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【七十二候】虹始見(にじはじめてあらわる) 虹を見て季節の変化を感じる感覚について(私の考察)

こんにちは。佳輪(かりん)です。
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春の雨が降った後に、虹が見かけることができる季節になりました。
それが七十二候、虹始見(にじはじめてあらわる)の時候です。

虹は空気中の水蒸気に太陽の光が反射して、七色に見える自然現象です。空気が乾燥している冬にはなかなか見ることができなかった虹が、今の季節くらいから見れるようになるんですね。

何となく見ていた虹も、季節の変化によって演出される自然現象だと考えると、季節の移り変わりを感じる感覚にも深みが出てきますね。


私は人の感覚が大切だと思っています。感覚は脳に繋がっているからです。日本では古くから農業をするために、季節の移り変わりを把握しておく必要がありました。季節の小さな変化に気づく感覚を深める生活が日本人の発想力や豊かな感受性に繋がってきたのではないでしょうか。これはあくまで自論ですが、中らずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)だと思います。

逆に使わなくなると、退化するもの。「昔は覚えていた道も、ナビに頼るようになってから覚えなくなった」なんて経験もあるかもしれません。

以上、私が七十二候を意識するようになってから思うこと、でした。


佳輪(KARIN)

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