2022年の日記集:なかったことには、ならない。

【7月12日】

昨日、凄く久しぶりに前職の先輩と話した。
同じ部署で、先輩は私の上司だった。

「あの頃大変だったよね。○○やってた時とかさ、本当につらかったわ」

先輩からそんな言葉が出ると思わなくて、内心驚いた。

自分が「つらい」と思っていることは、会社全体…もっと言えば"世の社会人が感じるつらさ"の中では大したことないんじゃないか。
バリバリ活躍している人たちは、全くつらさを感じていないんじゃないか。
そんな風に思っていた。

それに、自分よりももっと つらそうな人もおり。
自分は、この程度で つらいと思うなんて情けないと思っていた。

先輩はバリバリと働き、上司やお客さんにも気後れせず話す人。
当たり前ではあるけれど、そんな人でも、つらいことはあるのだ。
当時は全く、感じ取れなかったけれど。

ようやく、あの頃の自分の頑張りを、自分なりに踏ん張っていたことを認められた気がする。おかしな経緯ではあるが。

「あの人なら平気でしょ」
「あの人は明るい(強い)から大丈夫だよね」

そういわれる人たちは、つらさを、私なんかよりももっと飲み込んでいるのかもしれない。なかったことになんかできないのに。

...

kenohiのお仲間というこのメンバーシップ。
こんなに続くだなんて、思っていなかった。

2020年春。最初の緊急事態宣言の頃。
飲食以外の売上を作らないと…そう考えて立ち上げて、はや2年。

実用性はなく、ただただ自分の頭の中を書き出すようなもの。
それでも自分がこんなに書き続けられるとも思っていなかったし、
こんなにも多くの方が、見守り続けてくださるとも思っていなかった。
価値、というのは自分一人では決められないのだと気づかされる。

もちろん、常に入れ替わりはあるけれど。
(それでいいのです。違うなと思ったら、遠慮なく抜けてください。
いいなと思ったら気軽に入ってくださいね)

価値はきっと、相手と自分と その間にある。

...

もっと有益なことを書く人もいる。
もっと更新頻度が高い人もいる。

でも、有益になりたいのか。
なんでもかんでも、沢山発信したいのか。
そもそも、誰彼構わず登録者数を増やしたいのか。

そうではない。
この拙い文章を読んでくれる人がいることを ただ有難く受け入れて、
今日も日々思い浮かんだことの、記録を残す。

【あとがき】

以上で、2020年~2022年の日記集は終了となります。
一つでも読んでくださった方はもちろん、毎週楽しみにしてくださっていた方、本当にありがとうございました。

メンバーシップ(旧サークル機能)は当初、メンバーシップ限定公開記事投稿ができなかったので、毎週"掲示板"にこういったエッセイを投稿していました。

掲示板は通常の記事投稿と比べると長文投稿には向かず、その上さかのぼって見がたい側面もあったので、記事投稿しなおそうと考えたのが発端でした。もう当時から少し年月も経ったので、無料投稿にしてみようと。

それでも、記事にしなかったものも結構あります。
あまりに気持ちが暗かったり、あまりにプライベートだったり、そういう内容のものです。

そういう記事化しなかったものも含めて、自分にとっては過去を振り返るよい機会になりました。

現在もメンバーに向けてエッセイは毎週書き続けてはいます。
また、Instagramでも毎営業日、短文を投稿し続けています。(写真がメインの媒体なのに)

そんなわけで、無料の通常投稿を毎週続けるネタがありません。
どうしようかな…。

何も考えがない、というのが現状です。
これなら、というのが思いつくまでは暫く無料の毎週投稿はお休みすると思います。(よいアイデアがある方は是非コメントをください)

改めて、今まで読んでくださった方々…本当にありがとうございました。

※この記事は、過去にメンバーシップ内の掲示板に投稿していたものを再編集したものです。

現在も有料のメンバーシップにて毎週1度、エッセイを投稿しています。
お店のこと、私のプライベートのことも。ご興味がございましたら、覗いてみてくださいね。


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