のあとに家を建てたのかなぁなどと妄想が進んで楽しい。米農家さんは米の炊き方に工夫があるのかなぁ、それとも普通に炊飯器で炊くのかなぁ、三世代で暮らしてたらいいな

もっとみる

とんでもない怠惰さと裏返しの靴下

おそろしく怠惰でだらしない29歳女です。

先日「これほど怠惰でだらしないことはあるだろうか!」と我ながら感動したので、ここに書いて成仏させる。

主役は裏返しのまま洗濯して、裏返しのまま乾かした靴下。

まず裏返しのまま洗濯するのがだらしない。裏返しのまま干したのもだらしない。雪だるまの刺繍の裏のブサブサが表にきちゃってる。

干し終わったあとは、洗濯物を積み上げている山の上にふわっと乗せておい

もっとみる
エッセイ集の制作を始めました

エッセイ集の制作を始めました

「エッセイ集を作りたい」「歌集を作りたい」と言い続けてずいぶん経ってしまった29歳女です。

10月初旬に自費出版でエッセイ集を出してみます!

突然まとまった時間ができたので、以前からじわじわ考えていたエッセイ集の制作に取りかかりました。

今日は6時間ほど作業をした。作業内容はこんな感じ。

印刷会社のリサーチ

原価の計算

制作手順の洗い出し

スケジュール決め

過去noteのピックアッ

もっとみる
29歳という年齢

29歳という年齢

29歳になってから丸3ヶ月経った。年齢なんて関係ないと思いつつも、数字という分かりやすい指標が好きでもあるので、29歳という年齢について考えてみる。

29歳は、日本の女性の平均初婚年齢だ。わたしは2回目の結婚を28歳でしているから、初婚年齢について特に引っかかるところはない。焦るところもない。

結婚とセットでついてくるのは出産。初産の平均年齢は30.9歳らしい。初婚平均年齢は29歳、初産は30

もっとみる

小さなマルシェの隅で、ヒッピー系アーティストの歌を最前列で聴きノッてる男に憧れる

小さめのマルシェの会場の隅で歌っているヒッピー系のアーティスト。

まともに聴いているのは3人。あとの人は「少しうるさいな」くらいの、やや冷ややかなオーラをだしている。

まともに聞いている3人のうちの1人。同じくヒッピー系の彼は目をつむり、上半身を揺らしながら、アクセントとなるリズムがきた時にだけ腰を落とす。

初見では腰を落とすタイミングまでは分からないだろうから、彼はおそらくアーティストの身

もっとみる
自分のためのご自愛ごはん

自分のためのご自愛ごはん

家庭料理といえば、家族や友人のために作るイメージがある。家族の日常のため。友人をおもてなしするため。パートナーにちょっといいところを見せるため。

誰かのために作り、それが誰かの健康や喜びに繋がるのが家庭料理といったイメージがある。

だけど生まれてから死ぬまでずっと共に暮らすのは、家族でも友人でもパートナーでもなく、自分だ。自分からは逃れられない。

そんな特殊な関係にある、自分のためだけに作る

もっとみる
【日記】短歌を書いたり読んだり

【日記】短歌を書いたり読んだり

夏になると短歌を書く、という癖が出てから6年目の29歳女です。

(書くじゃなくて詠むかもしれない。)

「今日は気が済むまで短歌にまみれて過ごそう」と決め、休日を過ごした。

夜中の3時まで短歌を書く

朝は11時に起きて歌集を読む

午後は樹の下で歌集を読む

空を見ながら気付いたことをメモする

夜は揚げ餃子を作って食べる

それだけのゆるやかな休日を過ごした。

敷地内にあるけやきの樹の下

もっとみる
生きやすくなるための最初の一歩

生きやすくなるための最初の一歩

不登校や発達障害などを経由しながらも、とても生きやすい場所までたどり着いた29歳女です。

今日はTwitterのアカウントを開設してから6年。

このアカウントは大学4年生の頃に「就活せずにフリーランスとして活動するぞ」「来年からは田舎に住むぞ」と意気込んで、情報収集のために作ったものだ。

フリーランスとして収入を得たことはなく、住む田舎のメドも立っていなかった大学生のわたしと比べると、今は随

もっとみる

人と関わろうと思ってるのに気付けば遠慮している

人と関わらなきゃ始まらん、楽しさも感じられん、人と関わっていこう!と思っているのに、何やかんや理由をつけて遠慮したり予定をとばしがちな29歳女です。

そういえば大学時代、月初に心がけたいことをノートに書いていたのだが、毎月毎月「人と関わる」と書いていた。

その頃とほとんど変わっていないというわけか。

これはもう意識するだけでは解決できないんだろう。

強制力の働く何かしらの機会を作らないと、

もっとみる