spy×familyの「ヨルさん」
note仲間も取り上げていたが、かくいう僕もアニメ「spy×family」にぞっこんである。
アニメにとって何が一番大切かと言えば、ストーリーや設定以前に、いかにキャラ立ちしているかに尽きるだろう。
話の内容や絵柄がキレイでも、登場人物のキャラに魅力がなければ、全く見るに絶えないものもある。
その点「spy×family」は、主役三人が見事に、それぞれの世界をまき散らしているのだ。
他愛ない内容のギャグだとしても、登場する人物が立体的に存在しているならば、それは、それだけで存在価値があり、無理やりにではなく……仮にあり得ない設定としても……日常の一コマとして、自然に笑ってしまうのだ。
なんでも、この作品は海外でも評判らしく、話題になった「鬼滅の刃」あたりとも堂々と伍し、「ミーム現象」も巻き起こしているらしい。
まだ始まって間もないというに、これは中々の快挙だろう。
確かに、アーニャは可愛いし、ロイドも魅力的なのだか……僕としては、「いばら姫」こと「ヨル」の大ファンである。
だいたいアニメで主役を張るといえば、少女と相場が決まっているが、なんと「ヨル」の年齢は27歳なのだから……幼い少女達からみれば「おばさん」と言われてもおかしくは無い。
にもかかわらず、その可愛さは尋常ではない。闇の顔が「殺し屋」というスパイスもきいていて、日常におけるアンチソシアルな所も、深みのある滑稽を演出しているのだ。
かてて加えて、その絵柄が大好きなのだ。殺し屋の時のキリリとした表情、日常におけるドジ顔、ちょっと生活臭があるところもいい……アニメにおける女性の表現も色々あるが……ここまで魅力的なキャラに出合ったことはない。
僕としては、人から聞かれると、好きなアニメキャラとして、灰原哀とか秋山澪を上げていたのだが……これからはダントツで、「ヨル」を上げることになりそうである。
叉、これは全く余談ではあるが……ほんの一瞬だが、「ヨル」とは真逆だった初恋の少女の……もし、もしも、僕と結婚でもしていたなら、案外、「ヨルさん」みたいな一面を覗かせてくれたのかも……とも思ってしまったのだ。
いずれにしても、このアニメは、アーニャこそ幼い少女だが、ロイドもヨルも立派な大人であることも魅力の一つに違いない。
中学生や高校生あたりが主役を張る多くのアニメとは違って、アダルトが前面に出ているし……かいって、ガキに迎合するような不自然なエロも存在しない。
時代背景も、冷戦下の60年代から70年代という所らしく、たぶん大人が威厳を保っていた時代なのかも知れない。
「ヨル」以外にロイドやアーニャ……その他のキャラにも触れたいが、今回はここまでにしておこう。
願わくば……長くシリーズとして続いて欲しいものである。
追伸……さっそく「ヨル」グッズを物色中であります……(^_^)
貧乏人です。創作費用に充てたいので……よろしくお願いいたします。