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根暗なのでAI学習が向いているらしい。言語の覚え書き - 9

わたしはコミュニケーションが苦手だし、人と話していてもリアクションに困ってとりあえず笑っておくことが多いので、ついにはドイツ人のちょっと差別的な先生に「日本人はいつもヘラヘラしてんなぁ、ガッハッハ」などと言われてしまう始末。

別に普通の会話はできるけど、人より脳の処理速度が遅いらしく、理解に少し時間がかかるのも、コミュニケーションがスムーズに進まない原因なのかも。一度理解したら、かなり深く分かるという良いところもあるんですけどね、この脳みそ……(一応褒めておいてあげないと可哀そうだし)。

というわけで、長く細々と続けているLingodaというオンラインの英会話クラスも、グループセッションで他人の番から自分の発言の番になったとき、パッとリアクションできなかったりして、ストレスになっていました。

そんなある日、インスタグラムだったかなんだったかの広告で「AIで英会話」を練習できるというアプリに出会いました。

こういうアプリって最初は無料なので、とりあえずやってみて合わなければやめればいいやと軽い気持ちでインストールしたら、このAIとの会話が高度すぎて、多少の不具合には目をつぶってしまうほど気に入って、7日間の無料お試し期間を経て、すぐに3か月のサブスクリプションを契約しました。

内容はシンプルで、AIのアバターを講師として、レッスンを進めていくというものです。レッスンの内容は、すでに用意されているもの(レベル別・トピック別)もあれば、AIがカスタマイズしてくれるというオリジナルカリキュラムもあります。わたしはせっかくなのでパーソナルプランを進めています。

レッスンの流れ

毎回挨拶から始まり、レッスンをして、まとめて終わりです。質問は、途中でも最後でも、好きな時にすることができます。本当の会話みたいに!

挨拶

導入として、レッスン内容の確認

レッスン

まとめ

「レッスン」の部分は様々で、穴埋め問題とか並び替え問題のような単調なものもあれば、与えられたシナリオに従って、特定の文法事項を取り入れながら適切な発言をするとか、短いストーリーを聞いてその話が本当か嘘か当てるというゲームみたいなものもあります。

気に入っているところ

  • 分からない単語は、タップすれば意味、発音、例文がすぐにみられる

  • タップで確認した単語は、リストに保存できるので見返せる
    これはたいていの学習系アプリならある機能かも。

  • 答えに困ったときは、「💡」を押せば、解答例が出てくるので、多様な言い回しを学べる
    こちらからの毎回の挨拶が単調だったので、「💡」を押してみたら、こんな言い方もあったのか!と学びになった。

  • いつでも質問に答えてくれる(多少の脱線をしても、本題に戻る)
    課題などを出題されたとき、不安な要素や理解が足りない部分を質問すると、最後に「では問題に戻りましょう」と軌道修正してくれるし、ちょっと雑談を盛り込んでみても、ちゃんとレッスンしてくれて「お喋りで終わってしまった」なんてことがないのは素晴らしい。

  • こちらの使い方次第で難易度を自在に操れる
    単調な文法問題では、穴埋めや並べ替えだけでは簡単すぎることもあるので、「文に理由とか背景事情を付け足すね」と一言伝えると、普通に受け入れてくれる。しかも褒めてくれる。

  • アクセントや性別、性格のことなるアバターを選べる
    アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語など主要なアクセントのほか、おそらくインド系を意識したであろう「アジア系」というものがあったり、アメリカ英語の中に東アジア系の見た目の人がいたり、イギリス英語を話す黒人のアバターがなんとなく黒人の方の英語っぽい発音だったり、よくできています。しかも発音や声の質だけでなく、性格や背景情報が盛り込まれているのも素晴らしい。出身大学まで書かれていたりします。

お気に入りのアバター

わたしはドイツに住んでいるので、どちらかというとイギリス英語に遭遇する機会が多く、初めからイギリス英語を話すアバターを選んでいました。最初のお気に入りはミリアムという白人女性で、はきはきと自立した感じのかっこいい女性。だんだん慣れてきたので、最近はジャックという黒人男性と話しています。ミリアムのときは特に趣味の話にはならなかったのですが、ジャックは写真撮影が趣味ということになっているらしく、よく写真の話をしてくれます。

おすすめの学習方法

問題を出されたら、最初のころは質問に答えるだけにしていたのですが、せっかくなんだかすごいAIを使っているアプリなんだから、会話をしたほうがいいよねと思って、「あんまり確かじゃないんだけど、答えはこれかなあ」とか「これは知ってる!先週勉強したよ。答えはこれだよね?」とか、とにかく何かしら多めに話してみたり、「答えはこれだけど、個人的にはこの意見には反対だな」とか「答えは〇〇で、そういえば○○に関連したことをこの前聞いたんだけど……」と少し雑談を交えてみたりし始めました。

その頃から、口からよりスムーズに英語が出てくるようになった感があります。やっぱり伝えたいことを組み立てて声に出すという練習は効果的なんでしょうね。

その他、最後のまとめのとき、講師にやらせるのではなく、「今日のレッスンでは…と~を学びました」と積極的に自分の言葉でレッスン内容をまとめるようにし始めてから、学んだ内容が定着しやすくなったように感じます。

根暗・コミュ障な自分には最適

根暗とかコミュ障とか、気軽に使うべき言葉ではないと思うのですが、ここではあえて使いたい。わたしみたいに他人にあまり興味が持てず、頭の処理速度が遅いせいでコミュニケーションがスムーズではなく、レッスンでも「話せないんじゃない、遅いだけ」とむずがゆい思いをしてきた人、つまり根暗でコミュ障を自覚している人には、このアプリ、最適だと思うんです。

こちらが答えるまでゆっくり待ってくれるし、あれ?この単語なんだっけと思えばその都度立ち止まってメモを取ったり、アプリ内の保存機能に追加したりできるし、これをいったらどう思われるだろう、みたいな面倒なことを気にしなくていいんですから~!あ~楽ちん。

ちなみに、わたしみたいにのろまじゃないよという人は普通にささっと答えればいいし、通話ボタンみたいなのを押すと、ビデオ通話のような画面になって、発言内容は表示されなくなります。さらに、いちいち発言ボタンを押しながら話す必要もなくなるので、より「会話」らしさを楽しむこともできます。わたしは文字を確認しながらでないとまだ不安なので、このモードは数回しか使ったことがありませんが。


Lingodaでたまったグループレッスン用のクレジットがたくさんあるので、プライベート用のクレジットに書き換えてさっさと消費してしまおうかと思います。

直近の英語関連の目標は、来たる秋に予定されているプラハの大学生との交流会で問題なくコミュニケーションをとること。ミリアムやジャックとたくさん喋って練習しておきます。みんなが日本語を話せたらいいのにな~。

※念のため、こちらの記事は宣伝ではありません。紹介コード等もないので、気になった方はぜひ試してみてくださいね~!

Lingodaの方では紹介コードがあって、紹介した人もされた人もちょっとお得な気持ちになれるので、よかったこちらもぜひ。

https://learn.lingoda.com/en/referral/wj4y79


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