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アメリカの一大事「Great Resignation (大量退職時代)」を乗り越えるための〇〇〇

参考動画:【11月に450万人が退職!】いまアメリカが迎えている労働革命

現在アメリカで発生している「Great Resignation」という現象ですが、前回の記事でも取り上げさせていただいた通り、退職者が多発しており労働力不足が続いています。これには、労働者側の「バーンアウト」や「労働に対する概念が変わり始めている」という事から生じている様ですが、具体的に労働者がどの様に考えているのか、また企業側はリテンションや採用のためにどの様にすべきなのかを考察してみました。

従業員が退職する要因

Great Resignationの原因となる「なぜ従業員が現職を去ったのか」「新しい職の何が魅力だったのか」という事に対して、Limeade社が従業員500名以上の企業1,000社の従業員(2021年に転職して、そこで3ヶ月以上勤務している)に対して行った調査では、次の事が分かりました。

• 退職の理由の40%がバーンアウト(燃え尽き症候群)という事だった
• 退職時には28%もの人が次の職が決まっていた
• 転職先の魅力として、40%もの人がリモートワークやその他の勤務条件の柔軟性に惹かれている
• そして、さらに24%もの人が「定められた時間の中で特定の業務を完了させる働き方」では無い事に最も魅力を感じている
• 転職者のほとんどが新しい職に就いた事に満足している
• 新しい雇用主に対する個人への尊重が以前の雇用主よりも22%向上した
• メンタルヘルスの状況を公表する事に対する安心感が以前よりも22%向上した

また、HBR.orgが行った、全世界の4,000社に対する900万人に対する調査では、次の事が分かりました。

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