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順序が逆?

最近熱中して読んでいる吉村昭さん

先日読んだのがこの「わたしの普段着」

ロシアの作家さんから自分は歴史小説を書いているが、所々にフィクショ    ンをまじえて小説を構成していると言い、その点についてどのように考えて  いるかと、尋ねられ

吉村氏曰く
史実そのものがドラマであると考えているので、フィクションをまじえることはしない、と答えた。とありました。

これで合点
「高熱隧道」「羆熊」などのあの迫力、一気に読ませる作品はそこから生まれたんだなと。


はじめにこのエッセイを読んだ方が良かったのか、今読んでこそだったのか、とにかく吉村昭さんの本と偶然出会い世界が少し広がりました。



「星への旅」
題名や装丁からは想像できない短編がぎっしりでした。


エッセイの中で何度も書かれていますが、吉村さんは結核の末期患者で、3年間寝たきりで療養された体験から生まれた小説のようです。



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