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初めてのコミュニティリーダーズサミットin高知 戻り鰹編と、その後・・・

すっごい熱量かつ胃袋が足りなくなるイベントだという噂はかねがね聞いていて、覚悟はしておりましたが、私のなんとなくの覚悟をゆうに超えてきたCLS高知、ことコミュニティリーダーズサミットin高知!初めて参加して感じたあの衝撃は一体なんだったのか、記録して記憶しておきたいと思います。
(タイトル写真は、集合写真家 武市真拓氏が撮影して下さったものですが、熱気が伝わってきませんか・・・!)


CLS高知とは

高知と言えば鰹!名物になぞらえて、初鰹編として5月に、戻り鰹編として10月に開催している、企業や個人、地域などの枠を超えた「コミュニティ」で活躍する人たちが繋がり学びあう場です。ただしその根底には、高知県内と県外の人々をつなぎ、高知の課題を解決しながらより魅力ある県にしていくんだ、という主催者の大きな想いがテーマとなって流れています。2018年5月に第1回を開催し、今回で12回目となるのだそうです。

なぜ今回初参加することにしたのか

2023年7月ごろからコミュニティっぽい行動をし始めたことがきっかけです。私の所属する会社は、設立から50年以上が経過した、社員数約5,000人のIT企業。いわゆるJTC(※)です。ある日、若手社員も管理職もみな言いたいことを日ごろ言えないでいることに気付き、そういう時間と場所が必要だ!ということで、同僚と二人で、社内スナックをスタートしました。
(※)Japanese Traditional Company の略で、日本の伝統的な、古いものを変えにくいといった組織風土を持つ企業のことを指します。

世代も役職もスキルも越えて、言いたいことをみんなで受け入れ、来店前に下を向きがちだった人が帰るときには少しだけ前を向けるようになるスナック。私一人ではなく、思いを同じくする人々とこれを続けていきたい。社内スナックをやり始めて、そんなことを考え始めたとき、今こそきっとコミュニティの力を借りるタイミングなのだ、それなら、日本一熱量の高い、CLS高知に一度行ってコミュニティの最良のイメージをしっかりと焼き付けてこようと思い、参加を決めました。

なぜ、JTCに長年どっぷり浸かっている私が「コミュニティならCLS高知だ!」と言い切れるのかというと・・・日本におけるコミュニティマーケティング先駆者の、小島英揮さんとの出会い(2019年)があります。きっかけはCLSの、きっかけは小島さん、なのです(ややこしい)。
小島さんやコミュニティマーケティングをご存じない方はまず、この著書をお読みください。

CLS高知 2023 戻り鰹編とは・・・

CLS高知 2023戻り鰹編 の全貌については、こちらのページをご覧ください。前述のとおり、このCLS高知のテーマは「高知県内と県外の人々をつなぎ、高知の課題を解決しながらより魅力ある県にしていく」です。本編の前にはワーケーションツアーが、本編翌日には大人の遠足というスペシャルなプランが用意され、高知の魅力をさまざまな角度からしっかりと感じることができる流れになっています。秀逸!
この枠組みで年2回、戻り鰹編として10月に、初鰹編として5月に開催。

イベント終了直後から参加者の方々が、これまた多様な角度でイベントレポートを投稿されています。早くてクオリティも高くてただただ驚愕! このレポートは、参加者にとっても、参加できなかった人にとっても、大変意味のある、気づきの多いものばかり。とても分かりやすくまとまっていて、かつ、執筆した方の独自視点での感想や気づきが違っており、そこがまた面白い! いくつかの方のレポートのリンクをこちらに貼らせて頂きます。先ほどの開催プログラムとあわせてお読み頂くと、内容も雰囲気もしっかりご理解頂けるかと思います。

CLS高知への参加の目的は、理想的なコミュニティってなんだろうということについて、「理論だけでなく体感したい」「頭だけでなく体で心で覚えたい!」でした。それに関連する体験のうちの2つを”衝撃”として書きます。

衝撃1 初めてお会いしたと思えない安心感と嬉しい距離感

ほとんど知っている人がいない状態で参加するというのはどうなのかなと不安もありました。しかし、2回以上ご参加のみなさんが、本当にさりげなく親切に、餃子店2軒、居酒屋1軒、バー1軒、卵焼きめし1軒(呼称が微妙w)に連れていって下さり、初めてお会いしたと思えない楽しさと安心感(と満腹感)で一杯でした。どうしてみなさんはこんな素敵な空気感を作り出せるんだろう?? 全て終わって帰路に就くときに気付くのですが、この空気感こそコミュニティマネージャが意識して持つべきものなのだと思います。いつか私もそんな風になれたらいいな・・・と強く思ったのでした。
※3枚のお写真、はぎぃさん(@Masa_Hagiwara)のを使わせて頂きました。

「安兵衛」にて。後ろむいてますが楽しそう過ぎる様子がお分かり頂けるかと

この落ち着いた感じでも3軒目です
小さめだけどカリッとしておいしい餃子。この感じが高知流?

