Sample A

スパルタスロン(246km)を目指すランナー    24時間走226km / 100k…

Sample A

スパルタスロン(246km)を目指すランナー    24時間走226km / 100km7.45.42 / フル2.31.38 / ハーフ1.09.20 / 5000m 15.31 歴史・哲学・教育などの分野にも興味があります。

最近の記事

第30回星の郷八ヶ岳 野辺山高原ウルトラマラソン(レース編②)

弱気レースは後半戦。馬越峠に到達する前に、脚はかなり使った。 75kmあたりから80km付近が峠と記憶していたが、75kmまでもそれなりに上る。いや、そんなに上っていないのかもしれないが、体が動かなくなってからのわずかな登りでもダメージが蓄積していく。 自分の弱みは、リズムが崩れてからの立て直しがうまくできないところ。ウルトラは時間も距離も長く、何度も苦しい波が来る。立て直すチャンスがある。 ただ、今回はなかなか苦しい時間帯を抜け出せない。 いよいよ馬越峠に入ったころには、

    • 第30回星の郷八ヶ岳 野辺山高原ウルトラマラソン(レース編①)

      当日スケジュール 1:45 起床 2:20 宿出発 3:10頃 会場着(ギリギリ会場近くの駐車場に入れた) 4:00 軽めw-up 4:55 スタート 朝?なのか?いや夜中…草木も眠る丑三つ時に、普段は通らないであろう数の車が野辺山へ向かう。一本道に連なる車の列は、皆同じ目的地を目指している。 それぞれ目的や目標は違えど、今日同じ空間を共有する人たちである時点で仲良くなれそうだ。 ウルトラマラソンでw-upが必要かどうかは人によって意見が異なるかもしれない。最初の数キロが

      • 第30回星の郷八ヶ岳野辺山高原ウルトラマラソン(トレーニング・準備編)

        5/19(日) 野辺山ウルトラマラソン2024のための準備 4月の水都大阪100kmから約一か月。河川敷の100kmだったからか、予想外にダメージがなく、翌週から通常通り練習を再開できた。 4/22-5/18の 通常トレーニング(火・木・金) AM8KM PM15km~20㎞ ポイントトレーニング(土・日) ・50km(トレイルを含む) ・30km走(4分10秒/km) 補助トレーニング ・坂トレ200m×10 ・リレーマラソン ・AMトラックで8000mB-up +

        • 自己ベスト3時間更新〜水都大阪100km〜

          4/21(日) 水都大阪100kmに出場した。 あくまでこの時期の土台作り、大会経験を積みたくて出場を決めた。 予報は雨。絶好の練習日和。 コンディションに恵まれないのも、ウルトラマラソンにとっては最高のトレーニングだと言い聞かせ、スタートした。実際、途中までは雨は降らず、むしろコンディションは良かった。 ここに向けての毎週の大きなポイント練習は、 ①52km ②42km ③35km ④30km をレースペースより十分に速く(4分~4分30秒あたり)、かつ余裕をもって走る

        第30回星の郷八ヶ岳 野辺山高原ウルトラマラソン(レース編②)

        • 第30回星の郷八ヶ岳 野辺山高原ウルトラマラソン(レース編①)

        • 第30回星の郷八ヶ岳野辺山高原ウルトラマラソン(トレーニング・準備編)

        • 自己ベスト3時間更新〜水都大阪100km〜

        マガジン

        • 全ての道はスパルタへ通ず
          13本
        • 思いつき
          9本

        記事

          皆、なりたい自分になっている。

          「君はどうなりたいの?」誰もが一度は聞かれて、「知らんがな、どうもなりたくないわ」と心で思ったことがあるだろう。(決めつけ) 私は、見た目がよくて、頭がよくて、仕事をバリバリやって、信頼されて、プライベートが充実していて、マラソンが速い人になりたい。笑 自分の在り方を考えると、願望なんてどこまでも出てくる。 そりゃすべてできるに越したことはない。 優先順位の問題だ。何が人生の核になるのか、これが定まらないとブレる。 やるべきことに集中して、自分が登りたいと思える階段を上が

