注文の多い料理店(1996)
作:宮沢賢治
評価:★★★★★
宮沢賢治の短編集。全部で9作の童話が収録されている文庫本を読んだ。
この間、ふと昔からずっと有名な作者の小説も読んでみたいという気になって、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を読んでみてから、すっかり彼の作る話が好きになってしまった。
彼の作る話ももちろんだが、特に言葉選びや比喩表現がとても好きになった。
透き通るような、きらめくような、うっとりするような言葉遣い。
もう少し例えるならば、長い時間山道を登ってへとへとなときに見つけた、つめたい湧き水