10centswriter

小説を書いています。耽溺Novelsというレーベルを主宰しています。 官能表現のある作…

10centswriter

小説を書いています。耽溺Novelsというレーベルを主宰しています。 官能表現のある作品にはすべて【R-18】と明記してあります。 スキ営業のお返しとフォロバはいたしません。

マガジン

  • 猫空文庫

    青空文庫にアップされていない中勘助の作品を公開しています。 現在の作品は『犬』のみです。 犬 中勘助著【あらすじ】 回教徒軍の若い隊長に思いをよせる女の告白をきき、嫉妬と欲望に狂い悶えるバラモン僧は、呪法の力で女と己れを犬に化身させ、肉欲妄執の世界に溺れていく……。

  • 【R-18】短編小説 サムシングブルー

    挙式を一週間後に控えた千秋は、女友達ふたりと独身最後の無礼講、バチェロレッテ・パーティーにSMがテーマのハプニングバーに足を踏み入れる。そこで見かけたのはのは、千秋が十代のころ、一生分の嫉妬を使い果たすほどに憎しみ責め苛んだ女、咲子だった…。

  • 連作短編集 猫を狩る

    1 猫を狩る 猫が原因でママ友から孤立してしまった郁子は、ネット掲示板で繰り広げられる不倫ブログウォッチに嵌ってしまい…。 2 予告 高校生の娘の葉月と再婚相手の直之と暮らす早苗は、不倫ブログウォッチャーの主婦を憎んでいる。ある日、葉月の携帯の不穏なメッセージのやり取りを見てしまい…

  • 【R-18】掌編小説

    成人向けの掌編小説(ほとんど読み切り、一部前後編あり)のマガジンです。

  • 白いロープ

    梨香子は陸上部に所属する大学生で、オーバートレーニングによる心身の不調で家に引き籠もっている。誰かのためになら再び走ることができるのではないかと思い、伴走ボランティアを始め、視覚障がい者の川崎に出会う。 エブリスタに引っ越しました https://estar.jp/novels/26207363

最近の記事

  • 固定された記事

耽溺Novelsのご紹介です@KDP出版

現在、9作ほど、出しております。 アンリミテッドで読めますのでぜひ。 試し読み、ご購入は下記のリンクからどうぞ。 耽溺Novelsでは、甘く刺激的な恋愛、日常に潜むスリルを予想のつかないストーリー展開にのせてお届けしています。 内容によってロゴの色とカテゴリーを以下のように分類しています。 耽溺Novels Erotic  エロティックで刺激的な恋愛 耽溺Novels D/s  支配と被支配の関係 耽溺Novels Lovers 恋愛 耽溺Novels Rumor 人間

    • 犬 中勘助著 (13)

      ※中勘助著『犬』という作品です。 ※旧仮名遣いは新仮名遣いに、旧漢字は現在使われている漢字に修正し、読みの難しい漢字にはルビを振ってあります。 前回のお話 最初から読む 13  彼女は息を吹き返した。そして身体じゅうの筋をひき毟られるような苦痛を感じた。彼女は起きあがろうとしたがなにか重たいものがのしかかっていて身動きもできない。そして髪の毛を血の出るほどひっぱって泣くような吠えるようなことをいっている。「あ、坊さまだ」そう思うと空恐ろしくなって死物狂にふりほどこうと身

      • 犬 中勘助著 (12)

        ※中勘助著『犬』という作品です。 ※旧仮名遣いは新仮名遣いに、旧漢字は現在使われている漢字に修正し、読みの難しい漢字にはルビを振ってあります。 前回のお話 最初から読む 12  彼女はもうどうする力もなかった。ただ正体もなく泣き崩れていた。聖者は委細かまわず着物をぬがせはじめた。彼女の身体は纏った布片の解かれるに従ってあるひろがりずつがわりわりと露れてゆく。聖者はか上気して 変な顔になった。とうとう腹部が裸になった。彼の手がそこに触れた時彼女 は反射的に跳ね起きそうにし

        • 犬 中勘助著 (11)

          ※中勘助著『犬』という作品です。 ※旧仮名遣いは新仮名遣いに、旧漢字は現在使われている漢字に修正し、読みの難しい漢字にはルビを振ってあります。 前回のお話 最初から読む 11  第七日。娘は二重の意味で今日が待ちどおしかった。それは満願の日であるゆえに、また何故かは知らずいやでならない日参の終る日であるゆえに。で、いつになくいそいそとして出かけた。彼女を迎え入れた聖者はいつものとおり燈明をともしたがそのまま徐に話しかけた。 「これ女、邪教徒らはまだ町に居るか」 「はい

        • 固定された記事

        耽溺Novelsのご紹介です@KDP出版

        マガジン

        • 猫空文庫
          13本
        • 【R-18】短編小説 サムシングブルー
          1本
        • 連作短編集 猫を狩る
          61本
        • 【R-18】掌編小説
          14本
        • 白いロープ
          1本
        • 短編小説 戸棚の中のビー玉
          1本

        記事

          やったーーーー! 今日からGWの二連休!(言ってみたかっただけ) 『キスを、十回』の表紙を変えました。 大して変わってないけど。 https://www.amazon.co.jp/dp/B0CRQBRNL2

          やったーーーー! 今日からGWの二連休!(言ってみたかっただけ) 『キスを、十回』の表紙を変えました。 大して変わってないけど。 https://www.amazon.co.jp/dp/B0CRQBRNL2

