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ジュニアスポーツのあり方 〜色々なスポーツをやる事のメリット〜

 年末の話で話題には上がりませんでしたが余談として読んでいただけると有り難いです。今回は複数の種目を経験する事のメリットについてです。

 小学校5年で野球を辞めた私はしばらくの間、特に何もする事もない空白の時間を過ごしました。他のチームに移って野球をやることに魅力を感じなかったし、何よりそれをするのは一緒に頑張ってきたチームメイトに申し訳なかったのです。

 そこから半年は私のやりたい事探しが始りました。今になって振り替えると定年後のサラリーマンってこんな感じなのかな?と思います。辞めた次の日から野球がないと何をしてらいいのか分からないのです😨
 今までは学校が終わると木曜日の習字以外は毎日野球だったので、特定のルーティーンが崩れる怖さを知った時期でもありました😅

 何だかんだ過ごしているうに両親もこのままではダメだと見兼ねて、何かスポーツをやる事を勧められました。いろいろ悩んだ末、小学校6年からバスケ生活がスタートしました。

 周りの反応はというと、小学校生活残り1年しかない中でゼロからバスケ生活?しかも野球部から?といった感じで半笑いが多数だったような気がします。私自身は持ち前のマイペースさで全く気にしませんでしたが😁
 何なら中学に上がった時にスムーズに野球に戻れるように、トレーニング期間だと思っていました。

 バスケを始めたのはいいものの、相変わらず新しく始めるスポーツのルールをほとんど知らないままに入っってしまい、慣れるまでとても苦労しました。
 野球とは違うバスケ独特動きを覚えるのにものすご苦戦した事を今でも覚えています。結果から言うと小学校の間でドリブルはあまりできるようにはなりませんでした😅
 それでも6年だからという理由を抜きにしても試合にそこそこ出ることができたのは、監督・コーチに恵まれた事と、自分の出来ることを必死に探し磨いた結果ではないかと考えます。 

 今振り返ってみるとシュートが全くリングに届かないド素人に対しても、優しく真剣に向き合ってくれる監督・コーチの存在はとても大きかったと思います。監督・コーチは、素人の私ににも「リバウンド」と「ディフェンス」という役割を与えてくれ、チーム内での居場所を作ってくれました。そこからチームメイトにも認められるようになり、徐々にバスケらしくなり始めます。 

 最終的に私が短いバスケ生活で手にした武器は3つだけ。「リバウンド」「ディフェンス」「ジャンプシュート」。典型的なインサイドプレーヤーでした。当時は全く意識していませんでしたが、中学に入りあるマンガを見て、主人公が自分のバスケスタイルとあまりにも重なりびっくりしたのを今でも覚えています。 

 それこそが国民的バスケマンガである「スラムダンク」です。当時の監督やコーチは桜木花道をモデルに私を育成してたのでしょうか?真相は定かではありませんが🤣

 話が逸れてしまい結局何が言いたいんだ?と思っている方もいると思うので今回のまとめに入りたいと思います😅
 私は小学校の間に野球とバスケという異なるスポーツで、それぞれ多くのことを学びました。野球では勝負の厳しさを学び、バスケでは自分の強みを活かす術を学びました。野球だけでは自分で考えてプレーすること無かったかもしれないし、バスケだけでも必死にプレーする事は無かったと思います。

 私の場合は偶然でしたが、異なる世界を経験したことで考え方や価値観が大きく変わり、自分の中の世界が広がりました。一方向の物の見方では「こうあるべき」や「こうでないといけない」といった固定概念が生まれやすくなってしまいます。伸び悩んた時こそ目線を変える事で新たな発見により、次のレベルにステップアップすることにつながる事もあるのです。