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はじめて務めた作業所の話 ~19歳で傷害事件を起こしたリバタリアンの前記①~

私は2017年に養護学校を卒業し、その後アート系の事業所に入った。
もう辞めたし、入るつもりも無いので具体的な名称も暴露してしまうが、やまなみ工房だ。

私は結果的に数ヶ月居たが、契約する時はロジカルに説明され、契約書も確認した(特に変な事は書いていなかった)。やまなみ工房のスタッフにも「作品の検閲は為されない」とお墨付きを頂いた。なので入居契約書にサインした。

やまなみ工房の報酬の取り分など説明すると、5:5である。これは例えば100万円稼いだとすると(最も、障害者アートで100万円稼げるのは余程の売れっ子なのだが)、自分の取り分が50万円で、残りの50万円は他作家の報酬に当てる。

私は絵が大好きだった。然し当時の私にとっては「内側から湧き上がるリビドー」なのであり、それが義務のようになると全くもってやる気が起きなかったのである。

挙句の果てには、試し書きを500円でもいいので売ろうとする始末なのだから、プロ意識が余りにも欠けていると言わざるを得ないだろう(笑)。

プロ意識をおざなりにする事を考えると、笑い事では全く無いが。漫画家が原稿をラフ書きのまま提出したり、営業マンがプレゼン資料を途中で投げ出すようなものである。まったくだ。

何だかんだ言って、私は傷害事件を起こし結果的に辞めざるを得なかった。正確に云うと、「長い間通わなかった上、退院後は罪を犯した障害者をと受け入れてくれ所が殆どなく、追われるような形で八尾に居た時期があった事もあり通えなくなった(なおやまなみ工房の職員と電話したことがあるが、私が言うまで知らなかった位だ(事情を知った刑事さんが「職場には言わない方がええやろ?」と優しく言ってくれ、配慮してくれました。その配慮をして頂いた刑事さんには足を向けて寝られません)」という訳だ。
このような結果になってしまったことは私も残念だし、被害者含む関係者に申し訳ない結果になってしまった。

他にも様々な事業所を経験したが、一応は #はじめての仕事 という体裁なのでここまでにしておく。

#はじめての仕事

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