          耽溺Novelsより新刊のお知らせです

          耽溺Novelsより新刊のお知らせです。 GWのおともにぜひどうぞ。アンリミテッドに加入されている方なら無料で読めます。 作品のカテゴリー分けを始めました。現在のところ、Erotic(官能)、D/s(支配/被支配)、Lovers(恋愛)、Rumor(人間関係)の4カテゴリーです。あとひとつThrill(ミステリー、サスペンス)カテゴリーがあるのですが、こちらはまだKDP化されていないので、これからぼちぼちやっていきます。 『サムシングブルー』は、さっそく星5つの評価をいた

          耽溺Novelsより新刊のお知らせです

          犬 中勘助著 (10)

          ※中勘助著『犬』という作品です。 ※旧仮名遣いは新仮名遣いに、旧漢字は現在使われている漢字に修正し、読みの難しい漢字にはルビを振ってあります。 前回のお話 最初から読む 10  第六日。夜はふけた。ジェラルはひどく酔った戦友と一緒に天幕の外へ出た。そこで互いに上機嫌で別れをつげたのち彼は従者に命じて客人を見送らせた。彼は戦友の高調子な話し声のきこえなくなるまでそこに立っていた。綺麗に晴れた夜であった。茫漠とした平野に大きな深い空が紺黒に蔽いかかって、地平線に近く片輪に

          犬 中勘助著 (10)

          犬 中勘助著 (9)

          ※中勘助著『犬』という作品です。 ※旧仮名遣いは新仮名遣いに、旧漢字は現在使われている漢字に修正し、読みの難しい漢字にはルビを振ってあります。 前回のお話 最初から読む 9  五日めの夜、礼拝をすまして帰ろうとした時に聖者はいつになく彼女を草庵のうちへ呼び入れた。 「今日はそちに尋ねることがある。そちは彼奴が二十五六ぢゃというたな」 「はい」 「眉の濃い、眼の大きな奴ぢゃというたな」 「はい」 「そのほかなんぞ見覚えがあるか」 「背のすらりと高い、品のいい、強そうな……

          犬 中勘助著 (9)

          官能小説即売イベント「媚眼秋波」2

          さて、好評だった官能小説の即売イベント「媚眼秋波」の第二弾が開催されます。 ■開催日 2024年9月21日(土) ■開催時間 00:10~23:50 ■募集サークル数 60sp(予定) ■サークル参加申込期間 2024年4月20(土)〜 8月1日(水) 詳細は下記のリンクから かなり時間があるので、今から書いてもまだ間に合いますよ。

          官能小説即売イベント「媚眼秋波」2

          KDPのあれこれ

          大問題です。 『サムシングブルー』がKDPの申請に引っかかりました。 無料で公開されているから、著作権者である証拠(Webサイト所有者との署名入り契約書)を提出しろだと。 そんなものはねーよ。 いや、そもそも無料公開してねーし(非公開にしてある)と、返信しておきましたが……。 明日から、イベントに出したかったんだけどな。 出せるかどうか。 今日『戸棚の中のビー玉』も、申請出したんだけど、同じタイミングで非公開にしたものなので、また同じことになったらと思うと不安です。 いろ

          KDPのあれこれ

          短編小説 眠りから覚めると世界は 13(最終回)(猫を狩る61)

          この小説は 連作短編の6作目になります。 1作目の『猫を狩る』2作めの『予告』はこちら 3作目の『輝板(タペタム)』はこちら。 4作目の『飼われる』はこちら 5作目の『迷子の仔猫たち』はこちら 本文はこちらから。 最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。  

          短編小説 眠りから覚めると世界は 13(最終回)(猫を狩る61)

          短編小説 眠りから覚めると世界は 12(猫を狩る60)

          この小説は 連作短編の6作目になります。 1作目の『猫を狩る』2作めの『予告』はこちら 3作目の『輝板(タペタム)』はこちら。 4作目の『飼われる』はこちら 5作目の『迷子の仔猫たち』はこちら 本文はこちらから。 もう一話あるけど、エブリスタでページめくってね。  

          短編小説 眠りから覚めると世界は 12(猫を狩る60)

          猫が勝手にメッセージを書き加えやがった。 (訳)コロー――――――――――――――――――――ス!(笑)にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃくっくっくっくっくっ。ラッキー!

          猫が勝手にメッセージを書き加えやがった。 (訳)コロー――――――――――――――――――――ス!(笑)にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃくっくっくっくっくっ。ラッキー!

          終わったーーーーーーーー! 明日7時に完結します。これまでお読みいただきありがとうございました。 これからキンドルやらなきゃ。 https://estar.jp/novels/26201235

          終わったーーーーーーーー! 明日7時に完結します。これまでお読みいただきありがとうございました。 これからキンドルやらなきゃ。 https://estar.jp/novels/26201235

          短編小説 眠りから覚めると世界は 11(猫を狩る59)

          この小説は 連作短編の6作目になります。 1作目の『猫を狩る』2作めの『予告』はこちら 3作目の『輝板(タペタム)』はこちら。 4作目の『飼われる』はこちら 5作目の『迷子の仔猫たち』はこちら 本文はこちらから。 三十分遅刻。ごめんなさい。  

          短編小説 眠りから覚めると世界は 11(猫を狩る59)

          とりあえず、書けた分だけでも7時ぐらいに一度更新しますにゃ。 https://estar.jp/novels/26201235

          とりあえず、書けた分だけでも7時ぐらいに一度更新しますにゃ。 https://estar.jp/novels/26201235