保護猫もものすけとお話出来るようになるまで
もものすけはもともとあまり鳴かない猫でした。元野良猫なので、夜鳴きを心配していたのですが、別室にいると全く聞こえない程の小さくかすれた声で数日鳴いただけで、その後は全く鳴かなくなったもものすけ。もう鳴かないのかなと思ってました。
そんなもものすけと最近お話出来るようになったので、そのコツを書いてみようと思います。「飼い猫とお話したいな(言葉と動作でコミュニケーションとりたいな)」と思っている方に参考にしていただければ嬉しいです。
環境と人に慣れてもらう
実はお話してくれるようになった時期と、リビングでごろんと寝転べるようになったのはほぼ同時期でした。
野良猫的には「声を出す」と悪い敵に見つかる可能性を上げてしまうことになるので、あまりリラックスできない環境だと、不要な鳴き声は出さないのかもしれないです。
なので、まず「声を出してもいいんだ(嫌なことは起こらないんだ)」と思ってもらえる信頼関係を作ったり環境に慣れてもらうことがまず大事だということですね。これは猫によると思いますが、うちのもものすけは4ヶ月かかりました。
声の高さをできるだけ合わせる
もものすけはとっても声が高いです。今まで聞いたことのある猫の声の中でも一番高いかな?と思うくらい。そのもものすけの声に出来るだけ合わせてお話することを心がけました。
単語でお話する前は「ニャンニャン」と猫の鳴き声を同じような高さで真似して話しかけてみることを何度も繰り返しました。”似たような音でコミュニケーションがとれるんだ”となんとなく意識してもらうことに繋がったかなと思います。今もこの声掛けにはよく「ニャン」とか「ミャー」と返事をしてくれます。
短い単語を何度も使い動作と紐付ける
猫は人間の3歳くらいの知能を持っていると言います。過去に3歳くらいのお子様に療育をしていた経験があるのですが、その時も全く同じ手法を使って子供と意思疎通を取っていました。
もものすけと話すときも「ごはん」「おいで」「まってて」など毎日同じセリフを使うようにして、動作と言葉を紐付けるように接していきました。ごはんのときは「ごはん」と言いながらパウチを見せたり、食べるときに「ごはん〜」と歌ったり。笑 「おいで」と言いながら手を近づけたり。「まってて」と言ってからご飯を食べたりお風呂に入ったり。
どこまで効果があったかわかりませんが、声を出すことになんらかの意味があるということをわかってくれたのではないかなぁと思います。
声を出すことの成功体験を作る
だんだん意思主張したいときに鳴いてくれるようになります。そのときに「伝わった」という成功体験を作ってもらうことがかなり大事だなと思います。
もものすけは、ご飯が欲しいとき、なでてほしいとき、一緒にいて欲しい時、遊んで欲しい時によく鳴きます。なので、ご飯をあげる、なでなでしてあげる、おもちゃを出してあげるなど、要求を満たしてあげることで毎日可愛い鳴き声を聞かせてくれるようになりました。
まとめ
全部私ともものすけの体験談なので、絶対にこうやったら話せるようになるよ!というわけではないのですが、よかったら参考にしてみてください。
動物は同じ言語は持っていないですが、必ず何らかの形でコミュニケーションをとることはできると私は思っています。もっともっともものすけが快適に過ごせる環境にするために、これからももものすけとたくさんコミュニケーションをとっていきたいなとおもいます。
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