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【OAK】オークランド、1979年。 250人の観客しか来なかった夜
目下、2023年ドラフト全体1位指名権に大きく近づく、シーズン勝率最下位争いの渦中にあるオークランド・アスレチックス。
その人智を超えた弱さが、オークランドのフランチャイズ史上で最悪と言われたチームに、何年もの時を越えて再びスポットライトを当てています。
4月17日1979年4月17日は、確かに4万人の観客を集めるには難しい日だったでしょう。
そもそも観客が集まりづらい火曜日のナイトゲーム。
【OAK】4月振り返り【月刊ポジアス】
日本時間4月29日の時点で、アスレチックスは12勝17敗・勝率.414という戦績を残し、地区3位に位置しています。
決して良い成績とは言い難いものの、個人的には大満足の1ヶ月になりました。5つの負け越しは、中地区首位ガーディアンズとの2シリーズで1勝6敗とコテンパンにやられたことが直結したもの。その他の相手には勝率5割で折り返しました。中身を見ても、レンジャーズ、オリオールズ、タイガースといった
【OAK】アスレチックスが今年限りでオークランドを去る サクラメントで向こう3年プレーすることに
from Oakland to Sactownオークランド・アスレチックスが来年2025年からサクラメントでプレーすることを決定した。アスレチックスは昨年にラスベガス移転を正式に発表し、2028年の新球場開場を目指していた。現本拠地オークランド・コロシアムのリース契約は今年2024年限りであり、アスレチックスが移転までの間にどこでプレーするのかは焦点となっていた。
交渉は3つの候補地との間で進ん
【OAK】チームの命運を好転させた一発のパンチ
不可解な乱闘2016年8月、地区最下位の球団のクラブハウスと、一人の不良債権の脳みそに激震が走った。
オークランド・アスレチックスのダニー・バレンシアが、同僚のビリー・バトラーを殴ったのである。バトラーは脳震盪を起こし、故障者リストに入った。
バレンシアは当時31歳。ツインズ、レッドソックス、オリオールズ、ロイヤルズ、ブルージェイズを6シーズンで渡り歩く、ジャーニーマンだった。
事件の前年の
【OAK】2024戦力分析【月刊ポジアス3月号】
お久しぶりです。今年は企画全体の流行りに乗り、自分で撮った写真を素材にサムネイルを自作するという試みをしてみました。なんかしっくりこないので、今度は違うサムネを持ってきたいと思います。
そして、定期的な記事は題して「月刊ポジアス」という形で、題名通り月1以上のペースでの記事更新を目指します。名前の由来はもちろん、「ポジティブ・アスレチックス(・ファン)」。
予想外に良い勝敗予測今回は企画のお題
【OAK】打球が遅い打者が生き残るには? ~ニック・アレン打撃開花の道を探る~
ニック・アレンの苦戦が続いています。
デビューした昨年に引き続き、100試合以上に出場したものの、打率.221/出塁率.263/OPS.550とジリ貧の打撃成績に終始。一級品の守備力を持つといえど、fWARはマイナスに割り込みました。
過去2シーズン(600PA以上)の全打者の中で、wOBAはワースト1位・wRC+はワースト2位と、ほとんど”球界最悪の打者” といっても過言ではない醜態を晒して
【OAK】ウッド&ストリップリング獲得
ご無沙汰しております。もーです。スプリングトレーニング開始を目前に控え、チーム整備も仕上げの段階に入ってきました。
なかなか大きな補強には動けないアスレチックスですが、2月に入って2人のベテラン投手を獲得することに成功したようです。
アレックス・ウッドと1年契約ジャイアンツからFAとなっていた先発左腕アレックス・ウッドと1年契約を結びました。ベースサラリーは8.5Mで、出来高が1M付きます。
【OAK】オフシーズンがんばるぞ ブルペン・控え捕手・三遊間編
崩壊必至のブルペンに救いをブルペンは確実にプラスを出せる存在が昨年定着したルーカス・アーセグのみという状況です。
序列としては、それに健康ならばセットアップが務まるポテンシャルを持つザック・ジャクソンとダニー・ヒメネスが続くといった形。特にジャクソンは健康であれば、大きな戦力です。
そして、マイナーリーガー同士のトレードで8月に加入し、好投を見せたショーン・ニューカムとも調停を回避して契約して
【OAK】オフシーズンがんばるぞ+2023シーズン振り返り
久しぶりの更新となってしまい、申し訳ないです。
もしかしたら史上最悪のシーズンを目撃したかもしれないもしかしたら我々は史上最悪のシーズンを目撃したのかもしれません。
シーズン112敗という成績もさることながら、今年のアスレチックスは移転問題に揺られました。
プロスポーツ最悪のオーナーとも言われているあの男、そしてコミッショナー主導で進んだ新球場問題のプロセスは、新しい報せが舞い込むたびにげん
メジャーリーグ観戦旅行記:ヒューストン
アメリカに野球を見に行く旅行に出ていました。
これまでのメジャーリーグ観戦経験はといえば、2012年と2019年の日本開幕戦、2015年の日米野球ぐらいだったのですが、ついに念願叶い、ファン歴10何年目にして初めての現地観戦を味わうことができました。
最初の目的地、ヒューストンへ格安便での移動だからか、直通便が無いのかは分からないですが、まずは東京からシアトル・タコマ国際空港へ。
アメリカ本
【OAK】後半戦とデッドライン展望
前半戦振り返り3・4月と5月はともに6勝23敗で終え、メジャーリーグのチームとは到底思えない状況に。
5月末からの故障者の復帰と抜擢した若手の確かな前進もあって、6月には8連勝も記録するなどチーム状態は回復した。
しかし、6月の勝率も依然.385に過ぎず、まだ”死ぬほど弱いチーム”から”普通の弱いチーム”になった程度。
先発ローテ、打線、ブルペンのいずれもまだまだ小粒で実力不足であり、後半戦の
【OAK】ドラフト全体の展望&A'sの指名展開予測
投打の超逸材を含むトップ5今ドラフトの話題は、投打の超有望株によって独占されてきた。
いずれも10年に1人と叫ばれてきた2人の選手は、同じドラフトクラスに揃ったばかりか、同じ大学でプレーし、先日のカレッジワールドシリーズでは見事に所属するLSUを優勝に導いたばかりだ。
その2人、ディラン・クルーズ中堅手とポール・スキーンズ投手は、当然のことのように全体1位と2位で立て続けに消えることが予想され