          皆、なりたい自分になっている。

          「真実はいつも1つ」なのか

          (某有名探偵に疑問を呈するようなタイトルになってしまったが、映画は小さい時からほぼ見ている好きな作品です。笑) 『ちょっと立ち止まって』小学生?の時か、国語の授業で呼んだ『ちょっと立ち止まって』がやけに印象に残っている。 「ルビンの壺」という1つの絵に2つのものが描かれているものから、別の視点を持てば物事は変わって見える、何事も「ちょっと立ち止まってみよう」といった内容だったと思う。 他にも、お婆さんの横顔にも、若い女性にも見える絵が紹介されていた。 ただ、この「視点を変

          「真実はいつも1つ」なのか

          「夢中」という手段・「現実」という目的

          先日、大学の同級生と会った。 彼は、「仕事はしんどくない」と言う。 これは世の中の少数派だと勝手に思っている。 話を聞いても、決して楽しているとか、業務量が少ないとかではない。 なかなかハードに仕事をしている時もあるように思う。 しかし、「誰かに何かを与えているから楽しい」「この人にこうなってほしいというのが目標!」と自分の損得ではない次元で話す。 そうだ、この視点が自分には足りていなかった。 「夢中」で生きる 一番初め、公務員を辞めた時に、「走りたい」「いつかスパルタス

          「夢中」という手段・「現実」という目的

          そして、スパルタスロン2024走ります。

          東京マラソン先日、東京マラソンをテレビで観戦していた。パリ五輪の最後の枠を懸けた戦いには胸を打たれた。 日本人トップの西山選手は、高校の都大路1区の時から「強い!」と印象に残っている。 悔しさを滲ませたインタビューからは、思いの強さがうかがえた。 ただ個人的には、目標としていたレースで惜しくも届かなかった選手に対して「次の目標は?」と聞くのはあまりにも酷なのではないかと思う。 五輪を決めた選手に対しての「目標を聞かせてください」とは意味が違う。 インタビュアーも仕事なので、

          そして、スパルタスロン2024走ります。

          「今、何してるの?」の意味

          年末年始が忙しいのは幸せなことだ。誰かに飲みに誘ってもらえたり、誘う人がいたり。 年に一回しか会わない友人とも、久々のような、いつものような不思議な時間が流れる。 今年は3年ぶりくらいに会う友人や10年以上会っていなかった人に会う機会もあった。 「今、何してるの?」「久しぶり!今何してるの?」 一度は聞かれたこと、または聞いたことがあるだろう。 その時何を答えるか。 ほぼ100パーセント仕事・職業を答える。 ただ、厳密には「何をしているか」を聞かれているのだから、仕事で

          「今、何してるの?」の意味

          この経験は活きるのか

          ワクワクすることをしたい。 成し遂げたいことがある。 だからこそ安定した仕事も辞めて、今は次のステージまで非正規で繋ぎながら走っている。 これでいいんだと何度思っていても、時々ものすごく不安になる。 今やろうとしている挑戦が、将来どう活きるのか?これをして何になる?と。 同級生や後輩は今も一所懸命フルタイムで働き、残業もしてキャリアを積んでいる。家族もでき、必死で幸せに向かっている。 それなのに、、、と。 「これをして何になる?」問いたくなったとき、「何かにならない

          この経験は活きるのか

          第23回 24時間リレーマラソン神戸大会 シングルの部③ 大会(後編)

          夜明け前異変。160km地点で、急にペースが落ちた。 おかしい。同じ感覚で走っているのに、1kmあたり90秒近く遅れている。 どうする、いったん立ち止まるか、小休憩をとるか。 いや、ここで止まるとまた動けなくなる。 心が乱れているのが分かった。あと2時間弱で日が昇る。それまでに180km付近まで進めたい。焦っても仕方ない。 とあれこれ考えている時点で、焦っていた。 「また失速するのか」「また届かないのか」 「いや、もともと自分の実力なんてこんなもんだった」 「やっぱり無謀な挑

