ムクミ、冷えのお灸。
ムクミや冷えには体内の水分の貯留によるものが多く、水分が体外に排泄されてない状態です。
体内の水分は「津液」(しんえき)とも表現していて、その水分の排泄が上手くいかなくなると、身体のバランスが崩れ健康を大きく害します。
※津液とは、「脾・肺・腎」との関わり合いで成り立つもので「肺」の宣発作用が全身に運び更に「腎」や「脾」の動きで水分代謝をコントロールしています。また津液は邪気(ウイルスや細菌など)を防ぐ身体のバリヤーの役目を持ちしかも皮膚の潤いなどにも一役かっています。
体内の水分が排泄されていない状況を「水毒」や「水滞」と表現していて、次のような症状があります。
・お風呂に入っても身体の芯が冷える
・手足の冷え
・便秘と下痢どちらかある
・基礎体温が低い
・慢性的な肩や腰のコリ
・体力が無くいつも倦怠感
これらは冷えにより代謝が悪くなり、体内の水分が血管や神経を圧迫して血流が悪くなり、より冷えとムクミに拍車をかけます。
女性にとって冷えやムクミは更に悪影響を及ぼします。
・婦人科系
・女性ホルモン
・不妊症
など二次的病もありえます。
<改善のツボ>
・三陰交(さんいんこう)
左右の内くるぶしから指4本上で、スネの内側の骨キワ。
・勇泉(ゆうせん)
左右の足底で足の指を曲げて凹むところ。
・血海(けっかい)
左右の足の内側で、膝の上端から指4本上
・天枢(てんすう)
お臍の両左右で指3本外側
できればお灸のみで行いましょう。
1点ツボお灸は3回くらいで、1日2回がいいでしょう。
<改善のライフスタイル>
・水分の摂り過ぎは注意
・冷たいものは控える(胃が冷えてしまい、脳が感知して身体が冷えやすい)
・つねに身体は冷やさない工夫)
・生姜湯や白湯を飲む(醤油、生レンコンや梅干しを入れるといい)
・砂糖由来の甘い物は身体が冷えるので控える
(糖質は神経伝達を阻害しやすい)
・筋肉をつける(身体の熱を作り出す)
・大豆や豆類を食べる(良質なたんぱく質)
身体の冷えやムクミは日ごろの食事が大きく左右します。
食事をコントロールしお灸をすれば効果も徐々に出てきて代謝もあがるでしょう!
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