衝撃2 高知の人どこへ行ってもめっちゃいい人だらけ

やさしさ話① 高知駅前から桂浜まではバスに約40分ほど。そのバスの車中での出来事。途中から乗ってきたご婦人の荷物の異変に気付いたのは、30代くらいの会社員風の男性。すぐさま「飲み物がこぼれていますよ」と。見るとこぼれてるなんてもんじゃなく、おそらく底が抜けたか蓋が取れたかと思うほどとうとうと漏れ出ている。ご婦人周囲の席の全員がほぼ同時に瞬時にポケットティッシュを指しだす。近頃こんなスピード感あふれる優しい動きを見たことないなーと感激。大量のやさしさが常時溢れ出ているのが高知の方々の特徴なのですね。

やさしさ話② 桂浜の狭い階段を下りて海に出ようとしていたときに、反対に階段を上がろうとしていた親子連れが下で待っていて下さいました。私は小走りして「すいません、ありがとうございま~す」と言おうとしたら先に「急がないで、急がないでいいんですよ~」と声を掛けて下さいました。なんて優しい言葉をこれまた優しい口調で掛けて下さるのだろう、と大感動。私もいつか真似しよう、と決意した次第です。

桂浜に金髪はわりと映える思います

その後の私の変化

高知初上陸、まんまと高知ファンに
高知県内外の、高知とコミュニティをこよなく愛する人たち、という共通の関心軸を持って行くからこそ、酔鯨酒造も久世市場もおいしくて楽しくて記憶に強く刻まれるのですね(酔鯨酒造や久世市場は本編翌日の大人の遠足で訪れました)。
CLS高知で出会った方々のファンに
CLS高知で出会った方々が開催するイベントにお邪魔する機会が次々うまれました。
例)大企業スキル勉強会、みしま日帰りワーケーション体験ツアー・・・
静岡県三島市で開催された日帰りワーケーションツアーに参加して、三島市もすっかりお気に入りに。ワーケーションツアーの様子はこちらのnoteもぜひお読みくださいませ。

気づけば社内外のコミュニティが一気に活発化
CLS高知への参加を決めた2023年7月下旬以降(現在2024年5月初旬)、気づけば、社内スナックを含む3つのコミュニティを立ち上げ、それぞれのコミュニティで3~4回ずつミートアップを開催したので、なんだかんだで1回/月のペースでイベントを開催していたようです。
イベント回数や集客数を追わない、という前提を崩さず、このペースでイベントを開催できたことは大きな成果だったかなと思っています。JTCなのにここまでできるものか、と我が事ながら伸びしろを感じずにはいられません。そして、あと2週間で始まる次のCLS高知ではまさにこのテーマで登壇をします。
もちろん、戻り鰹編のときにはまったく想像もしておりませんでした!!

さいごに・・・

やっと書き終えて投稿しようとしている今日は、CLS高知 初鰹編の2週間前。10月に開催されたCLS高知戻り鰹編に参加したあと、いろんな変化の波が押し寄せたのですが、逆らわずに波を乗りこなしたせいか、あっという間に時が過ぎてしまいました(言い訳。
コミュニティそのものの理想的な空気感としつらえを体感したこと、そこに集う人とのこれからも続くであろう素敵なご縁を得たこと・・・CLS高知にはたくさんのきっかけがあふれていたなとあらためて思い返しておりました。あるいはきっかけを貰ったとき、即行動するのはもちろんGoodでしょうけれど、少し咀嚼するの時間がかってしまっても、初めの一歩を出すのに時間がかかってしまったとしても、それは全然良いのではないかとも思います。
結構重要なこととして、まずは自分の心をよく観察して、常に楽しんでいられる状態にしておくことがあるなと思います。しかしこれはなかなか簡単ではないなと痛感しています。
「そのコミュニティは本当に楽しいか?」CLS高知に参加してからというもの、いつも私の心のそばに置いている言葉です。

次回5月のCLS高知でもこの「たまごやきめし」を食べます!

最後までお読み頂きありがとうございました!