          第23回 24時間リレーマラソン神戸大会 シングルの部③ 大会(後編)

          第23回 24時間リレーマラソン神戸大会 シングルの部② 大会(前編)

          神戸総合運動公園今回の会場、神戸総合運動公園は、学生時代の引退レースの場だ。ここでみんなで写真撮ったな、とか思い出しながら会場をぶらぶら。 思えば引退レースは散々だった。笑 でもそれはどこか自分らしくもあり、悔しさと、4年間大学で陸上ができた誇らしさがこみ上げる日だった。ゴール後は仲間が寄ってきてくれ、花束をくれた。今でも思い出すと泣けてくるような光景だ。素晴らしい人たちに恵まれた。今でも最高の友人たちだ。 前日までの恐怖心は薄れ、晴れやかな気持ちになっていた。 マラソンはス

          第23回 24時間リレーマラソン神戸大会 シングルの部② 大会(前編)

          第23回24時間リレーマラソン神戸大会 シングルの部① 準備

          ほんの少しの希望に懸けて5月末、弘前での24時間マラソンで撃沈してから、エントリーを決めた神戸大会。リレーマラソンと名前がついているが、シングルの部があり、一人で24時間走ることもできる。スパルタスロンの基準をクリアするためには、真夏だろうが、何だろうが、やるしかない。 より過酷なレースでの、未知の領域への挑戦は、ワクワクするというより、恐怖心のほうが強かった。 準備弘前のレース後、腰の状態がよくなるまでに3週間ほどかかった。6月20日あたりから徐々に練習を再開し、7月10

          第23回24時間リレーマラソン神戸大会 シングルの部① 準備

          神戸24時間225kmへの挑戦まで

          失敗からの挑戦5月末、弘前で行われた24時間走に出場した。 なぜ24時間走なのか。 目標とするスパルタスロンに出場するための関門だ。 一般エントリーの基準は、4月の室戸120kmでクリアしている。 ただ、これではエントリー申請ができるだけで、必ず走れるわけではない。 確実に出走権を得るには、優先エリート枠の記録を狙う必要がある。 自分の現状で、どれが狙えるかというと、24時間225kmという基準しかないと考え、弘前へ。 「狙える」とは言ったものの、全然狙えない…笑 ほど

          神戸24時間225kmへの挑戦まで

          挑戦が自分を創る ~第6回室戸阿南海岸国定公園ウルトラマラソン120k~

          4/29 2:30起床 いよいよ120kmウルトラマラソンのスタート。 それほど熟睡はできなかったが、それも想定していたので、気にすることなく、体は休まったしいいか!といった気持ち。 静かに準備し、その時を待つ。 コースは、前半は平坦、後半60kmはほぼ峠道で、激しいアップダウンが3度ほど続く… 何がしんどいかって、100km超えてからも、まだ山道で、ラスト5kmでさえも山を登っていく、まさに死力を尽くすコース。 100km超えウルトラで平坦だけのコースをとるなんて、ほぼ無

          挑戦が自分を創る ~第6回室戸阿南海岸国定公園ウルトラマラソン120k~

          第6回室戸阿南海岸国定公園ウルトラマラソン120kに向けて

          久々の投稿です。 3月のびわ湖マラソンが終わり、フルサブ2.5はいったんお預け。 次の目標はウルトラへとチェンジ。 近い将来スパルタスロンに出場したいとの思いがあり、現状どのくらいの力があるのか。実現可能なのかといったところを見定めるために、取り組んだ。 目標の舞台スパルタスロンの参加条件突破へ ギリシアのアテネからスパルタを走るスパルタスロンは、36時間で246kmの道のりという途方もない挑戦だ。だが、スタートラインに立つにも、厳しい条件をクリアしなければならない。

          第6回室戸阿南海岸国定公園ウルトラマラソン120kに向けて