見出し画像

「野菜の王様」ホワイトアスパラガスを楽しむ

 待ちに待ったホワイトアスパラガスの季節がやってきました!ドイツでは春になると「野菜の王様」のホワイトアスパラガスが食卓を飾ります。ドイツ語ではSpargel(シュパーゲル)と言います。

 長くて太いホワイトアスパラガス。緑のアスパラは太陽に当たったものですが、白いアスパラは土を被せて、太陽の光を遮って作られた色白さんです。太い物の方が細い物より高価です。男の人の親指ぐらいの太さの500グラムのものを3つ買いました。二人で1500グラム分をたらふく食べる計画です。

 作り方は簡単で、周りの皮をピーラーで剥いて、専用の鍋で煮るだけです。アスパラの上の方はあまり皮を剥かなくてもいいのですが、下の方はしっかり厚めに剥かないといけません。皮は捨てずに、後でアスパラのクリームスープを作るために残しておきます。

アスパラを煮るための専用の縦長の鍋。これで蒸します。

 ソースは今日は定番のオランデーズソースで。実はいつもは「マヨネーズと醤油」とか「ピザ用チーズと醤油」とか邪道なことをやっています(笑)。醤油が合うんですよね。

ホワイトアスパラガスにステーキと新ジャガを添えて

 ホワイトアスパラガスは甘くて、そしてほんのり苦味がありました。春の味ですね。新ジャガも甘くて、ステーキは中身がレアで、超幸せでした😊

 食後に早速、アスパラのクリームスープの下ごしらえです。美味しいものを食べるためには働かないといけません。大量の皮とアスパラの一番下の硬くて食べられないところの入った鍋に1リットルの水を入れて、30分ほど煮出します。最後にザルでこして、アスパラエキスを抽出します。

皮からエキスを抽出中。皮も捨てずに利用。

 あとはホワイトソースを作る要領で、鍋にバター50グラム、小麦粉50グラムを入れて、ダマにならないように泡立て器でひたすら回します。そこに先ほど抽出したアスパラエキスをお玉で少しずつ入れていきます。泡立て器でその間ずっと回し続けます。スープがクリーミーになったら、生クリームと塩と胡椒とレモンとナツメグで味を整えて、出来上がりです。

アスパラのクリームスープもおいしい春の味。

   今日はホワイトアスパラガスを堪能した1日でした。シーズン中に緑のアスパラも食べたいです。緑のアスパラはベーコンで巻いて焼いて食べるのが美味しいですよね。バルサミコをかけて炒めるのも美味しいです。

  皆さんも、ぜひこの季節にドイツにいらっしゃって、ホワイトアスパラガスを召し上がってくださいね。ハムと一緒に食べたり、クレープと食べたりするのも定番です。毎年4月中旬から6月中旬ぐらいまで楽しめます。

#レシピ部門

この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?