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人はなぜ出羽守になるのか?

ウクライナ紛争や、サッカーのワールドカップでの日本代表の活躍、中国関連で海外情勢に目を向ける人が多くなったように感じます。
そこでこの記事では、「出羽守」について書く事と致します。
一般的な定義によれば、出羽守はやたらと「海外は~」と海外を引き合いに出し、日本を貶すこととされています。

出羽守とは、出羽守の意味
出羽守とは、海外(特に欧米)の習慣や事柄を引き合いにして、日本のことを貶すような言動を取りがちな人のこと。出羽守の本来の意味は、律令制における地方官のうち、出羽国(現在の山形県と秋田県)の国司を指す言葉である。最近では、「海外では〜」などと話し始め、「それにひきかえ日本は〜」などと日本を卑下する言動をとる人を揶揄する意味として使われるようになった。この意の場合は特に「海外出羽守」などともいう。英語で表現すると「tend to compare」(比べたがり)となる。対義語は「身内贔屓」(みうちびいき)。

新語時事用語辞典(https://www.weblio.jp/content/出羽守#:~:text=出羽守とは、とかく,の役職名である%E3%80%82 より)

一般的なイメージでは、「出羽守」はWoke(目覚めた人)や、海外居住経験者、青年海外協力隊、海外留学や出張等で何かしら海外との接点がある方も多いように感じる方も多いと思われますが、私が今迄接してきた中では欧米コンプレックスに見られるような憧れ、劣等感を拗らせている人も中にはいます(ジャスミン男など)。

実際に海外との接点がある身から、「何故海外と接点があると出羽守化しやすいのか?」を考えていこうと思います。

元出羽守だった私の個人的な体験談

元出羽守だった期間を乗り越えた私としては、「孤独の埋め合わせ」が一番多い気がします。
自分には何も無い、だが海外に住んでいる私はスゴイ。
実際は無能なのは分かっているので、尚更マウントをしたい。

それらもありますが、それだけでは無い気がします。
海外に行く日本人の中には仕事の都合というケースもありますが、日本企業の体質に馴染めない、ナアナアの政治が嫌だ(日本の政治に課題はある事は事実であれど、比較的安定しているにもかかわらず)、自称発達障害(個人的には、自称発達障害は黙っていて欲しい。ほんとうに発達障害(ASD,ADHD,LDの総称)を持っているケースも稀にある)や精神疾患(海外は精神疾患関連のケアは進んでいると思われがちですが、それは西洋圏を中心とした話である場合も多く、ベトナムやミャンマーなど東南アジアでは障害理解は行き届いているとは言い難いです)、世間知らずなど色々と考えられるケースはあります。

それでも「生きづらさを日本のせいにしたい」というのは共通する事ではないでしょうか。


日本財団の調査で、海外に行ったことがないという人は53.4%と半分以上を占める。 https://www.nippon-foundation.or.jp/app/uploads/2019/05/wha_pro_eig_64.pdf より

当該調査は日本財団が17~19歳の若者を対象にした調査ですが、「海外に行ったことがない」若者が半数以上いるとしています。

考えれば、日本は平和な国です。
物流システムや、24時間開いているコンビニ、治安の良さ、多様な食文化をアレンジする強かさ………

私は日本は日本として好きですが、同時に日本には変わって欲しくあります。

それがブラジルへの亡命を決心した理由でもありますが、その件についてはまた今度。

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