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ノスタルジアコンサート

10カ月ぶりに関西歌劇団のノスタルジアコンサートが開催されました。ご縁をいただき、聴くことができて、嬉しかったです。そして、厳しい体温チエック、アルコール消毒、ひとつ空けての客席、換気を行ってのいずみホールでのコンサート。いつもながらに素晴らしく、今回はそれだけでなく、歌える喜びが感じられ、胸に迫るコンサートになりました。

「感無量」という言葉どおり、歌える喜び、声量のある声を聴いていると、泣いてしまいそうでした。 「オペラ歌手仕事なければただの歌手(カス)」という谷さんの川柳、自虐めいてますが、大変な10カ月だったんだなあと想像できました。 今回は、14人のオペラ歌手の本領発揮といった感じで、カンツォーネが2曲もあって、夢のような舞台でした。

幕間の自己紹介も上手くなりました。辻村さんの進行は安定感ありですし、谷さんは面白くチャーミングです。会場は温かい空気でした。今回、「オー・ソレ・ミオ」や「帰れソレント」素晴らしっかったです。アンコールの椿姫の「乾杯」も泣きそうなぐらい素敵でした。

 定番の「瑠璃色の地球」や「手紙~拝啓十五の春~」は、感動甦りましたし、「君は薔薇より美しい」はみんなが振りつけし、楽しそうで、とてもよかったです。 コロナ禍で大変なこと、想像すると辛いですが、どうか皆さん、歌い続けてほしいです。オペラ歌手は歌えないと生きてる価値ない、と谷さんが言っておられましたが、その素晴らしい歌声に、勇気や感動をもらい生きてる喜びを感じた方も多いはずです。 CDも来年には発売されるとのことで楽しみです。

欲をいえば、「船頭可愛や」をうたうなら、NHK朝ドラの主題歌「エール」も歌って欲しかったです。観光業や飲食業、鉄道、航空などのコロナ打撃も大変ですが、エンタメ業界も大変な一年になりました。生きていくうえで、直接には必要ないかと言われがちですが、芸術から勇気や喜びをもらって生きている人は多いです。だから、どうか歌い続けてほしく、みんなを励ましてほしいと思いました。

#ノスタルジアコンサート #関西歌劇団 #瑠璃色の地球


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