見出し画像

チャリ駒形の東京湾奥河川シーバスパターン - 1月編

1月 シャローエリアでバチ&ハゼパターン  

東京湾奥、旧江戸川の目と鼻の先に居を構え、シーバス歴20年超チャリ駒形が過去の経験と実績に基づく月毎の東京湾奥河川シーバスの攻略法を解説。連載の口火を切るのは1月だ。  

1月は産卵を終えたシーバスと、数は少なめですけど河川の上流から降りてきてこれから産卵に向かうピッカピカのランカーが狙えます。どちらも食べやすいベイトを求めて河川に入ってきます。ベイトは大きめのバチとヒネハゼ(1年以上生き残ったハゼ)です」。

”産卵後は失われた体力を回復するために多くの栄養分を必要とする次期。しかし体力の消耗が激しく、水温も低くエサを上手く捕食出来ずに喰い渋る傾向にあります。”

ベイトが居るところが狙うスポットの絶対条件だ。

1月にバチが出やすいのが、例えば旧江戸川の最上流部などのシャローエリア。岸に流れが寄るところにバチが流れやすく狙いやすいです。水深でいうと1m前後。流心部で3mくらい。釣るタイミングはバチの場合、満潮が夕方の暗くなるタイミングと重なって下げに入って2時間くらいが狙い目です。ヒネハゼも同じようなシャローに居ます」。  

大きめのバチやハゼをシャローエリアで捕食するシーバス。その攻略法とは?  

「大きめのバチに合わせるルアーがワンダースリム135ライト。表層をゆっくり流しながら巻きます。カラーはチャートなどの派手系ブラックなどのダーク系の実績が高いです。ハゼパターンで使うルアーはビーフリーズ78Sワンダー80。たまにボトムに擦るくらいにデッドスローで引くと喰ってきます。カラーはやはりチャートなどの派手系かハゼやイナっ子などの小魚に合わせたナチュラル系が効きます」。  

1月は河川のシャローエリアでバチやハゼパターンが有効。ただ注意点もあるという。  

「バチパターンのときでも必ずビーフリーズなどのミノーを用意しましょう。バチが湧くと小魚が食べにきて、小魚を捕食するシーバスのボイルが出ることもあります。そういうときにバチ系ルアーしかないと、波動が弱くて喰わせきれない。あとバチのときリーダーはできるだけ細めが良いです。自分はフロロ10lb。太くても16lb。リーダーが太くて、しかも流れを切るように引くとシーバスがリーダーの波動に反応する誤爆が増えます。リトリーブで巻きすぎず、流れに馴染ませるように引くのが1月に釣るためのコツです。ロッドは8ft後半から9ftのミディアムライトクラス。リールは3000~4000番。ラインはPE0.6~0.8号で1月の湾奥河川は攻略できます」。

次回は厳寒期の2月。1月のシーズナルパターンからの推移に注目してほしい。  

1月の東京湾奥河川 推奨ルアー
ワンダースリム135ライト
ワンダー80
ビーフリーズ78S  

1月に出るバチは大きめ。ワンダースリム135ライトがマッチする。

記事 双木直行
写真 チャリ駒形

チャリ駒形さんのいろんなYouTube動画はこちらからチェックです。

アミパターン:12~6月
アミとは1cmにも満たないヨコエビやイサザアミなどのプランクトンの事。汽水域の河川や河口付近で多く発生する。

バチ抜けパターン:12~6月
バチとはゴカイやイソメの総称で、満月の大潮の夜に地中から抜け出し産卵のため水中をただよう。
東京湾
2~3月 河川のバチ抜け
4~5月 港湾部のバチ抜け

ヒイラギパターン:12~1月
冬といえばヒイラギ、砂地や沼地に生息している魚。特に冬はほとんどのベイトフィッシュが沖に出ているため、ヒイラギがメインになりやすい。

ハゼパターン:12~3月
冬になると表層にベイトがいなくなると始まるのがハゼパターン。主に沼地に生息し、2月、3月は河川や港湾などでパターンになる。

ハタハタパターン:12~1月
本来は深海に生息している20cm前後のハタハタが、冬の深夜から朝マズメに産卵の為浅場へ接岸してくるパターン。基本は日本海のみ。

イカナゴパターン:
サーフや河口などの砂地に生息している。夜は砂に潜り、日の出とともに砂から出てくる。全国どこでも。

コノシロパターン:10~3月
冬から春にかけて、20~30cmのコノシロが港湾や河口などで群れを作って泳ぐ。

メバルプラッギング:12~5月
ライトプラッガーの真骨頂!!冬から春先にかけて、表層を意識して上を見上げて漂うメバルを、足場の良い漁港・河口、常夜灯周辺でプラグルアーで楽しむ釣り。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?