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ライバルがいない、もしくは非常に少ない市場

ライバルがいない。
もしくは非常に少ない市場っていいな・・と思ってます。

うちの美容室は、僕の年齢(現57歳)もあって、シニアの方向けのチラシや広告を打ち出しています。
※もうすぐ還暦ですね。
で、この歳になって思うのですが、意外とシニア向けの広告を打ち出してる美容室って、少ないな…とも感じています。

理由はあれこれあるとも思うのですが、やっぱりみなさん深層心理の中では、怖い?のでしょうね。

華やかで、積極的に集客を行ってる美容室って、チェーン店を筆頭に、だいたい美容師さんが若くて、且つオシャレ。
スタイリストさんなら、20代中盤(25歳くらい~)、店長クラスでも30代前半や中盤。

そしてその世代の子達って、やはり自分よりも深く年齢や人生経験を積み重ねられた50代、60代、そして70代の世代の方達って、どこか怖く(←というと、語弊があるかも知れないのですが)感じられるのでしょうね。
接客してお喋りしてても、すべてを見透かされているような気がして。
※僕も若かった頃、経験があります。

また美容室業界でも、「自分に一番付くお客さまは、同世代。自分の年齢+5歳から-5歳だよ」とも言われます。

そしてそーなると、やはり20代中盤~30代全般の美容師さん方には、どーしても自然と30代~40代前半までのお客さまが、メインのボリュームゾーンターゲットとなってしまいますよね。

一方で、子育て期も終わり、時間的にも金銭的にもゆとりのできた人口ボリュームの多い60代~団塊世代の70代くらいのお客さま。

そして美容室側がその世代をターゲットにしようとしても、そもそも美容師さん自身が若いから狙おうにも狙いづらい、大変、時にはミスマッチなケースも往々にしてありますし、実際「失客率も高くはなってしまう…」とも聞きます。
世代間の好みや価値観、意思の疎通などで。

もちろん若い美容師さんの中にも、きちんと気に入って頂けてリピートしてもらってる美容師さんも沢山いらっしゃいます。

ただ僕はもう57歳。
なので、年齢の±5歳にも、自然と対応できてる?気もしています。
話題から髪型、ヘアスタイルのお悩みなども、自然と共感…etc

また、近所で昔から続いていた美容室が閉まってしまった時なども(美容師さんのご年齢で)、よく「今まで通っていた美容院が閉まってしまった。先生が辞められた。で、いろんな美容室にも行ってみたけど、どうも(ノリが若すぎて)合わなくて…。で、僕みたいな年齢の美容師さんにやってもらいたい」とか「やっぱり安心ね・・^^」みたいなお声をよく頂戴いたします。

で、リピート&定着に結び付く、みたいな。
そのおかげで細く長く、そして楽しく生き延びてこられている感じです。

なんか自分が若かった頃、美容師って旬な頃、40代を過ぎたら、もう終わりかな=需要もない、とも思ってました。

でもそれはそれで需要もあるのだな、あれ??これって逆に強み?と今では感じています。

おそらく20代、30代の美容師さんと同じターゲット像で張り合ったら、いくら自分が頑張ろうとも、結果は惨敗、圧倒的に負けるでしょう。

まあ「年齢」という弱みが、逆にブルーオーシャン(=若い子らには、狙おうにも狙えない&狙いづらい。でも僕には自然に…)につながることもあるのですね。

積み重ねてきたキャリアや技術、実体験からの知識や知恵なんかも強みですよね。
会話なんかも「あーそれ、わかります!(笑」みたいな共感も盛りだくさんで、ある意味、それって若い子らにはできない強みなのかな??とも一方では思います。

そしてブルーオーシャンな市場って、そんなものですよね。
血眼になって探しても見つかる&見つけられるものでもないし、ふとしたことから、気付いたら((あれ?これがブルーオーシャンなのかも…))みたいな感じで気付くものなのかも、とも思ってます。

業界での弱み、みたいなものが、逆にその業界での強み、みたいなものになってることもありますよね。

とは言え、僕も57歳。
いつまで身体がもつか?健康を保ってサロンワークを楽しく続けられるか?も課題なので、この先も自分の働き方、考えていきます。

変えていくことも大事とも思うし、またいつまでも仕事を楽しませてもらえることって、ありがたいですよね。
あれこれ自分なりに工夫して、続けていくようにします。

5年先(=62歳)、10年先(67歳)、そして20年先(77歳)、どんなブルーオーシャンが待ち受けてるのでしょうか・・・。

ま、たしかに67歳、77歳の美容師さんって、ライバルが周りにはあまりいない、もしくは非常に少ない気もしますよね!
楽しみでもあり、恐怖でもあります(笑

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